■原因は日本の労働環境が悪化しているため?


うつ病に苦しむ看護師さんが毎年のように増えています。


いうまでもなく看護師さんの仕事は、肉体的にも精神的にも過酷な上に生活のリズム
が不規則であるため、どうしても「 心の病 」を患いやすいとされています。


そうした中で「 うつ病 」は、もはや他人ごとで済まされません。


うつ病、統合失調症、不安障害などの精神疾患に苦しむ人達は、平成11年より毎年
右肩上がりで増えていまして、すでに300万人を超えています。


日本の労働環境は約20年間におよぶデフレにより年々悪化しています。


物価が下がると同時に人件費も削減されることになります。


そうなると労働者の賃金も下がるわけですが、かといって「 賃金 」を大幅に下げる
わけにはいきません。余計に人が集まらなくなるからです。


その代わりに職場に配置される従業員の数をギリギリまで減らします。


そうすることによって、一人あたりの従業員の負担を増やしています。


「病院はデフレと関係ないのでは?」と思われるかもしれません。


しかし、日本に限ったことではないのですが、デフレで緊縮財政を推し進めるという
間違った政策を取る国が多く、こうしたことから医療分野の予算が削られます。


日本も2000年以降構造改革が進み、予算を思いっきり削られました。


こうした影響がいまも色濃く残っていますが、正しい方向へ動く気配はありません。





■うつ病は他人ごとではない!


職場全体に余裕がなくなりますので、人間関係もそれにあわせて悪化していきます。
そうなればどこの職場でも「 うつ病 」を患う人がでてきてもおかしくありません。


悲しいことに病院だけでなく「日本の労働環境」が年々悪化しているわけですから、
日本の社会全体が人に厳しい方向へと向かっているということです。


まず職場に配置されている看護師さん一人当りの負担が増えていきます。


医療機器が新しく導入されたり、新薬が市場に投入されることで、新しい治療方法が
採用されると、さらに仕事が増えることになるので、問題はさらに深刻化します。


そうなると従業員の多くが次第に心に余裕がなくなってしまいます。


従業員同士の衝突も多くなると、さらに働きにくい環境が生み出されます。


そうなるとだれかが犠牲になって自分の心と身体を苦しめてしまうのです。


ですので、どんなに健康な人でも、ほんの些細なことがきっかけに「 うつ病 」を
発症し、何もできなくなってしまうことは、まったく珍しいことではありません。





■自分の生活を見直す!


もし無理して働き続けたことによって「 うつ病 」を患わないためにも、一度自分の
生活を振り返り、本当に今のままで大丈夫なのか、考えてみる必要があります。


とはいっても客観的に自分を見ることは難しいので、まず自分の家族や職場の同僚達
の生活は大丈夫なのか、ストレスをためすぎていないか考えていて下さい。


そうすることによろ、自然と自分の立場に置き換えて考えることができるようになり、
次第に客観的に自分自身を見ることができるようになります。


仕事を完全にやめて療養するのも、一つの手ではありますが、家に閉じこもる時間が
長くなればなるほど、社会との接点が持てなくなり、復職がより難しくなります。


そうならないためにも、一度退職し、非常勤の仕事に切り替えるなどして、なるべく
心と身体に負担をかけない範囲内で働きながら、治療する法がよいでしょう。





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