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今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの人気番組「おはようドクター」
「胃がん治療・手術特集」の続きです。


胃がんは他のガンと比較しても、
治療・手術の成功率が高いのですが、
色々とデメリットもあります。


前回に引き続き笹子三津留先生
飛躍的に進化した胃がん治療・手術を
分かりやすく解説してます。


今回の動画は7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
 
 
 
 
 
 
 
■胃がんの最新治療と手術について


「脇浜紀子さん」

今日のドクターは兵庫医科大学病院
のスーパードクター上部消化管外科
の笹子三津留先生


胃がんの手術数三千例以上という
「胃がんの手術」で世界的に
トップレベルの外科医です


今日のおはようドクターは
胃がんの最新治療と進化する手術です


ではここで問題です


胃がんが進行すると
胃を全て取らないといけない
○か×か?


先生、胃がんが進行すると
胃を全て取らないといけない
○か×か?



「笹子医師」

これはバツですね


胃の切り方というのは基本的には
「がん」のできている場所が
一番大きく影響します


入口に近いような
大きなガンというのは
もう全部取るしかないんですけども


出口のところに出来た「がん」
というのは上の方の胃袋を残して
切るような手術をします。


「早期胃がん」の中の
だいたい半分ぐらいの方は今胃カメラで
胃を切らずに治しますけども


その他の方々は胃を切って取る
というのが治療の原則になります


胃を切って確実に治すということ
それと機能が残せるような切り方をする


そして、3つ目に傷がちっちゃいなら
ちっちゃいほうがいいという。



「脇浜紀子さん」

傷をなるべく小さくするという手術は
どういったものですか?。



「笹子医師」

「腹腔鏡」という道具を
 使ってやる手術なります。


「脇浜紀子さん」

腹腔鏡?


「笹子医師」

はい、胃カメラのような道具で
お腹の中を覗きながらお腹の中に空気
二酸化炭素ですね、入れて膨らまして、
スペースを作って、こういう道具を
使って手術をするという手術です。



「脇浜紀子さん」

これだとお腹を切るのが少なくてすむ?



「笹子医師」

お腹は五cmぐらい
切ればだいたいいと思われます


今までのお腹を切る手術では
10cmから20cmぐらい
切るということが普通ですので、
それよりは傷は小さくなります。



「脇浜紀子さん」

体に負担が少ないということだと
腹腔鏡手術いいなと思うんですが
デメリットもあるんですか?。



「笹子医師」

そうですね、メリットは傷が目立たない
特に女性の方ですね、それから術後
の傷の痛みが少ない


それから術後早期から運動が可能
傷が小さいということのメリットですね


デメリットとしては、手術中に
得られる情報が限られる。


これはですね、手術をしながら
我々外科医は臓器を触ったり


がんの部分の感触でその進展とか
いろんなものを新たに情報を得ながら
修正をしてやってるんですけど...


触れないという部分があるんで
制限が起きるんですね


それと小さい画面の中で長い道具の先を
使って手術をしますので、


高度な技術が必要で、あと機能温存手術
っていうのがあるんですけども


こういった高度な手技は
やはり難しさが増しますね



「脇浜紀子さん」

先生、時代につれて胃がんの手術法
というのは変化してきているんですか?。



「笹子医師」

昔は進んだがんの人が多かったので
ともかく治すことを第一に偏って
いたんですけども


早期胃がんの方が増えるにつれて
残せるものは残して「胃の機能」を
出来るだけよく残そうというふうに
変わってきています。



「脇浜紀子さん」

なるほど、なるべく胃の機能を残す手術
というのを具体的に教えてください。



「笹子医師」

胃袋というのは大きな袋ですが
入口のを噴門と呼ばれる門と出口の幽門
という門は、閉まったり開いたり
するようになっています


それによってここで胃液が出て
で、消化され、胃液と混ざったものが
●●出ていく、調節を色々しています


で、逆流しないようにしてますね


こういった機能が門によって、色々神経
とかいろんなものがからみますけども


この門がないと始まらないんで
この両方の門を残すことで胃の機能を
かなり残すことができます。



「脇浜紀子さん」

なるほど!、噴門というのを
残すというのがポイントなんですね



「笹子医師」

そうですね。ええとこの絵のように
噴門側は三分の一ぐらいが残っていて
幽門のところは、門とその手前の
3〜4cmの部分が残ってます


こうすることによって
胃は少し小さくなりますが、胃の機能を
おおむね残すということができます


これを「幽門保存胃切除術」
と呼んでいます。



「脇浜紀子さん」

胃を切った後というのは
やはり「後遺症」というのは
あるんでしょうか?



「笹子医師」

あります。


ダンピング症候群というふうに
呼んでいますが、食べ物が今までは
胃袋の中に3〜4時間とどまっていて


少しずつ胃液で薄められて
腸に行くというのが、そのプロセスが
かなりすっとばされて腸にどんどん
流れてきますので、お腹が痛くなる人


下痢を起こす人、顔がちょっとぱっと
火照るような症状が出たりと


そういった様々な症状個人差がとても
ありますけど、出ます


もう一つの後遺症で「逆流性食道炎」
なんていうのがあります。



「脇浜紀子さん」

はい。


「笹子医師」

胃と十二指腸を直接つなぐ手術が
ありますが、そうするとを十二指腸の中
に出てくる消化液なんですが


それが胃に戻って、そこからさらに
食道にもどるということが
起こりやすくなります。



「脇浜紀子さん」

ええ。



「笹子医師」

そうしますと、普通の胃酸で起こる
胸焼けなんかよりもはるかに酷い胸焼け
がおこって、なかなか治らない
そういう症状があります。



「脇浜紀子さん」

先生、胃がんの治療には「抗がん剤治療」
というのは、あまり行われないんですか?。



「笹子医師」

おこなわれます。



「脇浜紀子さん」

あっ、おこなわれる、はい。



「笹子医師」

昔なら取れないような
ガンに抗がん剤を投与を手術前にして
ガンを小さくして取る、あるいは転移が
おこってても、その転移を小さくして
それを取れば治る率がだいぶ増える
ということがわかってきてます


胃がんはですね、全体で約七割治ります
で、早期発見すれば九割以上治りますので


まあ早く見つけることが有効なガンなん
ですけども残念ながら症状が出ないことも
大変多いので検診を定期的に受けられる
ことが最も安心できるかな
というふうに思います。



「脇浜紀子さん」

はい。ええ、胃がんの治療、それから
手術も色々と進化しているんですね


なんかあの胃を全部取っちゃわないと
いけないかと思ったんですが


なるべくこう機能を残しながら
手術をするということで、なんかこう
あっ!進化しているんだなあってところに
感動しましたけれども...


でもやっぱり切った後は後遺症ですか
があるということで、逆流性胃炎とかね
ダンピング症候群でしたっけ?


つらいなあと思いますので
やはりならないのが一番ですよね


ええ、特にあの切った後でも何でも
食べていいっていうことでしたけれども
大食い早食いがダメということで


わたし基本的に大食い早食いなんで
とにかく胃がんにならないように
まずはしっかりと日頃の食生活を
気をつけたいと思います。



動画の内容はここまでです。


胃がん手術のデメリットとして、
「逆流性胃炎」「ダンピング症候群」
といった後遺症をあげていました。


確かにこれらの後遺症に苦しんでいる
患者さんは症状が落ち着くまで大変です。


しかし、大幅に胃の機能を残すことが
できるようになったので、今後さらに
進化する可能性が期待できそうです。



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