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今回ご紹介させていただく動画は、
がん検診を受けたにもかかわらず
肺がんを見落とされた一人の男性
を密着取材しています。


ガン検診の驚くべき「下請構造」
が明らかになりました。


自分の命を守るためには、
もはや誰も信用してはいけないと、
思わせるほど酷いケースです。


6分程度の動画なので、
お時間のあるときにでもじっくり
見ていただければ幸いです。







■毎年受けたガン検診でなぜ見落としがあったのか?



「秋元優里さん」

次です。時代のカルテ
「がん医療の現場」今夜は、
レントゲン検診で肺がんの
見落としの裏に潜んでいた
二重三重の下請けの構図
衝撃の事態です



「鈴木啓介さん」

責任体制というか


そういうものが
極めてずさんではないかと



「ナレーション」

東京都内の健康診断で
見落とされていた肺がん


裏切られた早期発見への期待
その実態を追跡した



「鈴木啓介さん」

歩くのは僕は大丈夫。


あの、でも走るのは無理だね。



「ナレーション」

都立高校の社会科教師だった
鈴木啓介さん69歳


2005年職場の健康診断で
左肺におよそ七センチの
癌があると告られた


しかし手術を担当することに
なった医師が、ある疑問を
抱いたという



「鈴木啓介さん」

毎年撮っているのに、
1年でこんなにデッカクなるって
いうのは、ちょっとおかしいから、
前のやつ(2004年のレントゲン画像)
を病院へ行ってもらってきてくれと



「ナレーション」

3000例を超す肺がん手術を手がけて
いる癌研有明病院の院長中川健医師


2005年当時、
主治医として鈴木さんの2004年に
撮影されたレントゲン画像を確認した
ところ、目を奪われたという。



「中川医師」

私は驚きましたよコレ、
あれ今年(2005年当時)のと
間違いじゃないの?と、
その時言っちゃいましたけど


(Q:それはどうしてですか?)


あまり立派な物があるのに
これがチェックされてないからです

これは見落とされた方が
はっきり責任があると思います



「ナレーション」

鈴木さんが肺がんを告知された
2005年の画像、2004年の段階でも
すでに6cmほどのガンが見えていた


さらに2003年の画像にも
ガンの「影」があった



「中川医師」

それは早い段階で見つかっていれば
見つかっているほど、あの治る確率的
には増えたと思います。

少なくとも今よりは軽かったで
あろうとは言えます。



「ナレーション」

鈴木さんは、
手術で左肺を全て摘出したが
リンパ節の転移があり、
完治できなかった


2008年には右肺に転移


あと1年手術が早ければ
完治できたかもしれない
そんな思いがよぎる



「鈴木啓介さん」

素人目でも分かるものが
見落とされていたと


こういうことですから
まぁどうしてだろうと


「ナレーション」

鈴木さんは、検診を行った
関東中央病院に説明を求めたところ
病院長ら関係者が自宅を訪れたという



「テープ音声」

(2004年に)明らかに影がある
これを見逃すということは
ちょっと有り得ないことでありまして

何らかの理由でそれをみなかった
のではないかと、本当に深くお詫び申し
上げるしかございません。



「ナレーション」

実は鈴木さんの肺がんを見落としたのは
当時80代の開業医だった


関東中央病院は、都立高校教員の検診に
必要な検診車を持つA事業団に委託、
そこからB社を経て開業医がレントゲン画像
を読影するという。


二重三重の下請けの構図が存在していた


納得がいかない鈴木さんが詳しい説明を
求めたところ、開業医から詫び状が届く
ボールペンでこんな言葉が綴られていた



「開業医の詫び状」

今後このような事態を避けるためには
読影者を複数にするしかないと思います



「ナレーション」

詳しい事情を聞くため
取材班が開業医の診療所を尋ねると
2年前に閉鎖していた


開業医は2005年当時推定八十三歳


命を左右する読影は高齢の
開業医ただ一人に委ねられていた


レントゲン画像の読影は
見落としを防ぐため、二人の医師による
ダブルチェックが基本である


しかし、コストがかかるため、
必ずしも徹底されていないという


「西井医師」

(読影の)管理は、わが国では行われて
いないところがありましてですね


同じ日本国民なのに
まぁ住んでいるところで
受けている検診機関によって
ばらつきある


というのは事実なので
それを何とかこう改善して
いかなければいけない



「ナレーション」

取材に対し、関東中央病院は
画像のダブルチェック体制を取っており
2005年当時、A事業団に対して
契約時にダブルチェックを
指示したと回答した


だが結果として鈴木さんの肺がんは
見落とされたのである


原爆の図の作者であり
ノーベル平和賞の候補にもなった
丸木夫妻の美術館


ここで鈴木さんはボランティアで
ガイドをするつもりだったが
肺がんで体力が低下
断念せざるを得なかった



「鈴木啓介さん」

人の命というのは
みんなそれぞれに、大切というか
大事なもので、それはまた社会に
とっても大事なもので...



「ナレーション」

これまで知らされていなかった
レントゲン検診の限界


そしてずさんな実態


肺がんから「命」を守るため
今変えるべきことがある



動画の内容はここまでです。



誰の目から診ても、ガンがあると、
分かっていたにもかかわらず、
見落とされたわけですから、
レントゲン画像を見ることすら
行っていなかったのかもしれません


ガン検診を受けたのに、
早期発見どころか、余命いくばくも
ない状態にまで追い込まれて
しまったわけですから、
本当に気の毒です。



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