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■介護療養型病床とは?


「療養型病床」は、「医療療養型病床」と「介護療養型病床」の2つがあります。


今回は、介護療養型病床の特徴と看護師さんの主な役割について解説させ頂きます。


介護療養型病床は、病気やケガの症状は比較的安定しているものの、長期間に渡る療養
が必要な高齢患者さんのみを受け入れる専門病床で、「介護保険」が適用されます。


殘念ながら介護療養型病床は、看護師さんの間でも非常に人気が高い職場の一つであり
ながら、2018年3月までに廃止することが、すでに決定しています。


通常一般病院では、治療が終われば、すぐに退院しなければなりません。


どんなに長くても3ヶ月程度が限度ですが、しかし慢性的な病気の場合は再発リスクが
高いので長期の療養や医療、看護の提供を必要とする高齢患者さんが沢山います。


特に高齢化社会が今後も進む日本では、需要は大きくなるばかりです。ですので、本来
であれば2011年中に廃止するはずだったのが6年間延長することになりました。


2018年以降も継続する声が高いので、再延長する可能性が高いとされています。





■介護療養型病床での仕事について


介護療養病棟で働く看護師さんの仕事についてですが、患者さんは要介護1〜5の方が
対象となっているので、患者さんの症状に合わせて、適切な看護や介護を行います。


やはり、高齢患者さんが中心であるため、介護の要素が強いです。


しかし、そうはいっても介護老人保健施設よりも医療や看護に重点をおいてます。


また、施設内には内科系、精神科系、リハビリテーションなどを目的とした医療設備が
充実しているので、希望者が依然として増え続けている状態です。


介護療養型病床の看護師さんの仕事についてですが、治療の補助だけでなく、患者さん
の日常生活をサポートします。施設には認知症の患者さんが少なくありません。


このため患者さんの食事や排せつ、入浴などの日常生活をサポートします。


難しいのは患者さんの身体状況に合わせてサポートしなければならない点です。


ですので、何でもかんでも一生懸命やればいいというわけにはいきません。


患者さんが自分でできる事を、看護師さんがやってしまっては患者さんのためになりま
せんので、時には暖かく患者さんを見守ることも仕事の上では非常に重要です。






■介護療養型病床での看護師の仕事


一度でも患者さんが甘えることを覚えてしまいますと、自分で出来ることが、出来なく
なってしまいます。この点が看護の仕事にはない介護の仕事の難しいところです。


例えば食事に関しても患者さんの症状によって援助方法が色々あります。


こうした全てのことは、患者さんの看護計画に沿って行うわけですが、看護計画は担当
の看護師さんが行い、他のスタッフは看護計画にあわせて、それぞれの仕事に励みます。


殘念ながら看護計画が患者さんに適していない場合があります。


ですので、患者さんの反応をきちんと確認するように心掛けて下さい。


介護療養型病床では、自分の足で移動できない患者さんも少なからずいます。


こうした場合は車いすで移動しながら排泄や食事などのサポートを行います。


例えば患者さんが「排泄」するさいには、トイレまで患者さんを車椅子で移動したり、
ポータブルトイレを患者さんのすぐそばまで持っていき、そこで排泄します。



また逆に尿意が無い患者さんに対しては、定期的にトイレ誘導を行い、自ら排泄習慣を
つけてもらうことが大切です。しかし、そこでも色々な問題があります。


中にはトイレ誘導してもパンツの上げ下げすら出来ない人もいるからです。


こうした場合に介護療養型病床で働く看護師さんがサポートしなければなりません。






■介護療養型病床の仕事に向いている人とは?


介護療養型病床では、自分で食事が出来ない人も少なからずいます。


自分である程度出来る人でも、食事しながらボロボロこぼしたりしますから、正直何が
起こるか分かりません。言葉は悪いですが、監視の目を光らせる必要があります。


食事中に突然何かを思い出したかのように立ち上がって施設内を歩き出す人もいます。


何をするか行動が読めません。いつでも思いつくままに動き回ったりします。


ここで怒ったりすると、心を閉じてしまい、治療効果が低下しますので、甘やかす必要
は全くありませんが、できるだけ暖かく患者さんを見守らなければなりません。


このため介護療養型病床で働く看護師さんは、まず忍耐力がどうしても必要です。


高齢患者さんが何をしても、グッと我慢できる忍耐力がなければ、仕事になりません。


介護療養型病床には、本当に色々なタイプの患者さんがいます。


食器で遊ぶ患者さん、 落ち着きのない患者さん、 病室から出ようとしない患者さん、
他の患者さんに喧嘩をしかける患者さん、トイレに閉じこもる患者さんなどです。


とにかく個性が強く、毎回の食事で色々なことが起こります。


事実、介護療養型病床では事故報告書やヒヤリハットを書く量が他の専門病床よりも、
ダントツで多いので、いかに日常茶飯事的にトラブルが頻発するか伺い知れます。





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