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■介護施設の種類について?


介護施設で働く看護師の役割は、利用者さんのバイタルサインのチェック、健康指導、急変時の対応、介護士さんへの指導など幅広いですが、医療行為もあります。


介護施設は、似たような名前のものが多いので、混乱される方も少なくありませんが、介護施設の代表的なものを以下の通り解説させていただきました。


どのタイプの介護施設で働くかによって、看護師さんの仕事の内容は異なります。



(1)「介護老人保健施設」

介護老人保健施設は、すでに病状が安定期に入り、自宅に戻ることを前提に介護サービスを提供する介護施設で、利用者さんが生活するための設備があるため、夜勤があります。


介護老人保健施設は、3ヶ月に1回のペースで検討会議が開かれ、健康状態が自宅に戻れる状態になっていると判断されれば速やかに施設を退去しなければなりません。



(2)「介護老人福祉施設」


介護老人福祉施設の代表的なものが特別養護老人ホームです。特養と呼ばれることが多いですが、「介護老人福祉施設」は、終身制の介護サービスを提供しています。


施設によっては、夜勤がないところもありますが、オンコール体制のところが比較的多いです。また、介護老人保健施設と並んで入居するための費用が低目に設定されています。



(3)有料老人ホーム


有料老人ホームは、民間企業が運営しているので、施設により勤務体系が異なります。民間が運営している介護施設で代表的なものとして以下のようなものがあります。


●介護付有料老人ホーム
●住宅型有料老人ホーム
●健康型有料老人ホーム
●サービス付き高齢者住宅
●高齢者専用賃貸住宅
●高齢者向け優良賃貸住宅
●シニア向け分譲マンション
●グループホーム


介護施設によっては、医療行為も行わなければなりませんし、夜勤もある施設もあれば、反対に医療行為は、ほとんどなく夜勤もオンコールもない介護施設もあります。


看護師さんと介護士さんの仕事についてですが、かなりの部分で重なります。食事、排泄、入浴などの介助を行わなければならないところが多いので、協調性が求められます。


施設によっては、看護師さんも介護の仕事をメインに行わなければならないところもありますので、入職してから後悔しないためにも、この点は予め知っておく必要があります。


また、介護施設では専門職の方々が沢山働いています。年齢層も非常に幅広いです。





■介護士も医療行為の一部が行える?


医療機関の多くで看護師さんが不足していますが、介護老人保健施設などの介護施設でも同様に看護師さんをはじめ慢性的な「人材不 」に苦しめられている状態です。


とはいっても予算の関係上雇用できる職員の数は限られていますので、国が運営する介護施設の多くが賃金水準が低いとされる介護士さんを中心に雇用しているのが現状です。


このため2012年に法改正され、介護士さんが本来であれば看護師さんがやる医療行為の一部を行えるようになりましたが、実際に職場でやれることは限られています。


当時は混乱することも多かったですが、恐ろしいことに「診療報酬」が抑えられることになってしまったので、今後こうした動きがさらに進む可能性があります。




■看護師はどこの職場でも不足している


医療行為の一部とはいえ、看護師さん以外の職員が医療行為を行う状況はあまり好ましくありません。事実多くの介護士さんが医療行為を行うことに対しては及び腰です。


医療行為を行なうことにより、賃金が飛躍的に上がるのであればまだしも、仕事ばかりが増える状況で、何か問題が生じて自分のせいにされたらたまらないと、誰もが思います。


どこの医療、介護に関わらず職場でも看護師さんは不足しています。


ですので、余程のことがない限り問題なく転職することができます。


ただし、問題は入職したあとに職場の人たちと歩調を合わせて働くことができるかです。それくらい連携が大切な仕事なんです。我が強い人は正直介護施設は向いていません。





■病院より介護施設の方が働きやすい?


「診療報酬」を下げられるなど、「介護業界」全体がそうした厳しい状況にありながら、「医療機関」に勤務している看護師さんが期待しているほど流れてこないのが現状です。


看護師さんは病院で働くものというイメージが強いので無理もありません。


しかし「介護老人保健施設」をはじめとした介護・福祉関係の職場の方が、医療機関よりも働きやすいという声が実際に看護師さんからよく聞かれます。


ただし賃金がどうしても病棟で働くよりも落ちますので、この点に不満を感じる方が多いのですが、介護士さんとは比較にならないほど高い給料をえています。


おし、キャリアアップを目指しているのであれば、介護施設で働くのは向いていません。





■介護施設での看護師の仕事は見下されている?


介護老人保健施設は、身体および精神に何らかの障害があり、日常生活で介護を常に必要とする人に対して自宅介護まで回復することを目的に介護を行う施設です。


このためリハビリに力を入れていまして、介護老人福祉施設では、医師、看護師、介護士、栄養士、機能訓練指導員、介護支援専門員などの沢山の人材を配置しなければなりません。


そうした中で介護老人保健施設における看護師さんの仕事は、悲しいことに病院での仕事よりも低く見られています。確かに高度な医療行為を行うことはありません。


たしかに介護施設で働きながら、高度な看護技術や知識を身につけることは難しいです。


しかし、病棟勤務以上に高いコミュニケーション能力が必要となります。





■看護と介護の両方の役割を求められる


しかし、裏をかえせば介護施設の方が、それだけ病院よりも働きやすい環境が整っているといえます。事実「夜勤」や「休日出勤」が病院よりもはるかに少ないです。


しかし、最近では介護保険施設でも、提供するサービスの質の向上が問われ始めていますので、これからは従事者や雇用者側の意識も相当変わってくるでしょう。


ですので、介護老人保健施設をはじめ、介護施設で働くのであれば、介護士さんをはじめ職場の人たちと、しっかり連携をとりながら、働かなければなりません。


また、看護だけでなく、積極的に介護の知識を吸収する姿勢が大切です。


事実介護の分野にもしっかり携わってもらいたいと考えている施設が多いです。


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