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今回ご紹介させていただく動画は、
沖縄の救急医療の現場を密着取材した
ドキュメンタリーです。


ERに配置された研修1年目の医師が毎日
マンツーマンで先輩医師の指導を受け
ながら奮闘する姿が収められています


今まで過酷な医療の現場を伝える動画が
多かったのですが、今回はこれまでよりも
ソフトな印象になっています


7分程度の動画ですので、お時間のあるときに
でもじっくり見ていただければ幸いです。







■研修医をERで育てる


「滝川クリステルさん」

時代のカルテ、
今夜は沖縄ERシリーズの第二回、
絶対に断らない救急医療を
実現する上で要となっている
研修医の現実に迫ります。



「ナレーション」

沖縄県立中部病院の
研修医島袋彰医師28歳


二年間の初期研修を終え
三年目に入った彼には
後輩の指導という役割が
課せられている。


心臓の動きが不安定な患者に
電気ショックを行う
二年目の研修医


これを研修三年目の
島袋医師がサポート、
五年目の大久保医師が
全体を管理する


屋根瓦方式と呼ばれる
中部病院伝統の
研修スタイルである



「島袋医師」

子供から大人まで様々な科を
超えて診ないといけないので、
結構タフですけど、
やりがいは十分ありますね。



「ナレーション」

午前0時過ぎ、
中部病院ERの待合室は
順番を待つ患者で埋まっていた


この春ドクターになった
研修一年目の豊田康祐医師が
はじめてERの診察を担当する


マンツーマンの
指導役は島袋医師だ


熱を出して機嫌の悪い子供に
いきなり苦戦する豊田医師


耳の中の状態を確認するのも
ままならない


一方、一瞬で状態を見極める
島袋医師。二年のキャリアの
差はかなり大きい。



「島袋医師」

名前言わないでね、名前を言わないで
何歳女性で、何とか救急隊からです



「豊田医師」

お願いします。

48歳女性の方で
具志川救急隊からです

オーバードーズ疑いです

あと1、2分で着きます



「ナレーション」

オーバードーズとは、
薬物を過剰摂取した
患者のことを指す。


自殺を図った場合も多く
注意が必要なケースだ


ただしこの患者は
何度も救急車を呼び
つけている常連だった


それでも必ず受け入れる
のがERの流儀


こうしている間にも
四十度の熱を出した
子供が診察を待っている



「島袋医師」

「寝る」「食べる」「機嫌」
この3つが大丈夫な子は元気な子



「豊田医師」

飲んだり食べたりできてますかね?



「患者さん」

できてないです



「豊田医師」

できてないですね。眠れてます?



「ナレーション」

先輩研修医のアドバイスを
しっかり実行する豊田医師だったが

経験が浅い研修医の診察を受ける
ことについて地域住民は
どう感じているのだろうか?



「患者さん」

沖縄の医療のために
勉強になるのであれば
全然いいと思いますけど



「ナレーション」

中部病院のERでは、
研修医たちが基本的に診察を行うが
内容は全てベテランの指導医が
チェックすることで

安全性とクオリティを
確保しているという



「田中医師」

勉強は患者さん1人1人で
経験しているという
病院ですから


患者さんの数に圧倒される
研修医もいますけどね



「ナレーション」

中部病院の研修医は
原則的に敷地内の寮に
入ることになっている


給料は月額30万円


他の病院の当直アルバイ
トなどは一切禁止され、
研修漬けの二年間を送る



「豊田医師」

この患者さんを帰して
いいのか帰しちゃいけないのか
っていう判断を僕たちが
まず迫られるような状態で


大変な現場だなと
すごく痛感していますね



「ナレーション」

専門分野だけでなく
総合的に対応できる
一般専門医を育てるため

中部病院では全ての診療科を
ローテーションする
研修方式を取り

800人を超える
医師を送り出してきた


患者数が多いERは、
短期間で様々な症例を
経験できる絶好の場に
なっているという



「真栄城元院長」

研修医がいなければ
ERは維持することはできません


毎年、同じ人がやったら
完全につぶれます


そういう教育の場として
ERを使わないと



「ナレーション」

夜が明けたERに
また一人の患者が搬送されてきた



「島袋医師」

お願いします

けいれん中。ハイ分かりました

触って触って身体

温かいか冷たいか



「ナレーション」

激しく痙攣する患者の処置
にあたる豊田医師


徹底した現場主義の中部病院では
一年目の研修医に年間一千件を
超える症例を経験させる



「豊田医師」

なかなか時間が
要求される場所なので
患者さんと時間を持って接するのは
なかなかできないですけど


やりがいはあるところ
だなと思います、本当に



「ナレーション」

当直は月八回以上、
中部病院の研修はきわめて
厳しいのも現実だ。

その毎日に耐えることが
できるわけとは...



「島袋医師さん」

これは誤解を恐れずに簡単に答えると
充実して楽しいからだと思います
正直なところ...



「ナレーション」

人手不足から崩壊の危機にある
日本の救急医療、研修医を中心にした
ER式救急は一つの答えなのかもしれない



「滝川クリステル」

今回からの取材からは、
経験の浅い彼らへの病院全体の
バックアップと先輩が後輩を
しっかりと指導していく伝統が
浸透しているおかげで

研修医たちがのびのびと
働いている印象を受けました


また研修医を受け入れる
住民の理解がとても重要だという
ことを感じさせられました。


沖縄ERシリーズ
引き続きお伝えしていきます。




動画はここまです。


沖縄の救急医療の現状を伝える番組
の第2回目の放送分です。


ERで働く研修医ということで、
もっと悲壮感溢れる職場をイメージ
していたのですが


島袋医師が微笑みながら
言っていたとおり


楽しい雰囲気も一部で感じられる
くらい明るい印象を受けました


また今回あらためて人を育ていく
態勢をしっかり作りあげることが
大切だと実感しました。


いつもほんとうにありがとうございます。
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