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今回ご紹介させていただく動画は、
沖縄の救急医療の現場を密着取材した
ドキュメンタリーです。


小児科、NICUの専門医たちが
緊急搬送されてくる子供と
その赤ちゃんの命を必死に守る
姿が収められています。


ここでもサムライとしかいいようの
ない志の高い医師や看護師によって、
沢山の若い命が守られています。


7分程度の動画ですので、お時間のあるときに
でもじっくり見ていただければ幸いです。







■沖縄の断らないERの現状とは?


「滝川クリステルさん」

シリーズでお伝えしている
「沖縄のことわらない救急医療ER」


五回目の今夜は未熟児たちの命を
守る小児科医の姿を追いました。



「ナレーション」

けいれんを起こしてERに運ばれて
きた生後十ヶ月の男の子。

脳障害や死亡につながる髄膜炎の
可能性もため、ER担当の医師は
羊水穿刺を行うことにした。


流れ出てくる脳脊髄液を検査する。


結果が出るまで母親は
大きな不安の中にいた。



「患者さん」

硬直した痙攣だったんですよ。


目が白目みたいな感じで剥いて、
だんだん顔が青白くなって...



「ナレーション」

母親に抱かれてERに運ばれた
生後二ヶ月のキキちゃん。


呼吸不全を起こして
かかりつけの病院から
緊急搬送された。


キキちゃんの肌は
血管が持ち上がり、
赤紫色になっている。

血液中の酸素濃度が著しく低下
したときのチアノーゼという症状だ。


ERスタッフが点滴ラインを入れる。


小児科医蟹江健介は、気管挿管を行い、
酸素を送り込むルートを確保、
手動で人工呼吸行う。


すると、苦しみから
解放されたように
キキちゃんは泣き止み、
呼吸が安定してきた。



「かかりつけ医」

重症な患者は中部病院でないと
なかなか診きれない。


それと絶対、
断りませんからね。


態勢もしっかりしているし、
もう安心。





■小児科とNICUの連携


「ナレーション」
 
ERでの治療でひとまず呼吸不全を
切り抜けたキキちゃん。

肌からはチアノーゼの症状が消えていた。


ERからICUに移動して入院管理すること
になったが、安心出来る状態にまで
回復したわけではなかった。



「蟹江医師さん」

人工呼吸器がないと、
すぐに「低酸素」といってですね。


すぐに重篤になる状況です。


今晩がヤマだと思います。



「ナレーション」

那覇市内の県立病院から搬送されて
きた妊娠高血圧症の妊婦。


胎児への影響が懸念されるため、
まだ妊娠28週だが、
緊急帝王切開となった。


取り上げられた赤ちゃんは、
産科チームから小児科チームへと
すぐに引き渡される。


身体は極めて小さく、
そして泣き声がでない。


指導医真喜屋医師が
じっくりとエアーを送る。
すると...。


赤ちゃんの体重は792グラム。
小児科チームは小さな命を守る
ためにNICUへ連れて行く。


こうしたハイリスクな分娩を支えて
いるのが高度な医療技術で赤ちゃん
を管理するNICUである。


早産で小さく生まれた赤ちゃんでも
人工呼吸器などによって
成長が可能になった。





■小児科医の厳しい現実


「小濱医師」

こちらが800グラムで
生まれたお子さんです。


今年はこの3ヶ月間で、
1000グラムに満たない
小さなお子さんがもう10人ぐらい、
もうほとんど毎週生まれているんですね。


それでもう本当に今までにない
忙しい状態になっていて...。



「ナレーション」

最新の人交換気療法を受ける
未熟児の赤ちゃん。


予定日よりも早く生まれる未熟児は、
全国的に増加傾向にあるが、
その子たちにとって、NICUは、
いわば母親の子宮だという。



「源川医師」

本来であればお母さんの
お腹の中にいる状態の赤ちゃんなので、
「ネスティング」や「巣ごもり」
というんですけど...


バスタオルとかをうまく使って
赤ちゃんが快適なポジションに
なるようにしています。


NICUは、看護師さんの力が
非常に大事です。


本当のケアというのは、
おそらく90%から95%以
上看護師さんがやってくれている
といってもいいと思います。



「下地看護師」

ミルク前になると結構泣くので、
できるだけ手があいたら抱っこ
するようにしています。


お母さんの代わりですのでね。


「ナレーション」

中部病院のNICUは、30ベッド。


担当は小児科の新生児専門医
5人と研修医2人のみ。


毎月6回の割合で当直をこなし、
そのまま連続36時間の勤務
となることも多い。


当直室はNICUの中にあり、
新生児に変化が起きた時
素早く対応する。


小児科医の緊張が途切れることはない。



「源川医師」

大体、2時間から3時間眠れれば、
まぁラッキーという感じですね。





■過酷な小児科を支え続けるものとは?


「ナレーション」

眠り込まないように灯りを
つけたまま横になる源川医師。


この夜、ベッドにいたのは一時間
にも満たなかった。


小児科医師不足が
一向に解決されないまま、
医師たちは過重労働に
耐え続けている。



「小濱医師」

自分たちがそこで撤退したら
被害を被るのは、そこにいる
赤ちゃんなんですよ。


それができないんですよ、みんな。

必死になって子供たちを
守ってくれているんですよね。
妊婦さんを守っている。



「ナレーション」

呼吸不全を起こして運ばれてき
た生後2ヶ月のキキちゃん。

闘いを続ける小さな身体と
その家族に小児科医は
どこまでも寄り添う。



「滝川クリステルさん」

沖縄のERシリーズ、
来週もお伝えする予定です。




動画はここまです。


沖縄の救急医療の現状を伝えるため
全5回に渡って放送されました。


今回はNICUを密着取材したわけですが、
小児科医師不足が、ここ沖縄でも酷く、
改善される兆しはないようです。


最後の「小濱医師」の言葉にグッと
きました。本当に素晴しい志が皆さん
にあって、それに沖縄の赤ちゃんと
ママの生命を支ています。



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