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今回ご紹介させていただく動画は、
埼玉県の救急医療の患者数が過去5年間で
急増した原因を取材したドキュメンタリーです。


埼玉県は全国でワースト3に入るほど医師不足
に苦しめられているのですが、コレに追い打ちを
かけるように高齢患者が急増しています。


こうしたことが重なって、受入れ不能が急激に
進んだ大きな原因となっています。


医療事故が起これば、医療従事者だけが一方的に
責められますが、病院だけで改善するのは、
もはや不可能な状態に陥ってます。


こうした現状を、幅広く知っていただきたく
文字起こしさせて頂きました。


6分程度の動画ですので、お時間のあるときに
でもじっくり見ていただければ幸いです。







■埼玉県の救急医療の厳しい現実



「男性アナウンサー」

シリーズ「時代のカルテ」
首都圏の医師不足と救急医療
の危機後編です。


日本で最も人口当たりの医師数が
少ない埼玉県の救急医療が危機
に瀕しています。


そのキーワードは急激な高齢化。
現場を取材しました。



「ナレーション」

埼玉県の北側人口66万人のエリアを
カバーする埼玉県済生会栗橋病院。


この日胃から大量出血を起こして
救急搬送された高齢者。


消化器内科のチームがカテーテル
という管を動脈に入れていく、
熟練の医師にしかできない
高度な技術だ。


出血している血管部分に
カテーテルが入り、
高齢の患者は一命を取り留めた。



■受入れ不能が急激に拡大した理由


「本田医師」

(救急医療で)今受け入れ不能
つまり担当医が躊躇する一番の理由は
昔であれば助からないような疾患が
タイムリーに専門に治療してもらう
と助かる可能性が出てきてる
からなんですね。



「ナレーション」

肺の内部からがんの組織を採取する
気管支鏡検査、操作するのは
呼吸器内科の寺西香織医師。



「寺西医師」

恐らく肺小細胞癌というものかなて
思うんですけど、まずは組織をとって
何ものか調べてる感じです。



「ナレーション」

通常勤務の後、午後5時から
寺西医師は救急センターの
夜間当直に入る。

病棟の看護スタッフと
ミーティングする寺西医師。

入院患者を見ながら、医師一人で
救急患者に対応しなければならない。



「寺西医師」

はいもしもし。行きますね。はーい。



「ナレーション」

肺炎による呼吸困難で
搬送されてきた八十代男性、
寺西医師は、CT画像に
気になる影を見つけた。



「寺西医師」

こっちにないコレ(影)が胸水かなと。


右側のお胸にお水が
たまっちゃっているんです。


ちょっと楽になるかもしれないので、
今お水を抜きますね。


大きく吸って〜、吐いて〜。



「ナレーション」

寺西医師は、通常では存在しない
大量の黄色い胸水を80代の男性
から抜き取った。


今回の取材で明らかになった
栗橋病院に救急搬送された
患者の年齢構成。


60歳以上の割合が5年間で
実に4割も増加していた。


この変化が救急医療の現場に
大きな負担を与えているという。





■高齢者の治療の難しさとは?


「本田医師」

時間とマンパワーが必要なんですね。

高齢者の方の治療には。

高血圧を持っていたり、
糖尿病を持っていたり、
要は合併症を伴っていますので、
同じ病名の手術をしても
高齢者の方の手術と若い人の
手術はまったく違います。



「ナレーション」

救急科専門医であれば、
救急患者全般に対応できるが、
全国に3382人しかいない。


日本の人口あたりの
救急科専門医の数は、
アメリカの7分の1だという。


夜が明けて間もない頃、
心肺停止状態で搬送されてきた
80代の患者。

トイレで倒れているところを
発見された。


気道の確保を試みる寺西医師。


だが患者が息を
吹き返すことはなかった。


命の終わりに向き合うこと
も救急医療の現実である。



「寺西医師」

ハードですね、
悲しい機会も多いです。


特に呼吸器は、
そういう患者さんが多いので、
よくそういう場面にはあいます。




■高齢者の救急搬送の原因とは?


「ナレーション」

急激な高齢化が進む日本。


国の在宅医療を推進によって、
終末期を自宅で迎える高齢者が増加。


救急搬送の急増につながった
という指摘もある。


この夜5件の救急搬送に対応した
寺西医師は、そのまま通常勤務に戻った。

胸の強い痛みで救急外来を訪れた
60代男性を当直明けだった
寺西医師が診察していた。



「寺西医師」

ちょっと痛い、
ってすごく危ないことで、
肺炎っていたくないんですよ。



「患者さん」

じゃぁがん?



「寺西医師」

違うと思います。

入院したら、看護師さんも
付いてくれるので、
眠れなさそうだったら
教えて下さい。



「患者さん」

いや〜ありがたい。



「ナレーション」

寺西医師が仕事を終えたのは
午後10時を回っていた。


医師不足と高齢化によって
深刻化する埼玉県の救急医療。


それは日本の未来への警告
なのかもしれない。



動画はここまです。


医師不足、看護師不足に追い打ちを
かけるかのように高齢患者さんが
急激に増えています。


日本の医療は医療従事者の精神力によって
何とか支えられている状況ですが、
このまま政府が放置したら未来は
相当暗いなと思った次第です。


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