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■呼吸器科の役割とは?


呼吸器科は、文字通り呼吸に関わる臓器(気管、気管支、肺、胸郭など)を専門に治療
を行っている診療科です。呼吸器科は、呼吸器内科と呼吸器外科の二つに分かれます。


また、呼吸器科で主に取り扱っている疾患は、喘息や気管支炎、肺気腫、肺炎、肺ガン、
気管支喘息、呼吸不全、睡眠時無呼吸症候群気胸などがあります。


この中で注目して頂きたいのが、「肺炎」です。日本人の死因の上位3位に入ります。


肺炎は終戦直後は死因のトップにあったのですが、その後は減少するも、1980年代
に入ると再び上昇し、遂に脳血管疾患を抜き去って平成23年の死因のトップ3です。


再び増えた原因の一つとして、高齢者の増加があげられます。肺以外の「がん治療」を
行っている過程で肺炎を患って死亡するケースも少なくありません。


このため呼吸器科は、非常に重要な診療科目の一つとなっています。


またここ最近では慢性呼吸不全の疾患も増えており、専門的な治療を受けて症状が安定
しても、酸素吸入器を外すことが出来ないケースが増えています。


慢性呼吸不全の怖いところは、自覚症状が出にくいことから、突発的に襲われるので、
非常に危険です。ちなみに肺の病気は長期的な喫煙によるものが大半とされています。


主な症状は頻呼吸、頻脈がみられ、肺動脈圧が上昇することによって、肺動脈や頸静脈
が膨れます。これにより浮腫、チアノーゼなどがみられることがあります。


町中を歩いていると酸素ボンベと一緒に移動している方を病院付近で見かけます。

ここまで肺へのダメージが多きくなってしまうと日常生活に支障をきたします。





■呼吸器科で行われる治療や手術について


最近は無呼吸症候群といって、寝ている間に無呼吸になってしまう疾患に苦しむ人達が
中高年を中心に増えてまして、無呼吸症候群は肥満の方に多く見られる疾患です。


ある日突然息苦しくなり、意識して呼吸をしようにも、普段のようにできなかったり、
咳が止まらなくなった場合は、すぐに呼吸器科で専門医に診てもらいましょう。


上述したとおり、呼吸器科は「呼吸内科」と「呼吸器外科」に分かれていることから、
治療方法に関しましても内科的治療と外科的治療に分かれています。


またインフルエンザに罹患したさいもも呼吸器科で治療を行います。


このため呼吸器科は、季節によって受診者の差が激しい診療科の一つとなっています。


呼吸器疾患の多くが生活習慣を見直すだけで、疾患を発症するリスクを抑えられます。
まず肺の疾患は喫煙による影響が大きいので、禁煙されることを強くオススメします。


どんなに本数を減らしても、中高年になるまでには、肺に多大なダメージを与えます。
そのまま放置すれば、重度の疾患を患うリスクが高まりますので、注意してください。


こうした理由から、肺に関する疾患をしっかり予防するためにも呼吸器科で働いている
看護師さんの仕事の一つに健康指導も大きな役割となっています。





■呼吸器科で働く難しさとは??


基本的に呼吸器科で働く看護師さんの仕事は、肺の疾患を治療するために入院している
患者さんの日常生活をサポートするのがメインとなりますので、かなりハードです。


それに加えて、診療補助、バイタルサインのチェック、点滴、食事介助、排せつ介助、
入浴介助、清拭介助、移動移行介助など患者さんのADL維持のために看護を行います。


チーム一丸となって看護するために「看護計画」をしっか立て、個々の患者さんの症状
に合わせた看護を行います。色々な専門職の人たちたと働くので刺激を受けます。


また患者さんが退院するときは、呼吸の質を最大限高めるために生活指導を行います。


上述した通り、呼吸器科では高齢患者が多いため、慢性の疾患を患った患者さんが沢山
入院していまして、今後さらに増える可能性が十分ありますので、注意が必要です。


呼吸器科の疾患の多くが生活習慣をあらためることにより、かなりの部分を予防できる
わけですが、高齢の入院患者さんは、看護師さんの生活指導を中々受入れてくれません。


カチンと来ることがあるかもしれませんが、できるだけ患者さんの言い分を聞き入れて
あげてください。少しずつ諭していくと、受入れてくるれる場合もあります。


また、より説得力をもたせるためにも、呼吸器科の疾患について、より専門的な知識を
身につける必要があります。簡単なことではありませんが、それだけの価値はあります。


といっても知識で呼吸器系の疾患を治療するわけではありません。


しかし、残念ながら女性というだけで、低く見る方も少なくありません。


プロ意識の高さを見せながら患者さんに安心感を与える必要があります。





■呼吸器科の看護師のお給料・年収とは?


呼吸器系の疾患を患っている患者さんは、手術の影響から喋るだけでも苦痛の方が結構
いますし、末期の肺がんを患っている方は呼吸すること自体も困難です。


このため、患者さんや看病するご家族の精神面でのケアが非常に重要なので、一段上の
「コミュニケーション技術」が必要となります。しかし最初から出来る人はいません。


上司や先輩看護師から教えを請いながら自分で物にしていくしかありません。


繰り返しにになりますが、今後10年にわたって高齢者の数は増えていきます。


こうした動きに比例する形で呼吸器系の疾患が今後さらに増える可能性があります。
そうなれば必然的に呼吸器科は、より重要度を増すことになります。


ですので、もし呼吸器科で技術や知識の専門性を高めたいと考えているのなら、がんの
認定看護師や専門看護師が実際に働いている病院がいいでしょう。


がん看護のエキスパートたちと働くことによって色々刺激になります。


身近に接しながら質の高い看護を学ぶことができるのは大きなメリットですし、いくら
専門看護師の資格を取得しても活躍できる場がなければ意味がありません。


専門知識を生かして働く場も与えてくれる病院なら勉強に関する高いモチベーションを
維持することができます。また、病院によっては「資格取得」をも支援してくれます。


ちなみに呼吸器科で働く看護師さんのお給料・年収についてですが、夜勤がない外来や
クリニックでは、月給23万円から25万円、年収で350万円から400万円。


一方、病棟勤務の場合は、月給25万円から33万円、年収380万円から450万円
でして、看護師求人サイトを利用すれば、スムーズに求人を探すことができます。





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