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今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの番組「おはようドクター」
「脳卒中」特集の後半です。


今回はくも膜下出血の原因と治療、
予防策について解説しています。


くも膜下出血は意外に思われるこも
しれませんが、男性よりも女性の方が
多くて重症度の高い疾患です。


これまでは、手術するとなると、
重度の後遺症が残ってしまうケースが
圧倒的に多かったんです。


しかし、カテーテル治療が進化した
おかげで、大幅に改善されています。


今回の動画も7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■進化したカテーテル治療について
 
 
「脇浜紀子アナウンサー」


脳卒中の患者数はおよそ124万人、
三大死因の一つである脳卒中は年間およそ
12万人が命を落としています。


中でも「くも膜下出血」は発症すると、
死亡率は30%から40%といわれて
いる大変怖い病気です。


今日のドクターは神戸市立医療センター
中央市民病院 脳神経外科の坂井信幸先生


日本でもトップレベルの臨床経験を持つ
脳神経外科のプロフェッショナルです。


「カテーテル治療」の道
 を切り開いてきた先駆者


年間100件やれば多いといわれる
カテーテル治療の世界で坂井先生は
年間400件以上という群を抜いた
治療をこなしています。


今日のおはようドクターは、
「あなたも危ないくも膜下出血」
 についてお送りします。


ここで問題です。

くも膜下出血は
男性に多い病気である、
○か×か?。


坂井先生、まずこちらを教えてください

「くも膜下出血は男性に多い病気である」

 ○か×か?。



「坂井信幸先生」

答えは×です。


くも膜下出血は年間3万6千人ぐらいの
患者さんが報告されています。


実は女性は七割ぐらいといわれています。



「脇浜紀子アナウンサー」

女性の方が多いんですね。



「坂井信幸先生」

50歳代にピークがあるとずっと言われて
きました。高齢化時代を迎えて60代、
70代、80代と患者さんが
確実に増えてきています。


また30代、40代でも
くも膜下出血の患者さんはいます。



「脇浜紀子アナウンサー」

そうなんですか...



「坂井信幸先生」

はい。



「脇浜紀子アナウンサー」

女性が多い、30代、40代でも
発症することがあると聞くと
人事ではないですね。



「坂井信幸先生」

おっしゃるとおり、くも膜下出血は
誰もがなる可能性がある病気


3つの脳卒中の病気の中で、
その他にね脳の血管が詰まる脳梗塞、
それから脳の血管が破れる脳出血と並んで
くも膜下出血は非常に重要な病気です。



「脇浜紀子アナウンサー」

今日のテーマのくも膜下出血について
詳しく教えてください。



「坂井信幸先生」

はい、くも膜という膜の下側にですね、
そこに脳の血管が走行しています。


そこの脳血管が破れることによって
くも膜下出血が起こるんですね。


多くの場合、このこぶ「脳動脈瘤」という
病気ができていて、それが溢れることに
よって起こるのが「くも膜下出血」
といわれています。



「脇浜紀子アナウンサー」

この脳動脈瘤というのは、
どうしてできてしまうんですか?。



「坂井信幸先生」

残念ながらわかってないんですね。


ただこういう血管の分かれ目に弱い
ところがあって、そこが膨らむと
いうふうに言われています。



「脇浜紀子アナウンサー」

なるほど、くも膜下出血はどういう
症状が現れるんでしょうか?。



「坂井信幸先生」

一番有名というか必ずおこるのが
激しい頭痛ですね、それも突然です。


あとそれに伴って吐き気、それから
吐いてしまう、重症の場合は意識が
なくなってしまう、そういう症状が
くも膜下出血の症状ですね。


くも膜下出血を発症しますと
三分の一の方だけが元の生活に戻れる、
三分の一の方には後遺症が残りの
三分の一は亡くなってしまうと
そういうふうに言われています。



「脇浜紀子アナウンサー」

あらためて怖い病気だなあと
それを聞くと思いますね。


その後遺症で具体的にどういうふう
になるんですか?。



「坂井信幸先生」

脳というのは場所場所によって機能を
果たしています。手足を動かすのが
障害されれば運動障害。


感覚の脳なら感覚障害、言語の脳なら
言語障害、失語症ともいいますし


それからも奥の深いところで記憶を
つかさどる脳、まぁ記憶障害


特に新しことが上手く覚えられない
というのが有名な症状です。



「脇浜紀子アナウンサー」

先生、クモ膜下出血の原因になる
脳動脈瘤が見つかって治療が必要であると
判断されたらどういう治療になるんですか?。



「坂井信幸先生」

まず一つはクリッピング術という手術ですね
お薬では治せませんから


頭を開いて脳動脈瘤を露出して
この脳動脈瘤の付け根をこの洗濯ばさみの
ようなこのクリップで挟んでもう出血
しないようにする手術です。



「脇浜紀子アナウンサー」

このクリッピング術というのは
頭蓋骨を開けて手術するんですか?。



「坂井信幸先生」

はいおっしゃるとおりです。

脳動脈瘤を露出して
このクリップで挟みます。


あまり脳を傷めずに脳動脈瘤まで到達
出来る場所にあれば、熟練の先生であれば
そんな大きな後遺症は無く


そしてクリップがちゃんとかかれば、
ほぼくも膜下出血は防げます。


ただ脳を触りますので、傷める可能性も
ありますので、それは十分検討して
最適の治療を選ぶ必要があります。


もう一つはコイル塞栓術といわれる
治療です。まぁカテーテルですね。


あの、やはり足の付け根からカテーテルを
脳の中まで届かせて、そして脳動脈瘤の中
にプラチナで出来た柔らかいコイルという
ものを詰め込んでしまうんですね。


これでもう脳動脈瘤を
破れなくしてしまうんです。



「脇浜紀子アナウンサー」

なるほど、
こちらの方が頭を開けたりしない分
なんか体に優しいかなという気
もするんですが...



「坂井信幸先生」

確かにそのとおりです。


あの骨を切ったり、皮膚を切ったり、
脳を触ったりしませんので
体にも優しいですね。


ただいつもこの治療ができるとは
限らないんです。


やはりレントゲンの透視で見ながらやる
治療ですから、あの形とか向きとか、
大きさによってはこういう治療には
向かないということもあります。



「脇浜紀子アナウンサー」

なるほど、ちなみにこのコイル塞栓術の
場合ですと、この手術時間や入院日数は
どのくらいなんですか?。



「坂井信幸先生」

特殊なものをのぞけば大体手術時間
は一、二時間ですね、入院期間は
3日から5日くらいでしょうか。



「脇浜紀子アナウンサー」

かなり短い...



「坂井信幸先生」

はい、あのー、体に与える負担は
そんなに多くありませんので


うまくいけば、もうそれで
すぐ仕事や普通の生活に戻れます。



「脇浜紀子アナウンサー」

先生くも膜下出血や脳梗塞、脳出血などの
病気にならないためにはどうすれば
いいかアドバイスお願いします。



「坂井信幸先生」

やはり基本は血圧の管理でしょうね、
血圧が常に高いと脳血管が傷んできますので


くも膜下出血だけではなくて、脳梗塞、
脳出血にもなりやすくなります。


その他にやはり生活習慣病といわれる
糖尿とかコレステロールとか、タバコとか
そういうものにしっかり気をつけて頂いて、
「脳卒中」にならないようにして
いただきたいと思います。



「脇浜紀子アナウンサー」

なるほど、血圧、自分の血圧について
ちゃんと常日頃気にかけておく
必要があるんですね。



「坂井信幸先生」

もう中年になったら必ず自分の血圧を
知っておいていただきたいですね。



「脇浜紀子アナウンサー」

はい分かりました。

今日はどうもありがとうございました。


ええ、実は私自身22年前にくも膜下出血で
母を亡くしておりまして、母五十二歳
だったんですけれども、


その年に私もどんどん近づいてるんでね、
今回のクモ膜下出血のお話は非常にこう、
自分のこととして聞いたんですが、


あのとにかく血圧をね、きちっと管理して
おくこと、知っておくことが重要だという
ことがよくわかりました。


であの先生に私あの「スポーツジムに行った
ときに血圧測る程度なんですけど」って
言いましたら、「あっそれでいいですよ」
っていうふうに言って頂きましたので、


これからもちゃんと
適度な運動を続けてですね、
生活習慣をきちっとして、


こういった脳卒中にならないように
注意したいと思います。




今回の動画はここまでとなっています。


カテーテル治療が進化したことにより、
脳に触れることなく手術ができるよう
になったわけですが、問題もあります。


医師によって技術差があまりにも大きい
ことから、患者さんからすると、医師を
選ぶのが難しいですよね。


この点が今後の課題となりそうです。


いつも本当にありがとうございます。

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