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■ケアマネの資格を取得した看護師の特徴


ケアマネージャーの資格を取得された看護師さんは少なくありません。


ケアマネの資格を取得された看護師さんの特徴は以下のとおりです。


●ケアマネージャーとして働くために看護師からキャリアチェンジ

●ケアマネの資格を取得するも資格を生かす仕事はしていない

●介護や福祉の勉強のためにケアマネの資格を取得

●ケアマネと看護師の両方の資格を活かして働く

●一度はケアマネとして働くも、諸事情から看護師として復職



残念ながら一般病院に勤務する看護師さんが、仮にケアマネージャーの資格を取得しても、病院内でケアマネージャーが本来やるような仕事は、それほど多くありません。


一般病院では、せいぜい「基本調査」のみとなります。


看護師として働き続ける場合は、ほとんど資格を寝かせた状態のままとなります。


しかし、患者さんの介護度を調査する「基本調査」の仕事は非常に重要です。


基本調査は利用者さんの状態を各項目ごとに細くチェックし、どの程度の介護が必要かを査定するのが仕事です。在宅の場合は直接お宅に訪問しなければなりません。


介護が必要な患者さんとそのご家族が不仲な場合は間に入るのが大変です。


見たくない場面に何度も遭遇することになるかもしれません。






■ケアマネージャーの資格の受験条件


ケアマネジャーの資格を取得するためには、まず介護支援専門員実務研修受講試験に合格しなければなりません。この試験は誰でも受験できる試験ではありません。


受験するためには、一定の条件を満たす必要があります。


(1)以下の「国家資格」を持っている人

医師、歯科医師、看護師、准看護師、薬剤師、保健師、助産師、介護福祉、社会福祉士、

精神保健福祉士、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、歯科衛生士、言語聴覚士、

栄養士、義肢装具士、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師



(2)実務経験のある人

実務経験といっても、職種によって異なりますが、通算で5年以上(900日以上)、
もしくは、通算で10年以上(1800日以上)が必要となります。




■ケアマネージャーの資格取得にかかる費用とは?


ケアマネの資格試験を受験するのにかかる費用ですが、各都道府県により、微妙に異なりますので、今回は東京都を例に以下の解説させていただきました。


●東京では毎年10月の中旬までに開催されています。

●試験は午前10時スタートです。

●受験要項は6月上旬頃に配布されます。

●受験申込は試験の2〜4ヵ月前です。

●受験の申し込みは簡易書留による郵送しか受けつけていません。

●受験手数料は9200円です。

●試験会場は都内の大学です。

●合格発表は受験した年の12月に行われます。



無事合格すると翌年に実務研修を受講します。

実務研修の受講費用は、22560円とテキスト代として4650円かかります。



実務研修の申し込みは1月中旬までに簡易郵便で申し込みます。


実務試験のスケジュールに関しては、毎年概ね以下のとおりです。


前期:1月2日間×2(4日間)

後期:3月2日間×2(4日間)


研修会場までの往復交通費と研修中の昼食は実費となります。また実習研修送付にかかる郵便費用などを含めると、ケアマネの資格取得にかかる費用は4万円から5万円です。


これらの費用に関しては、各都道府県によって異なります。


ちなみに資格取得の学習費用に関してですが、通信講座を受講されるケースが多いです。


ユーキャンのケアーマネージャー口座は、一括払いだと49800円となっていますので、トータルで9万円から10万円程度のケアマネの資格取得費用としてかかります。





■ケアマネの資格を取得した看護師の病院での仕事


病棟に入院している患者さんに対しては、ケアマネージャーの資格を持つ看護師さんは、毎日容態をチェックすることができるので比較的容易に患者さんの容態把握できます。


各項目ごとに定められている動作を無理に患者さんに行ってもらわなくても、日々の看護から、十分把握することができるので、無理なく基本調査を行うことができます。


看護師のケアマネージャーはメインの仕事の合間を縫って基本調査を行います。


専業のケアマネージャーのようにケアマネージャーだけの仕事をやっていれば良いという環境にはありませんので、正直しんどいですが、その分やり甲斐はあります。


看護師さんの皆さんは時間に追われるように病棟での業務をこなしています。


当然のことながらこれらの仕事を優先させなければなりません。


したがってケアマネージャーの仕事は、スキマ時間を利用して行うことになります。


このため「時間外勤務」になってしまうわけですが、「超勤手当」は支給されます。


しかし、大半の方は職場の他のスタッフの目がありますので、「時間外勤務」にならないようにするために、かなり無理をして仕事をこなさなければなりません。


これでお給料が飛躍的に上がれば、当然モチベーションも上がるわけですが、「資格手当」として毎月のお給料に数千円上乗せされる程度ですと、どうしてもやる気が起きません。


2000年にケアマネージャーの資格が誕生したころは人気の資格でした。看護師さんの間でも人気が広がりつつあったのですが、最近では合格率も減り、低迷しています。


平成25年度にケアマネの試験に合格された方は22324人で合格率は15.5%です。





■看護師さんの間では人気の資格ではない?


大抵の職場では、ケアマネージャーの資格を持つ看護師さんの立場と役割が明確になっていませんので、仕事のやりがいはあっても、何かと面倒なことが多いです。


そうした厳しい状況にありながら、介護施設で働く看護師さんだけでなく、一般の病院で働く看護師さんの間でもケアマネージャーの資格を取得される方が少なくありません。


ケアマネージャーの資格を取得すると大抵のところでは、資格手当が支給されます。


ただし、ケアマネージャーの資格は取得するのが難しいうえに研修などが非常に多いので、残念ながら看護師さんの間では、すでに人気の資格ではありません。





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