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■医療事故はなぜ起こるのか?


医療の現場では何が起こるか分かりません。突然「医療事故」が起こることもあります。
最悪患者さんを死に至らせてしまうと、テレビなどのメディアで取り上げられます。


メディア側は、都合よく正義をふりかざして、徹底的に「病院側」を叩きます。


たった一つの判断ミスが「医療事故」に繋がることもあるわけですが、患者さんの命を
奪ってしまう可能性があるので、それ相当の注意がどうしても必要です。


残念ながら看護師さんによる、医療事故も少なからずあります。


医療事故を徹底して防ぐために、ヒヤリハット事例の分析が欠かすことができません。
医療安全対策を強化するために「ヒヤリハット会議」を多くの病院で行っています。


ヒヤリハット事例とは以下のようなものです。


(1)ヒヤリハットとは、当初の予定では行われるはずだった医療行為が結果として
   行われなかったが、仮に行われていたら、患者さんに何らかの被害が生じた。


(2)予定されていた医療行為が行われたが、患者さんに被害は無かった。



大抵どこの病院でも、ヒヤリハット会議を1ヶ月に一度のペースで行っているのですが、
これでも十分ではないとして、幹部クラスが毎日行っている病院も実際にあります。


ヒヤリハット会議では、医療事故についての看護師さん同士で評価します。


例えば「どこに問題があったのか?」、「どうしてそうなったのか?」、「どうやって
対処したのか?」大抵どこの病院でも各部署から一人ずつ集まって話し合います。


いうまでも看護師さんによる医療事故・医療ミスを起こさないための努力が必要です。


参加した看護師さん同士で各事例をディスカッションしながら、同じ過ちを起こさない
ために、対処法について話し合いながら、医療事故を防ぐことを目的としています。





■高齢患者が増えると医療事故が起こりやすい?


看護師さんによる患者さんへの与薬ミスは少なくありません。


仮に投薬量と投薬物が人体に全く害のないとしても医療事故は医療事故となります。


医療事故はベテランでも新人でも起こりえます。看護師として働いているのであれば、
誰にでも起こりえることですが、もし起こした場合は、当然厳しく叱責されます。


しかし、どんなに意識を高めて仕事に挑んでも、人為的なミスはなくなりません。


他の仕事と異なり、医療の仕事は非常にハードです。ほんのわずかなミスでも、あまり
にもミスが続くと、大きな医療事故へ発展する可能性も非常に高いので要注意です。


特に最近は、高齢化社会が容赦なく進んだことによって、高齢患者さんが増えてます。
病棟によっては、入院患者の大半が高齢者というケースも少なくありません。


そうした介護度の高い患者さんが多い病棟で働く看護師さんは大変です。


どうしても介護の仕事が占める割合が大きくなるため、肉体的負担が大きくなります。


高齢患者さんだけでなく、他の患者さんのケアも行わなければなりません。


高齢患者さんの対応で時間が削られると、その分を挽回しなければなりません。


そうすると、どうしても焦ってしまい、医療事故、医療ミスにつながりやすくなります。


例えどんに小さなミスであっても、それが大きな事故に繋がることもありますので、
看護師さん一人ひとりが自覚し、緊張感を持って仕事に取り組まなければなりません。


どこの病院でも、そのために指導していますし、看護師さん自身も自覚しています。


しかし現状ではメディアで報道されているほど看護師による医療事故は少ないですし、
患者さんの命にかかわるような致命的なものは決して多くありません。


また看護師さんによって起こってしまった医療事故の多くが、医師の手による医療事故
ほどは、致命的なケースはありませんので、それだけが唯一の救いかもしれません。





■医師による医療事故は看護師よりも深刻!


実際に医師による医療事故によって患者さんが命を落とすケースは少なくありません。
中には訴訟に発展してしまうケースも少なくないため、心が休まる暇がありません。


ちなみに医師の先生によって起こってしまった医療事故の大半は、治療方針や治療方法
に関する判断ミスが殆とされていますので、防ごうと思えば防げる程度のものです。


医局も以前ほどではありませんが、学会をはじめ医療の世界では、依然として大きな力
がありますが、それゆえにプライドの高い医師の先生が少なくありません。


治療方針がバラバラだと、どうしても上手くことが運びませんので、一人の患者さんの
治療方法について、医局の先生同士話し合うことは非常に重要です。


治療方針が統一されることによって、患者さんに対して良い影響を与えることができる
だけでなく、職場における看護師さん同士の意思疎通も図りやすくなります。


医療事故・医療ミスが多発すれば、当然病院の信頼も評判もガタ落ちとなります。


そうすれば、患者数が次第に少なくなり、その結果として病院経営が悪化します。


一度落としてしまった評判を回復させるのは、決して容易ではありません。


そうした状況に一度でも陥ると、弱り目に祟り目ではありませんが、次々と問題が明る
みに出ますよね。例えば看護師さんの患者さんに対する対応は良く問題になります。


患者さんへの対応が悪い看護師さんは、当然患者さんやそのご家族から怒りを買います。
本人に直接言葉をかけなくても、投書によって名指しで批判されたりします。


そうならないためにも、患者さん一人ひとりに、しっかり対応する必要があります。


医療事故が起こってしまい、患者さんやご家族に迷惑をかけてしまった場合、速やかに
謝罪しなければなりません。ここで誰が謝罪するかでもめるのは最悪です。


患者さんとそのご家族から、誠意がないと取られてしまい、余計な問題が発生します。


医療事故の度合いによりますが、院長自ら患者さんのご自宅に向かって、直接謝罪する
ことも少なくありません。また、お金で解決するケースも多いようです。





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