607.png



■病院の業務は改善しても激務になる?


病棟や外来に関係なく病院での看護師さんの仕事は、肉体的にも精神的にも非常にハード
ですよね。しかもどこの病院も人手不足が深刻で、年々人材の確保が難しくなってます。


このため看護師さん一人当りの負担は増すばかりです。2交代制を採用している病院では、
1回の夜勤で16時間以上働かなければならないので、なおさら負担が大きいです。


3交替制の場合は、休みであっても実質休みが削られるので、時間の管理が難しいです。
現役の看護師さんで「夜勤の方が日勤よりも負担が少ない」と考える方は少ないです。


それくらい夜勤を苦手とする看護師さんが実際に多く、みなさん大なり小なり悩みを抱え
ながらも、それを少しずつ乗り越えて日本の医療に貢献されています。


どこの病院でも夜勤では休憩や仮眠を取ることが認められていてますが、患者さんが急変
すれば、その対応に追われることとなり、仮眠どころではありませんよね。


しかし、夜間は患者さんが寝ているので、それほど仕事がないだろうと、世間では思われ
がちですが、実際の夜間の病院はジャングルのような無法地帯と化しています。


大半の患者さんは大人しく寝てくれますが、深夜に病院の中を徘徊される方もいますし、
大声で叫んだりする人もいますので、少ない人数で対応するとなると大変ですよね。


また、医療や医薬品が進化するとともに業務が増えるので、覚えなければらないことや、
やらなければならないことが増えますので、業務の改善が進められることになります。


しかし皮肉なことに病院側が業務全体を改善すればするほど看護師さんの負担は増えます
ので、日本だけでなく世界中で医療従事者の仕事は激務になりやすいといえます。





■高齢患者さんの対応に業務効率が悪化!


最近は高齢患者さんが増えているので、こうした傾向がより強まっています。


ベッドからいつ転げ落ちそうになるか分からない不穏な人もいますし、重症患者さんは、
急変するリスクが高いのでバイタルサインのチェックを怠るわけにもいきません。


また、高齢患者さんや重篤の患者さんは転倒や転落して負傷したり、痰を喉につまらせて
窒息したりするリスクが高いです。夜間だからといって発見が遅れれば大問題となります。


また、寝たきりの状態にある患者さんに対しては、褥瘡が出来てしまうリスクが高いです。
このためどこの病院でも2時間おきに体位変換を行っているわけです。


やっと休憩に入れると思っても、突然尿意をもよおす方もいるので、その場合は排尿介助
だけでなく、おむつ交換を看護師さん自ら行わなくてはなりません。


高齢化が急速に進んだことによって、看護業務も介護色がより強くなったため、業務効率
が極端に悪くなっているので、どこの病院でもその対応に追われている状況にあります。


はっきりいって、どこの業界、業態よりも業務の効率化は進んでいますよね。


しかし、国の財政が悪化している問題の一点として、医療費の高騰があげられているので、
メディアは「業務の効率化を進めろ」と、一方的に病院側に問題があるように報じてます。


「国の借金が1人あたり800万円」といった報道がなされる度に怒りを禁じえません。





■夜勤で抱える看護師の負担とは?


夜間でも忙しく病院内を動き回りながら、点滴や注射など、翌日に行われる仕事の準備を
行わなければならないので、とてもじゃないですが、2時間仮眠を頂くことはできません。


夜勤では配置される看護師さんの数も少ないので手分けして仕事をこなさなければなりま
せんから、ゆっくり椅子に腰かけながら出来る仕事でもないので、本当に大変ですよね。


歩きすぎて足の底が痛くなったり、パンパンに浮腫んでしまったことはありませんか?。


常に動きっぱなしの上に無理な姿勢で作業を行わなければならないので突然腰痛に襲われ
ることも少なくありません。しかも落ち着いた頃を見計らってトラブルが起きたりします。


ナースコールされ、嘔吐や激しい動悸など、患者さんが苦痛を訴えてきたら、すぐに対応
しなければなりませんし、何か問題となれば責任は全て対応した看護師さんが負います。


ですので、そうした目には見えない精神的なプレッシャーが尋常ではないわけです。





■高齢患者と重症患者の対応には要注意!


高齢患者さんの中でも特に認知症を患っている患者さんの対応は難しいですよね。


特に男性の場合は高齢と言っても力があるので、一度暴れだしたら手がつけられません。
口腔ケア、清拭に数人がかりで対応しなければならず、そうなると業務効率が悪化します。


同じように重症患者さんの看護も大変です。救急外来に救急搬送されて即日入院となった
場合は急変する可能性が非常に高いことから、現場は常に緊張した状態にあります。


バイタルサインのチェックは頻繁に行われ、異変に気づいたらすぐに医師に報告し、指示
通りに対応するわけですが、それだけにかかりきりというわけにはいきません。


日によっては問題が多発する場合もあります。そうした状況でも臨機応変に対応するのは
大変でえす。他の患者さんが寝ている中で急変した患者さんの対応は本当に大変です。


同じ仕事であっても肉体的にも精神的にも日中に行なうよりも疲労が大きいですし、また、
こうした疲れが中々とれません。疲労が貯まると普段の呼吸が除々にずれていきます。


そうなるとある日突然目眩や動悸に襲われることもあります。生活習慣を見直さないで、
そのまま放置してしまうと「うつ病」などに発展してまう可能性もあります。


看護師さんだけでなく、夜勤を行っている労働者は、日中に働いている人たちと比べると、
うつ病を発症するリスクが高いとされているので、この点は十分注意する必要があります。


一般の会社で働いている女性でも、うつ病に苦しんでいるケースは少なくありませんが、
腰痛など看護師さん特有の職業病に苦しんでいる方は、それほど多くありません。


貴重な休みの日に整体や整形外科に通うも、痛みがほんの少しだけ緩和されるだけで完治
するわけではありません。満身創痍な状態で看護ケアを行っている方が沢山います。


こうした方々によって日本の医療は支えられています。





■疲れやストレスには休養が何より大切!


日々激務をこなしている方にとって何より大切なのは「休養」です。


心と身体を休めるためにまとまった休みを取れればいいのですが、現実は難しいですので、
スキマ時間を出来るだけ見つけて少しでも疲れやストレスを解消していく必要があります。


こまめに休養を取らないと休むことに「罪悪感」を感じるようになってしまいます。


これはこれで大きな問題です。頭でいくら休もうとしても心と身体が拒絶してリラックス
できません。そうならないためにも隙間時間の使い方を利用して休養することが大切です。


無理をすると疲れとストレスがピークに達し、次第に免疫力が著しく低下しますので、
体調不良を引き起こします。慢性化する疾患を発症させないためにも休養が大切なんです。


それにプラスして、質の高い睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動が大切です。


とはいっても激務をこなしているので、食事はどうしても自分で作るのが億劫ですよね。
コンビニのお弁当が中心になりますが、できれば野菜を中心に食して下さい。


サプリメントで補うのもいいです。適度な運動はスキマ時間にのみ行なうようにすると、
無理なく続けられます。オススメはお家でも出来る場所を取らない簡単ヨガです。


私の大好きなガンダーリ松本さんが著した「かたくなったカラダをゆるめる和みのヨーガ」
という本をオススメさせていただきます。手軽にできるので習慣化しやすいです。


身体の硬さをほぐしながら疲れとストレスを解消できるので、まさに一石二鳥です。




『 こんな記事も読まれています 』