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■泌尿器科の役割について


泌尿器科は、副腎をはじめ腎臓、尿管、尿道、膀胱、前立腺、ペニス、睾丸といった尿を
排泄したり、ホルモンを分泌する臓器を専門に診察している診療科です。


患者さんは圧倒的に男性が多いです。また男性と女性とでは、臓器のつくりが異なるため
泌尿器科で取り扱う疾患は幅広く、外科手術においてはトップレベルの診療科です。


また、男性にかかりやすい病気、女性にかかりやすい病気が大き異なります。


前立腺肥大症、前立腺癌、前立腺炎、腎盂腎炎、腎細胞癌、急性尿道炎、尿道狭窄、包茎、
睾丸腫瘍、急性膀胱炎、急性腎盂腎炎、性病などの治療及び手術を行います。


病院によって異なりますが、患者さんの男女比は8対2くらいの割合となっています。


こうした言い方は語弊があるかもしれませんが、泌尿器科は圧倒的に中高年の男性が多い
ことから、女性看護師さんの間では人気がない診療科の一つとなっています。


泌尿器科は、大学病院や総合病院などの大型病院の診療科目としてありますが、泌尿器科
外来やクリニックも少なくありません。また看護師求人の大半はクリニックです。


泌尿器科外来や泌尿器科クリニックは多いですから看護師募集はしていると思います。


また泌尿器科は精神科などと並んで男性看護師が多い診療科の一つです。





■泌尿器診療科マイナーな診療科の一つ


泌尿器科は、「標榜診療科」として認められてから日が浅いので、一つの診療科として、
一般の人たちに浸透していません。依然としてマイナーな診療科の一つです。


ここでいう標榜診療科とは、病院やクリニックが広告できる診療科名のことです。


それまでは「皮膚泌尿器科」といわれてましたので、泌尿器科として認識されるまでには、
まだ相当時間がかりそうです。泌尿という言葉に抵抗を感じる方も多いです。


大抵の方は性器周辺の臓器に関する病を取り扱う診療科をイメージされるようです。
このため泌尿器科病棟で働く女性看護師の方は、結構肩身の狭い思いをしているようです。


どこの病棟で働いているのかた尋ねられると答えるのに躊躇してしまうようです。


また、泌尿器科は、外科の一分野であることを知っている人はほとんどいません。


しかし今では臓器移植に関して無くてはならない存在になっています。





■泌尿器科での看護師の仕事と役割


泌尿器科で取り扱う臓器は性器の一部ですから、手術前には性器周辺の剃毛しますので、
慣れればどうということはないのですが、最初はかなり抵抗があるかと思います。


泌尿器科では性器周辺の臓器を治療するため、訪れる患者さんの悩みや不安も深刻です。
ですので、治療するにあたって、治療方針について事前にに説明しなければなりません。


若い女性看護師が慣れるまで戸惑うのが、陰部周辺の毛を剃毛する作業です。


手術を行なうにあたって、陰毛のようなかたい毛が生えたままの状態では手術に差し支え
ますので、恥ずかしいと思う気持ちは理解できますが、大切な作業なので欠かせません。


陰部を傷つけたら大変なので、慎重に行わなければなりません。


泌尿器科は最近こそ、前立腺や膀胱炎、腎盂腎を取り扱っている診療科として注目される
ようになりましたが、それ以前は「性病患者」の治療が多かったんです。


また最近は若年層の間で性病が広がっているので、正しい知識を指導する役割もあります。





■女性看護師が働きにくい問題点とは?


また、性病を患う患者さんも少なくありません。しかし、看護師さんよりも患者さんから、
女性に知られたくないという思いから、女性看護師さんが敬遠されることもあります。


こうした点をクリアしなければ、泌尿器科で看護師として働くのは困難です。


このため女性看護師さんが泌尿器科を自ら選択するケースは少ないです。


しかし、泌尿器科には他の診療科にはない魅力が沢山あります。


泌尿器科で働く女性看護師は数は少ないかもしれませんが、男性看護師やベテラン看護師
の数が多いので、他の診療科よりも従業員同士の対立が少ないとされています。


他の診療科では圧倒的に女性看護師が多いので従業員同士の対立することが多いですが、
男性看護師が多い職場は肉体的な負担が軽減されるので、業務が行いやすくなります。


最近は高齢社会が急速に進んでいることから、看護の仕事にプラスして介護の仕事も増え
ており、効率よく業務を進めることができません。特に認知症患者のケアは大変です。


男性の方が女性よりも体力がありますので、こうした点で非常に優れています。


一つの職場で長く働きつづける条件の一つに人間関係が良い職場があげられます。


その一つとされる泌尿器科に魅力を感じるという面もあるでしょう。





■泌尿器科の人間関係が良いとされる理由


入院設備がない泌尿器科外来やクリニックでは夜勤がありませんし、休日も出勤する必要
はないですが、少数精鋭で業務を回す関係で、ちょっとしたトラブルでも残業となります。


このため女性看護師が働く上でメリットは、決して小さくありません。


夜勤がないと賃金の面ではその分低くなりますが、時間的に拘束される時間が一気に減り
ますので、仕事と家庭の両立を目指すのであれば非常に魅力的です。


男性看護師とベテラン看護師が多いので、職場全体に余裕があります。


このため他の診療科よりも人間関係が良い職場が多いとされています。


ですので、この点に関して魅力を感じている看護師さんも少なくありません。


人間関係の悪い職場は人材の出入りが激しいので、どんなに長く働いていても、その流れ
に巻き込まれてしまうと、ある日突然「人間関係の問題」に悩まされることになります。


それくらい、人間関係の問題は医療に従事する人たちにとっては大切なことです。





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