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■福祉施設とは?


福祉施設とは、法に沿った社会福祉を行うのめの施設です。


福祉施設と一口にいっても種類は色々ありまして、代表的なものが以下のものです。


(1)児童福祉施設

(2)老人福祉施設

(3)障害者福祉施設

(4)身体障害者施設

(5)知的障害者更生施設

(6)精神障害者施設

(7)重症心身障害者施設


それぞれにいくつか種類があります。例えば(2)老人福祉施設には、介護老人保健施設
や特別養護老人ホーム、有料老人ホームなど業務の形態が異なる施設が複数あります。


ご存知のとおり、高齢化社会が急速に進んだことによって、介護関連施設が急増しました。
このため必然的に看護師さんの需要も比例する恰好で拡大しています。


老人福祉施設以外にも身体障害者施設や知的障害者更生施設などの障害者向けの福祉施設
でも看護師さんの需要はありますが、施設の特性上介護ほど大きな需要はありません。


老人福祉施設の中には「特養」をはじめ、夜勤があるところも多いのですが、それ以外の
施設は夜勤が無い所も沢山あるので、夜勤が苦手な人からすれば働きやすい職場です。





■福祉施設の看護師の仕事は大変です。?


病棟勤務を長年経験されたベテラン看護師さんの中には老人福祉施設へ転職を検討されて
いる方が少なくありませんが、福祉の仕事=楽と安易に考えている方が多いです。


これはとんでもない誤解です。確かに老人福祉施設には、難易度の高い疾患を患っている
利用者さんはそれほど多くないため、高度な医療に依存する利用者さんは少ないです。


このため徹夜で利用者さんに対応するといったことはありません。


しかし、食事や入浴など日常生活の介助も行うため、肉体面でかなりハードです。


認知症がかなり進んでいる利用者さんの場合、清拭や口腔ケアだけでも非常に困難です。


一般病棟には長期(1年以上)の入院患者はそれほど多くありませんが、福祉施設の場合
長期間にわたって入所されている方が非常に多いので、人間関係の問題も当然あります。


福祉施設では年間を通じて色々な行事が行われますので、その運営なども参加しなければ
なりません。初詣、節分、お花見、日帰り旅行、納涼会、運動会、文化祭などです。


福祉施設で働いている看護師さんの年齢層は高めです。特に老人福祉施設が顕著です。


やはり、年齢が高い看護師さんの方が利用者さんとコミュニケーションが取りやすいため、
トラブルが起こりにくいので、施設側もベテランの看護師さんを好む傾向が強いです。





■福祉施設での看護師さんの仕事と役割


福祉施設で働く看護師さんの仕事についてですが、基本的に一部の施設を除いて医療行為
はほとんど行われません。利用者さんの健康管理や生活介助が中心となります。


バイタルサインをチェックをしながら利用者さん一人一人の健康状態の把握をします。


施設にもよりますが看護師の主な仕事は施設利用者の健康管理になります。それ以外には、
バイタルチェックや血糖値測定、薬の管理、軟膏塗布、湿布貼付といった処置を行います。


また入浴、食事、排泄など利用者さんの生活介助は介護職員が中心に行いますが、どこの
施設も人材不足に苦しめられているので、積極的に手伝う姿勢を見せて下さい。


介護職員の人達から対応で困った場合、どう対処すれば良いのか色々と看護師さんに相談
されることも多く、これらに適切なアドバイスをすることで徐々に信頼を得ます。


利用者さんの容態が急変することも少なくありません。


老人福祉施設のような高齢者のみ利用できる施設でも、脳梗塞、心筋梗塞のような突発的
な発作に襲われることも多く、あっという間に死んでしまうケースも少なくありません。


そうならならいためにも、異常を早期に発見し適切に対応しなければなりません。


緊急事態がおこった場合、医師との連絡を密に取りながら冷静に対処していきます。





■感染症の対応について


また福祉施設は、どうしても医療機関よりも「感染リスク」に対する危機感が薄いです。
一応ほとんどの施設に「感染症対策マニュアル」らしきものがあります。


このためスタッフや利用者さんへ衛生面でも色々と配慮しなければなりません。


特に高齢の利用者さんが多い老人福祉施設では例え健康であっても抵抗力が低下している
ため、感染しやすいので特に免疫力が落ちる冬場には十分注意が必要です。


福祉施設で警戒しなければならない感染症として、インフルエンザ、ノロウイルス、腸管
出血性大腸菌感染症、結核、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症などです。


感染予防の基本は、うがい手洗いですが、これすら徹底していないところがあります。


一度も感染症を患ったことがないので、目に余る行動をとる施設もあります。


そうした中で適切な感染症対策を行うのは大変だと思いますが、自分の身に降り掛かって
くる問題なので、無視することはできません。しかり啓蒙していく必要があります。





■ブランク可の看護師求人は多い?


基本的に介護老人保健施設や特別養護老人ホームの多くが、医師が常駐していません。
利用者さんの容態が急変した場合、病院へ搬送する手配を看護師さんが行います。


施設によっては、緊急時に優先的に受入れてもらうために医療機関と提携しているケース
もありまして、万一の時は非常に心強いので、この点は施設側に必ず確認しましょう。


また老人福祉施設の看護職員の人員配置については以下のとおりです。
 
 
(1)入所者が30人以下の場合は、常勤の看護師を最低1人以上配置する
 
(2)入所者が31〜50人の場合は、常勤の看護師を最低2人以上配置する
 
(3)入所者が51〜130人の場合は、常勤の看護師を最低3人以上配置する
 
(4)入所者が131人以上の場合は、常勤の看護師を最低4人以上配置すする
 
 
 
老人福祉施設で働く職員で最も多いのが介護職員になります。入所者100人に対して、
常勤で働いてくれる介護職員を31人以上配置しなければなりません。


このため施設によっては、常勤の看護師さんは一人だけというケースも少なくありません。
勤務時間(早番や遅番)などは、それぞれの施設によって異なるので注意して下さい。


また、利用者さんの生活介助(入浴や食事など)、リハビリテーションなどのサービスを
提供しているデイサービスは、利用者さん10名に対して看護師1名配置します。


有料老人ホームの多くが、利用者とその家族の満足度高めるために独自のサービスを展開
している所が比較的多いので、その分従業員一人当りの負担は増えることになります。





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