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今回ご紹介させていただく動画は、
レントゲン検診の盲点について、
がん治療の最前線で活躍する医師たちの
苦悩を密着取材しています。


レントゲン検診だけでは、ガンを早期発見
するのは非常に困難なんだそうです。


レントゲン検診を専門に行っている医師は、
毎日800人以上だそうです。


1人にかけられる時間は20秒程度です。


なぜ早期発見が難しい理由を聞いて
ショックを受けるかもしれません。


やはりCTスキャンに優るものはないようです。


7分程度の動画なので、お時間のあるとき
にでもじっくり見ていただければ幸いです。







■医師が苦悩する理由とは?


「秋元優里さん」

時代のカルテ「がん医療の現場」


今夜取り上げるのは、読影と呼ばれる
レントゲン画像の判定を巡る現実です


命の明暗を分けるといっても
過言ではない読影現場から勇気ある
証言をお伝えします



「ナレーション」

肺がんのレントゲン検診に
深いジレンマを抱えている医師がいる



「石原医師」

ある程度進んだ段階で見つかる検査って
ことではないかと思っています


そういう意味では限界がある



「ナレーション」

命を左右するレントゲン画像の判定
重い責任を担う医師が語る本音とは?



「林医師」

レントゲンで見つけれるって
一部じゃないかなと思いますけどね。


CTの方が絶対いいに決まって
いるんですよね。



「ナレーション」

下町の風情が残る東京幡ヶ谷で、
地域のかかりつけ医となっている
石原藤樹医師。


レントゲン健診を受けていながら、
肺がんを早期発見できなかった、
という患者たちから相談を受けてきた。





■なぜ早期発見が困難なのか?


「石原医師」

ここに3cmくらいになりますかね

リンパ腺にも転移があって、
手術は無理っていうことで、


『毎年(検診)をやっていて、
 どうしてみつからなかったんだ』
  
 ということは、
 ご本人も結構ショックを
 受けられていた方ですね。



「ナレーション」

この患者は、肺がんが見つかって
およそ三ヶ月後に亡くなった。


早期発見できなかった理由、
それはレントゲンの最大の弱点である
死角に関係してると石原医師は見ている。



「石原医師」

かなり進行の早いもので、
かつおそらくはレントゲンで、
かなり見づらい場所から(ガンが)
始まったのではないかなと。


この辺だったかもしれません。
(助骨と肺が)重なる場所ですね。



「ナレーション」

レントゲン検診で肺がんを早期発見、
完治した患者もいる。


両方の現実を知るゆえ、
彼は苦悩していた。



「石原医師」

(レントゲン検診は)限界のある
ものだという話をした上で、
(検診を)受けていただいている。


『じゃあ、なんで検診があるのか?』
ということもありますので、
その辺は僕の方でも矛盾するものを
頭の中に抱えながらの説明になる。



「ナレーション」

がん感染症をセンター都立駒込病院、
この日放射線治療を受ける
肺がんの女性は、


レントゲン検診によって
早期の段階で見つかった。


駒込病院では、高齢者の場合、
身体に負担の少ない放射線治療を
進めておよそ七割完治しているという。


放射線チームは、
コンピューターでミリ単位の誤差を修正、
2センチ大の肺がんに照準を定めた。



「唐澤医師」

それでは、今から治療を
はじめますので、
息を浅くしておいてください。



「ナレーション」

この女性の場合、
周囲の組織への影響をおさえるため、
9つの角度からピンポイントで
照射する定位放射線治療が選択された。


一回につきおよそ四十分間、
これを四日間行い治療は終了する。



「唐澤医師」

この小型の肺がんに関しては、
しっかり治療すれば、
手術と同等に治すことができる。


1期のうちに発見されないと、
この治療は成り立ちませんので、
早期発見は何より重要でして。





■臨床医が語る厳しい現実?


「ナレーション」

結核予防会大阪府支部、
レントゲン検診において
最も重要とされるのが、
読影と呼ばれる画像判定である。


照明が落とされた
室内に張り詰めた緊張感、
ここでは一枚の画像を2人の医師が
時間を変えて判定するダブルチェック
を必ず行っている。


呼吸器内科医として
肺がんの治療にあたっている
林宏明医師は、診療と平行して
一日におよそ800人以上の
レントゲン画像を読影する。


精度を落とさないために、
あえて数は増やさない。


一人分のレントゲン画像にかける
時間は平均二十秒だ。


突然フィルムを止めた林医師、
画像の中に何かが存在していた。



「林医師」

右の肺の助骨と重なっている部分に
丸い陰影が写っている。

ということで異常。サイズとしては
1cm弱くらいではありますけど。



「ナレーション」

早期の肺がんの疑いだった。


専門の医師でなければ分からない


かすかな異変である。



「林医師」

必ずこういう物はピックアップしないと、
翌年見落としというカタチで発見される
というケースが多いと思われます。



「ナレーション」

レントゲン画像から肺がんの疑いの
ケースが出るのは0.5%。


集中力で命の危機を救ってきた林医師だが、
現在の検診制度には、疑問を抱いていた。



「林医師」

レントゲンで発見できる肺がん自体は、
やはり『進行がん』で見つかるという
ことが多いですから、


肺がんの発見率という意味においては、
CTより劣るとい言わざる得ないです。



「ナレーション」

レントゲン画像だけでは、
肺がんの早期発見は難しいとして、
一部の自治体ではCT検診の
導入を始めている。


患者と向き合う現場の医師たちに
広まる危機感。しかし、国には今のところ
肺がん検診を見なおす計画はない。



「秋元優里さん」

時代のカルテ「がん医療の現場」、
次回は肺がん検診にCTを導入した
長野県松本市の取り組みなどをお伝えします。



動画はここまです。


自治体によっては、CTスキャン検診を導入
されているようですが、こうした動きが
全国的に広がることをと願わずにはいられません。


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