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今回ご紹介させていただく動画は、
父親の死をきっかけに、がん専門看護師として
医療の世界に身を投じることになった
男性のドキュメンタリーです。


がん専門看護師の仕事がどういったものなのか
イメージ出来ると思います。


これから専門看護師を目指す方だけでなく、
医療の現場で働いている人や医療の仕事の大変さを
一般の人たちに知っていただきたく、
文字起こしさせて頂きました。


8分程度ある動画ですので、ぜひお時間のあるときに
でもじっくり見ていただければ幸いです。







■がん専門看護師はとは?



「男性アナ」

特定の病気の専門知識を持つ専門看護師の
需要が医療の現場で高まっています。



「女性アナ」

ある出来事をきっかけに上越市出身の男性が、
ガン専門看護師の資格を取得し、
地元の病院で働いています。



「ナレーション」

上越市に住む北島昌樹さん32歳です。
今年からガン専門の看護師として働き始めました。


がん専門看護師は、ガンにまつわる薬や心理的な
ケアについての専門的知識を持つ専門看護師です。


5年間の実務経験に加えて、
大学院等での研修を経て認定され、
県内には現在五人います。


患者や家族の悩みを聞きながら、
一番言い治療法を探し、ときには患者や家族らと
医師とを取り持つ調整役も務めます。



「北島さん」

不安とかモヤモヤとか抱えている患者さんが、
すっきりしたという結果を、に至ったことに対して、
こちらとしても嬉しいなと感じますね。



「ナレーション」

北島さんが勤める上越総合病院は、
上越地域で三番目にベッド数が多い病院です。


4年前に今の場所に移転してからは、
がん治療に力を入れ、最新鋭の機械も導入しました。


北島さんは、病院改革の一環として採用され、
他の看護師の相談役としても期待が寄せられています。



「院長」

専門看護師でありますと、一対一で十分に患者さんの
悩みを聞き出すことができるのと、チーム医療として、
緩和ケアチームなどをスムースに動かしながら、


より患者さんにやさしい病院づくりというのを
作っていきたいと思っています。



「ナレーション」

がん専門看護師に特に求められているのは、
患者が胸の中に秘めている本当の声を聞くこと


北島さんは、患者と寄り添いながら
少しずつ引き出していきます。



「患者さんA」

余命はあと一ヵ月、
お父さんも帰ってこいと言ってる。


一日も早く家に帰りたい。



「患者さんBさん」

いったん治療が終わり、一段落ですが、これから先、
五年という歳月があると思うと少し長く感じます。





■なぜ北島さんはがん専門看護師になったのか?


「ナレーション」

男性のがん専門看護師は県内で北島さんだけ。
全国でも三人しかいません。


北島さんが看護師を目指した理由、
それは高校生の時に直面した父親の死でした。


トラックの運転手だった父義雄さん。


肺にがんが見つかってからわずか一年で
五十一歳で帰らぬ人となりました。


北島さんは、父親や自分たち家族に寄り添ってくれた
看護師の言葉を今でも覚えています。



「北島さん」

みんな頑張って頑張って、ていう中で、
その看護師さんは、頑張らないでいいよ、
というその言葉がなかったら、医療の世界には恐らく
入っていないと思いますね。



「ナレーション」

北島さんは、
大学の法学部から看護学部に入りなおし、
卒業、一昨年地元の上越に戻り、


今年の4月から、
がん専門看護師として働いています。



「聞き手」

お父さんは何て言うと思いますか?



「北島さん」

医療の世界へ進んでくれって、
昔から言われていたので、
多分嬉しかったんだろうなぁとは
思いますね。はい。





■がん専門看護師の仕事と役割


「ナレーション」

午後、ナースステーションに
人が集まり始めました。


患者について様々な分野の専門家が
最適な方法が何かを話し合います。


カンファレンスと呼ばれる作業です。


この日カンファレンス対象となった
患者は、75歳の女性。


長い入院生活で精神的に
少し不安定な部分があるといいます。



「北島さん」

看護上の問題なんですけど、
死ぬなら病院よりも家がいいといった
発言が聞かれました。



「ナレーション」

北島さんは、女性をなるべく
家に帰してあげたいと考えていますが、
病状は中々回復が見込まれません。



「医師Aさん」

化学療法自体が効果としてイマイチ、
まだ安定しない状態だから退院には
難しいかなと感じる



「ナレーション」

患者の思いを他のスタッフにも理解してもらいたい。
北島さんは丁寧な口調で説明を続けます。



「北島さん」

でもなんとか、あの一回でも家に帰って、
少しでも満足していただける人生を送る
ということが重要かと思われます。



「ナレーション」

チームの中からも退院に理解を示す
意見が出てきました。



「医師A」

なんとか、ある程度のところで
家に帰れる状態にしてあげたいと思うし、
そのためにみなさんと協力しながら、
やっていきたいと思います。



「ソーシャルワーカー」

介護保険の導入のコーディネートも適切なのかなと...
保険外のサービスもあるので、その時は言って下さい。





■患者に寄り添った医療を目指す


「ナレーション」

この日は、病状の経過観察をしながら
女性が望む退院を目指していく
ということでまとまりました。


がん専門看護師は、時に医師に対しても、
積極的に自分の考えを伝えます。


この患者は60代の男性、北島さんは在宅で
治療したいという患者の意向を伝えました。


医師との相談が早めにできたことで
男性の意向に沿うよう働きかける
ことができました。



「医師B」

僕らは治療に一生懸命になってしまうが、
(北島さんは)お金のことまで配慮して、
病気以外に家族、家庭背景、職業も含めてよく
バックアップしてくれると思いますんで、
助かっています。



「ナレーション」

北島さんが目指すもの、
それはこの上越地域でがん治療の
体制が充実することです。



「北島さん」

ここで産まれてよかった。
ここで亡くなってよかったって、
住民の皆さんに思っていただきたいですね。



「ナレーション」

父の死をきっかけに、
ガンという病気に向き合い、
患者に寄り添う専門看護師の北島昌樹さん、
これからもがん治療の最前線で活躍が期待されています。



「男性アナ」

あの北島さんの取り組みを拝見しましてですね。
治療というのはなんなんだろうと改めて考えましたよね。


もちろん病気を治すこともそうなんですけれども、
やはり心を癒すという大事な役割もあると思いますよね。



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