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今回ご紹介させていただく動画は、
福島中央テレビの番組「福島ドクターズTV」
「痔」を特集しています。


大抵の人は痔を患っても、恥ずかしという
思いから病院に行こうとしません。


市販薬を使って自分で何とかしようとする
ケースが圧倒的に多いのが現状です。


しかし、痔の症状は確実に悪化します。


初期の段階では主だった症状がでにくい
ことから、病院を訪れるころには、かなり
症状が進んでしまいます。


今回の動画では、痔の症状、原因、
に関する基本的な治療なども解説してます。


今回の動画も15分以上ありますので、
非常に長いですが、お時間のあるときに
ご覧いただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■痔とは?


「中川久美さん」

みなさんこんにちは。


「見る、知る、学ぶ」福島ドクターズTV、
ナビゲーターの中川久美です。


さて、お尻が痛い、出血する
そんな症状で悩んでいる人も
多いのではないでしょうか?。


今回のテーマはこちら「痔」です。


お食事時に、ちょっと申し訳ない
テーマですが、症状の軽い人も含めれば、
日本の成人の2人に1人は患っている
といわれる身近な病気です。


痔とはどんな病気なのでしょうか?。



「ナレーション」

痔はいくつかのタイプに分けられます。


痔の半数以上を占め男女ともに
最も多いのが「痔核」いわゆる
イボ痔と呼ばれるタイプです。


肛門は正確には「肛門管」といって、
いわゆるお尻の穴だけでなく、その内側
三〜四cm位迄の部分を指します。


ここには細かい血管が沢山集まっていて、
これが柔らかいクッションのように
肛門管を隙間なくぴたりと閉じる
役割を果たしています。


ところが何らかの原因でこの血管が
詰まった部分に負担がかかると、
腫れて出血したり、肛門管の外に
飛び出したりします。


会津若松市のえんどうクリニック院長
遠藤剛先生にお話を伺いました。




■痔の原因とは?


「中川久美さん」

なぜイボ痔になるのでしょうか?



「遠藤剛先生」

はい、よく体とかお腹にグッと力を
入れると首に青スジが立ちますよね
これって静脈なんですよ。


それと同じでお尻のクッションも静脈が
たくさん集まってできたものなので


便秘をしてグッときばると
お尻のクッションが膨れて
静脈のコブができるわけです。


それを毎日「うっうっ...」って
やってるとどんどん大きくなって


やがて内側で支えきれなくなって、
脱肛と言って、外に出てきてしまうんです。



「ナレーション」

いぼ痔ができる主な原因は
便秘などで繰り返しいきむことですが


意外なことに下痢も水のような便が
勢いよく出るので肛門管クッション部分に
負担をかける原因になります。


座りっぱなしや立ちっぱなしと同じ姿勢を
長く続けることも、お尻の血流を悪く
するのでよくありません。


そしてイボ痔はできる場所によって
「内痔核」と「外痔核」に分けられ、
それぞれ症状が異なります。




■内痔核と外痔核の特徴とは?


「遠藤剛先生」

よく真っ赤な血が出るんだけど痛くない
という患者さんがいますけども...


それは内痔核が便にこすれて
破れるからなんですね。


腸には痛みの神経が走ってませんから、
直腸の方から出てくる内痔核という
のは痛みがないんです。


ま出血が主な症状です。


それに対して肛門の外に出てくる外痔核
というのは、もちろん破れれば出血も
ありますけども、皮膚の方から出る
痔核なので痛みが強く出ます。



「ナレーション」

肛門管は胎児の時に外側のお尻の方から
くぼんで出来た皮膚と体の内側にある
腸がつながって一本の通り道
になったものです。


痛みを感じる皮膚と痛みを感じない腸の
粘膜という異なる性質のものがつながって
いるため、複雑な構造になっています。


イボ痔の多くは内痔核で痛みを感じない
直腸側にできるため、知らない間に大きく
なっていて、突然の出血で気づく
ケースがほとんどです。


悪化すると、痔核が肛門管から
飛び出して戻らなくなります。


一方、外痔核は皮膚の部分にできるため、
激しい痛みがあります。



「中川久美さん」

便秘や下痢、立ちっぱなし、
座りっぱなしの姿勢とこれだけ身近で
多くの原因があれば多くの人がこの病気
を患うのもうなずけますね。


いぼ痔は男性と女性の間になりやすい、
なりにくいということはありませんが、
男性と女性でタイプの違いはあります。




■女性の痔の特徴について


「ナレーション」

女性でイボ痔に次いで多く見られるのは、
「裂肛」一般に「切れ痔」と
呼ばれるタイプです。


切れ痔は文字通り排便のときに
何らかの原因で肛門管が切れる
ことで起こります。


出血は多くなりませんが、
肛門管の中の皮膚の部分が切れる
ために強い痛みを伴い、その痛みが
しばらく続くのが特徴です。



「中川久美さん」

なぜ切れてしまうのでしょうか?。



「遠藤剛先生」

そうですねやっぱり一番の原因は、
硬便といいまして硬い便が一番の原因です。


なぜ切れ痔は特に若い女性に多いのかと
いうと、今ダイエットブームなんていって


ご飯を食べない、
野菜も食べない、
ろくに水も飲まない、
そうすると便がカチンカチンになって、
便秘になってしまうんすね。


でも便をしないと辛いので
無理やり便を出しますね。


その時にパッと切れるわけです。



「ナレーション」

肛門管が切れて痛みを経験すると、
便をするのが怖くなり、
我慢するようになります。


すると便を硬くする便秘が進んで
切れ痔を悪化させてしまう
悪循環が生まれます。


また、切り痔は赤ちゃんや
小さな子供にも見られます。


肛門管が柔らかく未熟なために
ちょっとした硬い便でも切れてしまう
ためで、やはり女の子に多い
傾向があります。




■男性の痔の特徴について


「ナレーション」

一方、男性に多く見られるのは
「痔ろう」と呼ばれるタイプです。


痔ろうは、肛門管の周りの皮膚が腫れて
痛むことから始まり、イボ痔や切れ痔
とは原因が違います。


痔ろうというのは細菌に感染して
起こる病気なんですね。


肛門管の皮膚と腸のつなぎ目にある
小さなくぼみに便が入り込んで
感染するわけです。


特に下痢の場合は、通常の便に比べると、
ばい菌がたくさんいますので


特に体の抵抗力などが弱っているとき
には化膿して膿を作るんです。


肛門管の中の小さなくぼみに
入り込んだ細菌が化膿すると
周りの皮膚が腫れてズキズキと痛み
高熱が出ることもあります。


皮膚が自然に破れたり、
医療機関で切開して膿を出したりすれば
痛みも腫れも治まりますが


多くの場合、
肛門管の中の細菌の入り口と
お尻の皮膚の表面にできた膿の出口を
つなぐ管がトンネルのように
残ってしまいます。


この状態が「痔ろう」です。


一度痔ろうになると、
自然に治ることはなく、
症状も繰り返すのが特徴です。


長く放置すると、
がんになることもあるので
注意が必要です。



「中川久美さん」


痔には様々なタイプがあることが
お分かりいただけたと思います。


このあとは痔の治療法を
お伝えするとともに、
この病気が持っている
根本的な問題について考えます。




■痔に苦しめられた患者の体験談


「中川久美さん」

どんな症状があったんですか?。



「40代男性患者(痔ろう)」

そうですね。


肛門の周りが腫れるという...


座るにしろ、立っているにしろ、
擦るというか、ぶつかるんですよね。


その度にやっぱり痛みがあったり
最終的には微熱が出て...


そうするとやっぱり日常生活はボーッ
とするような感じになりますね。



「50代男性患者(イボ痔)」

私の場合は、脱肛というものが出て


それがお風呂に入ったりすれば、
よっぽどいいんですけど...


それを中に手でいれないと
歩けないような状態


最後には、それが
なかなか入りづらくなって...



「20代女性患者(切れ痔)」


排便の時、
その時だけだったんですけど、
痛みがあって、それがしばらく
続くようになって


もう座っていられないような
感じになっていた...



「中川久美さん」

便秘気味だったりということも
あったんですか?。



「20代女性患者(切れ痔)」

ありましたね。


ちょっとお腹の調子は
あまりよくない方なので、
便秘と下痢を繰り返すような感じ...




■痔の治療を受ける人が少ない理由


「ナレーション」

痔は痛みや出血といった
つらい症状があるにも関わらず、
医療機関で適切な治療を受けている
人はあまり多くはありません。



「20代女性患者(切れ痔)」

なかなか外科というか、
肛門外科の方には行きづらいですよね。


全部脱ぐんだろうか...とか
いろいろ考えてしまって...



「40代男性患者(痔ろう)」

自分で見たことがない箇所なので、
人に見せるのは恥ずかしいところだと


病院に行ってすぐに治せばいいと
思うんですけども、やっぱりなかなか
その一歩が踏み出せなかった。


やっぱり恥ずかしいのが一番ですね。



「ナレーション」

恥ずかしさや
治療への不安から
一人で悩んだり


市販薬で処置をしながら
ごまかしたりするのです。


しかし、
痔は放おっておくと、
症状が重くなり、
命に関わる場合もあります。




■痔を放置する危険性とは?


「遠藤剛先生」

お尻から出血すると「痔」だと
自分で即断してしまいますよね。


でも、実は痔だと思ったら、
がんだった...ということが
一番怖いですね。


もうひとつ、
立派な時もあるけど大腸がんもある
両方併存していることがありますから、
自己診断、自己判断はせずに


専門の医療機関に行って正しく診断して
もらうのが大事なことだと思います。



「中川久美さん」

何か症状があったら、
勇気をだして肛門科を
受診することをお勧めします。


正しい診断を受けたら
次は治療ですが、まずは原因となる
生活習慣の改善が基本になります。




■生活習慣を改善するポイント


「ナレーション」

痔の最大の原因である
便秘や下痢をしないように
バランスの良い食生活を
心がけましょう。


トイレで長時間こもって
いきむのもよくありません。


便意を感じたらトイレに行き、
三分間で切り上げる癖をつける
ことも大切ということです。


お尻の血行が悪くなると
痔が悪化するので体を冷したり、
長時間同じ姿勢を続けたりしない
ように気をつけましょう。


血行をよくするため、
毎日お風呂に入って体を温める
のもいいそうです。




■最新の痔の治療について


「ナレーション」


また、イボ痔と切れ痔は薬による
治療もおこなわれます。


痛みを和らげ、
腫れや出血をおさえる
座薬や軟膏が中心ですが


便を柔らかくする飲み薬が
使われることもあります。


イボ痔と切れ痔の八割から九割は
生活習慣の改善と薬の治療で
症状が改善します。


重症の場合は手術となり、
最近はALTA(アルタ)療法と
呼ばれる治療も注目されています。


イボ痔の内痔核に直接注射を打ち、
膨れた内痔核を小さくする治療法で
体への負担は格段に少なくなります。


一方、痔瘻は治療薬はなく、
お尻に残っている膿のトンネルを
取り除く手術が行われます。



■痔の手術を受けた患者の体験談


「中川久美さん」

手術が終わって今調子はいかがですか?



「50代男性患者(イボ痔)」

今は最高ですね。絶好調です。



「中川久美さん」

全然違いますか?


「50代男性患者(イボ痔)」

全然違いますね。


今までの痛みが本当に何だったの?
というような感じですね。



「20代女性患者(切れ痔)」

軟膏を処方してもらったんですけど、
全然違いますね。痛みもやわらいで...



「中川久美さん」

楽になりました?



「20代女性患者(切れ痔)」

なりました。はい。



「40代男性患者(痔ろう)」

膿を出す手術を行って、
それから1ヶ月ぐらいで(トンネルを)
根元から取る手術をしたんです。


なんというか、
安心して日常生活が送れる...


やっぱり健康が一番だな
というのを実感していますね。




■痔は一生付き合っていく病気?


「中川久美さん」

恥かしくてもやはり痔は
放おっておいてはいけないんですね。



「遠藤剛先生」


そうですね。


よく快食、快眠、快便ていう
じゃないですか、痔も放おっておくと
生活の質を落としてしまいますから、
早く治療を始めることが大切なんです。


痔というのはすぐに治る病気じゃなくて、
ある程度慢性的なところもあります。


よく患者さんに説明するのは、
痔という漢字を見ると病だれに
お寺と書くじゃないですか


ですから、多少オーバーに言うと、
お寺に入るまで付き合っていく
病気と説明しています。


ですから、生活習慣に気をつけたり、
薬を上手に使ったりしながら
うまく痔と付き合っていって
ほしいと思います。



「中川久美さん」

身近な病気であるからこそ、
正しい治療で症状を改善させる
ことができれば、日々の生活は
格段に快適になるはずです。


まずは正しい知識を持って
この病気と向き合いましょう。


それでは、また来月お目にかかりましょう。


次回はこれからの寒い季節に気をつけたい
「低温やけど」がテーマです。


身近な生活の中に低温やけどを
する危険が潜んでいます。




今回の動画はここまでとなっています。


殘念ながら痔になると、
日常生活において様々な問題が
生じてしまうので、出来るだけ早く
専門医に診てもらう必要があります。


動画にもありましたが、
痔を放置してしまったために
大腸がんの治療も放置してしまう
といった可能性もあるので、
この点は十分注意する必要がありますね。


早く受診すればするほど楽になりますので、
咳に苦しめられている方は是非
専門医受診しましょう。



いつも本当にありがとうございます。

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