■日本のいたるところでブラック化進む?


日本経済は20年にわたる「デフレ不況」によって、お金の価値は上がり続けながら、
一方で生産された物の価値や人々の労働価値は年々下がり続けています。


2013年に回復基調に入ったかと思われたのですが、2014年の消費増税により、
ふただびデフレ化が進んでいます。この影響は今後2年間続くと予想されています。


そうした中で「価格競争」が激しい小売業やサービス業では、徹底的なコスト削減の
ために超効率化が進み、一人あたりの従業員にかかる負担が年々大きくなってます。


いわゆるブラック企業と呼ばれる企業が増えているのも、背景にこうした原因がある
からですが、今年に入ってからブラック企業に人材が集まらなくなっています。


ネットではブラック企業に関する情報を利用者同士が意見交換する場が沢山あります。


こうした情報サイトを見ながら転職・就職活動を進めるのでブラック企業は淘汰され
つつあります。一方、看護師さんが働く病院は人材が思うように集まりません。





■病院を縛る診療報酬規則とは?


日本国内にある病院の半数以上は、「赤字経営」を余儀なくされているわけですが、
コスト削減目的で看護師さんの数を抑えるようなことは起こりにくいです。


というのも病棟にて看護師さんを配置する人数は、法律と診療報酬規則によって規制
されていますので、必ず決まった人数を配置しなければなりません。


基本的に病院は患者さんの数に合わせて看護師さんを配置する基準を満たしていれば、
国から、実際に雇用されている人数に合わせた「資金」が支給されるからです。


それにもかかわらず、人が集まらないわけですが、一方で「潜在看護師」の数は右肩
上がりで増えてまして、その数すでに「60万人」を超えています。


物凄く大変な思いをして「看護師資格」を取得したにもかかわらず、勤務先の病院を
退職してから一度も復職されない方が増えているわけですから、本当に大問題です。





■経営難から容赦なく効率化を進める


病院側は基準数を満たしながら、出来るだけ看護師さんにかかる「経費」を抑えよう
とします。ですので、どの職場も徹底的に効率化を求めています。


看護師さん一人あたりにかかる負担は、年々増えていまして、医療技術や医療機器が
いくら進歩しても、カバーできないので看護さんが自らカバーします。


そうなるとどうなるか? 職場の人達の協力して業務に取り組もうとする意識が極端
に低下し、最悪のケースでは、最後は本当に人が人ではなくってしまいます。


余裕が無い職場の人間関係ほど酷いものはありません。


このためいたるところで問題が起きてます。


例えば看護師さんが患者さんに対して暴力を振るう事件がいたるところで起きており、
新聞やテレビなどの大手メディアで取り上げられることも少なくありません。


一方、患者さんが看護師さんに暴力を振るってケガを追わせても事件になりません。
病院側が警察沙汰になるのを恐れて、トラブルをうやむやに抑えこんでしまいます。


自分の従業員を守ろうとしないわけですから、誰も働きたくなくなりますよね。


こうした問題の原因も職場全体に余裕がないからです。





■職場の人達が人が人ではなくなる?


極端なまでに人材不足が進むと、ちょっとしたケガや病気では休ませてくれません。


人を責めて、自分も周りもどんどん苦しくなっていきます。


例えば、仕事中に足や手を骨折したので休みを申し出ても...

「体を動かせる部分を動かして、休まず働きなさい」

「痛い?痛くならないように頭を使って仕事しなさい!」


また妊娠したので、流産を恐れて休養しようと思っても...

「あなたが勝手に妊娠したのだから休まず働きなさい!」

「出血した?だからどうしたの?」

「患者さんはもっと苦しんでいるのよ!あなたがそんなんでどうするの!」


このように職場全体がブラック化すると人に対する思いやりなどなくなることから、
人として扱われなくなるので、患者さんに満足な医療サービスを提供できません。





■転職前に看護師として将来的な目標をきちんとたてる!


日本国内にある病院の半数以上が赤字経営です。余裕のある職場は、経営もしっかり
していますので、人材不足といっても、それほど深刻な状態にはありません。


また今現在病院以外にも看護師さんが働ける職場は沢山あります。


こういったことも病院の人手不足が解消されない大きな原因となっています。


今後、病院の職場環境が極端な形で「二極化」がより進むことが予想されますので、
できるだけ良い職場で働くためにも、看護師転職サイトを利用しましょう。


看護師転職サイトの転職コンサルタントと共に、しっかりと将来的なキャリアプラン
を作成し、看護師として誇りを持って働き続けられるようにしましょう!





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