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今回ご紹介させていただく動画は、
福島中央テレビの番組「福島ドクターズTV」
「関節リウマチ」を特集しています。


関節リウマチは、ある日突然手足の動きが
おかしくなり、放置すると関節が破壊され
日常生活に大きな支障をきたします。


昔は関節リウマチの症状の進行を
遅らせるのが精一杯でした。


医療の進化により、かなりのレベルにまで、
壊れた関節を回復できるようになりました。


今回の動画では、関節リウマチの症状、
原因、治療なども解説してます。


今回の動画も15分以上ありますので、
非常に長いですが、お時間のあるときに
ご覧いただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■関節リウマチとは?


「中川久美さん」

みなさんこんにちは。


「見る、知る、学ぶ」福島ドクターズTV、
ナビゲーターの中川久美です。


ご自身のことはもちろんですが、家族や
周りの大切な人たちの健康って
とっても気になりますよね。


この番組では、身近な病気について
専門のドクターにお話を伺いながら


地域の医療情報など健康に役立つ
さまざまな情報をお届けしてまいります。


さて、普段の生活の中で何気なく
体を動かした時に辛さを感じる痛みを
伴うということがありませんか?。


それはある病気を患っているという
シグナルかもしれません。


今回のテーマはこちら関節リウマチです。


日本の関節リウマチ患者は現在、
百万人ほどいて、その数は年々
増えていると言われています。


神経痛と同じようなイメージを
持たれることも多いようですが


高齢者の方に、多い神経痛とは違い、
関節リウマチは幅広い年代の方が
かかる病気です。


関節リウマチとは...
どんな病気なのでしょうか?。



「ナレーション」

カギになるのは体の免疫システムです。


通常免疫システムは体内に侵入して
きた細菌やウイルスを退治して
体を外敵から守ります。


しかし関節リウマチになると、
免疫システムが正常に働かず、
自分の体の関節を敵とみなして
絶えず攻撃するようになるのです。


これによって関節は炎症を起こし、
腫れや痛みを伴うようになります。


症状が進むと、骨や軟骨が壊れて
関節が変形することもあり、日常生活に
支障をきたすようになります。


郡山市の寿泉堂綜合病院 リウマチ膠原病
内科の杉崎康太先生にお話を伺いました。



■関節リウマチの原因とは?


「中川久美さん」

なぜ自分の体を攻撃してしまうんですか?。



「杉崎康太先生」

みんな知りたいと
思ってるんですけども
原因がつかめないですね。


例えばその関節のどこの関節が
やられやすいとか、関節の中のどの部分
からやられやすいってとこまでは
かなり分かってるんですけども


その根本的な原因は残念ながら
まだわからないんです。



「ナレーション」

関節リウマチはどの年代でも発症しますが
特に三十代から五十代で多く見られます。


また、男女別では、女性が全体の八割と
圧倒的に多いのも特徴です。



「中川久美さん」

なぜ女性に多いでしょうか?。



「杉崎康太先生」

それは昔から知られてはいることなん
ですけれども、やっぱりこれも誰も
わからないんですね。


ただ女の方が例えば妊娠して
出産したりすると、急に関節リウマチ
を発症してしまったりとか


そういったこともたまに見られますね。


なので女性ならでは性周期であるとか
女性の性ホルモンの動きであるとか


そういったものにある程度関連してるん
ではないかという方もいますね。




■遺伝は関係ない?


「中川久美さん」

身内の方なんかに関節リウマチ...



「70代女性患者」

いないです。



「中川久美さん」

いらっしゃらない...。



「70代女性患者」

誰もいないです。



「中川久美さん」

お身内の方に関節リウマチに...



「40代女性患者」

いないです、いないです。



「中川久美さん」

あっ、そうですか...



「40代女性患者」

ええ、いないですね。




「ナレーション」

家族など血縁関係のある人に関節リウマチ
の人がいると体質的にかかりやすい
という傾向もありますが


特に遺伝性が強いというわけではなく、
誰もがかかる危険性を持った病気なのです。



「中川久美さん」

かつては治療が難しいとか、
一生痛みが続くといったイメージが
ありましたが、今関節リウマチの治療
は大きく進歩しています。


原因がわからないなど、
謎の多い病気であるため、
予防することは難しいんですが


関節リウマチと断された後、
早く治療を始めることでかなり進行を
食い止められることが分かってきました。


ポイントは発症から二年以内です。




■関節リウマチを患う患者の体験談


「30代女性患者」

出産前後だったんですけど、
子供抱っこしたりしていて、
はじめは疲れているだけかなと
思ったんですけど...


こうなんていうんですかね、
指がこう開くときになんかこう
スムーズに開かなくって...



「40代女性患者」

最初は手首と指の関節ですね、
痛くって、朝ひどいんですよ。


歯磨き粉しぼれないんです。


階段降りられないとか、そうですね。



「中川久美さん」

痛みっていうのは、辛い感じなんですか?。



「60代女性患者」

なんつったらいいんだろうね。


傷口が痛むみたいな感じ、
ズキン、ズキンと何もつけてないけど
ズキンズキンという感じかな。




■関節リウマチの症状の特徴とは?


「ナレーション」

関節リウマチの典型的な症状が
「朝のこわばり」です。


眠っている間、動かさないでいた
関節の炎症部分に関節液がたまり
こわばって動かしにくくなるのです。


また関節の腫れや痛みは全身に
起こりますが、中でも手の関節や
指の関節に多く見られます。


そして右手の痛みを感じていた
患者さんがやがて左手にも同じ痛みを
感じるようになるなど、時間を追う
ごとに症状が左右対称になっていく
ことが多いのも特徴です。



「杉崎康太先生」

リウマチで一番困ることっていうのは
今の痛いのも困るんですけれども


十年後、二十年後に関節が破壊されて、
用をなさなくなっちゃうことが
一番困ることすね。


つまり茶碗を持てなくなったり、
箸を持てなくなったり、包丁を握れなく
なったりするといったことが実際に
起こり得るということですね。


でこれを予防するために関節が
まだちゃんと動くうちから、健康なうち
から治療をしっかりしていただくという
のは一番大事なところですね。



■治療は発症から2年以内が勝負


「ナレーション」

かつて関節リウマチは症状は
ゆっくりと進み、しばらくの間は関節は
破壊されないと考えられていました。


ところが最近の研究で関節の破壊は
発症から二年の間に急速に進む
ことが分かったのです。



「杉崎康太先生」

最初の二年間でしっかりと治療ができると
関節の予後が全然違ってくるんですね。


この二年間っていうのは治療に対して
非常によく反応する時期ですので


ここを逃さないようにするというのが
大事なところだと思います。




■早期発見が難しい理由とは?


「ナレーション」

しかし、関節リウマチは早期であれば
あるほど、診断が難しいという
問題もあります。


最近は新しい血液検査の方法なども
ありますが、早い段階ではレントゲンに
骨の異常が現れることはほとんどないため


リウマチを疑う専門医でないと
痛み止めなどで様子を見てしまう
ケースがあるのです。



「中川久美さん」

せっかく早く行っても見逃されてしまう
っていうのが一番怖いですね。



「杉崎康太先生」


そうですね、特にはじめのうちは
関節の腫れであるとか、赤みであるとか
熱を持った感じっていうのは相当念入りに
診察しないとわからないことも多いですね。


これはあの専門医の目から
見てもそうなんです。


なので、リウマチが分かりそうな
医者に早めに見せるというのが
肝心なところだと思いますけどね。



「ナレーション」

関節リウマチは診断そのものが
難しい病気ですが、見つけてしまえば
早く治療を始めることで、その後の病気の
状態を大きく変えることができるのです。



「中川久美さん」

このあとは関節リウマチの最新治療です。




■関節リウマチの治療について


「ナレーション」

関節リウマチの治療の柱は薬物療法です。


かつては痛みをとることが治療の中心
でしたが、免疫の働きを調整する飲み薬
の登場で病気の進行をずいぶん抑えられ
るようになりました。


そして今、注目されているのは
「生物学的製剤」と呼ばれる新しい
タイプの治療薬です。


この薬は炎症や骨の破壊を引き起こす
物質に直接作用するので病気の進行を
止められる可能性が出てきたのです。


価格が高いといった問題はありますが、
早い段階から使うことができれば、
非常に効果があると期待されています。




■治療を受けた患者の体験談


「70代女性患者」

最初は寝返りも痛かったの。


それでなんとか、「命もこれで終わりか」
なんてね、心配していたんですけど...


今はほんとに良くなって、
軽くなって喜んでいところ。



「中川久美さん」

間接リウマチ医療っていうのは
どんどん進歩してるんですね。



「杉崎康太先生」

そうですね。リウマチは分らないことが
多なんですけれども、病態であるとか、
その治療法であるとかが


今ものすごいスピードで進歩してる
分野でもあるんですね。


こうやって話してるうちにもどんどん
進歩してる、なので患者さんには諦めない
で治療を続けて欲しいと思ってます。



「中川久美さん」

三十代から五十代という年代は
特に忙しくて自分のことを後回しに
してしまいがちです。


関節の痛みなどを感じたとき
ひょっとしたら関節リウマチかも
しれないと思ったときには


リュウマチ科や整形外科など
関節リューマチに詳しい医療機関を
受診することが早期発見の近道です。


また、関節リウマチに関する情報は
読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」
でも詳しく調べることができます。


携帯サイトも御覧になってください。




■「医話Q題」お薬手帳について


「中川久美さん」

病院にかかりますと、
薬局で薬をもらいますが、
薬局には患者さんのために
工夫されていることが沢山あるんです。



「ナレーション」

郡山市のアイランド薬局にお邪魔しました。


薬局で処方箋を渡すと、
まず尋ねられることと言えば、
「お薬手帳はお持ちですか?」。


「お薬手帳」、皆さんは
この手帳を持っていますか?。


お薬手帳はとても重要な役割をしていると、
薬剤師の脇谷さんは言います。



「脇屋明彦さん」

過去の薬の
その飲んでいただいてる
歴史というものが記録されている
ものになります。


新しい病院に行った時や新しい薬をもらい
に行った場合に薬の手帳を見ることで、
今、何を飲んでいるのかが分ります。


そうすることで、飲み合わせがいい、
悪い判断ができるということになります。




■お薬手帳の重要性とは


「ナレーション」

お薬手帳はこれまで飲んできた薬の情報は
もちろん、薬の副作用やアレルギーが
あるか無いかについてもすぐに
知ることができるのです。


阪神大震災でその時に、
かなりの大きな災害ということでは...


薬局や病院やクリニックさんも
大きなダメージをお受けになってるという
ところで、薬のですね...


供給自体そのものよりも、今その方が何を
飲んでるのかというデータもですね、
かなり失われてしまったと...


この手帳があったおかげで
実際に助かったというケースがありました。


「脇屋明彦さん」

阪神大震災でその時に、
かなりの大きな災害ということでは...


薬局や病院やクリニックさんも
大きなダメージをお受けになってるという
ところで、薬のですね、供給自体そのもの
よりも、今その方が何を飲んでるのか
というデータもですね...


かなり失われてしまったと...



「ナレーション」

その時お薬手帳を持っていた人は
急にかかった病院や薬局でも素早く
対応してもらうことができたといいます。


お薬手帳はほとんどの薬局で
無料で配布しています。


薬局によってデザインが違うので同じ薬局
でしか使えないと勘違いしている方も多い
ようですが、全国どこでも使えるそうです。


薬局に行くときには必ず同じ手帳を
持っていきましょうね。



■その他の薬局のサービス


また、薬局では、患者さんのために
いろいろな取り組みをしています。


まずはバラバラの薬を一回分ごとに
一まとめの袋にする一包化。


袋にはいつ飲めばいいのかといった
情報も書かれています。


これにより間違えて飲むことも少なくなり、
また手が不自由で薬を取り出すことが
難しい患者さんも簡単に薬が
飲めるようになりました。


そして薬を飲みこむことが難しい患者さん
のために考えられた「簡易懸濁法」


これは錠剤を液体にすることで
薬を飲みやすくする方法です。


液体が飲みづらい場合は、とろみを
つける方法もあります。



「脇屋明彦さん」

勿論、間違えないで薬を飲んでもらうとか
薬の効果、副作用の説明をするのは
当然なんですけども...


まずは(患者さんに)薬を飲んで
もらえるように一緒になって、
薬物治療の手助けをするのが
薬局の仕事であります。



「ナレーション」

薬局では、患者さんが
うまく薬と付き合っていけるように
様々な取り組みをしているのです。



「中川久美さん」

これまでは何気なく薬局に行って薬を
もらうことも多かったんじゃ
ないでしょうか...


薬局では薬のプロである
薬剤師さんたちがいろいろと
工夫をしながらサポートして
くれているんですね。


薬のことで心配なことがあればいつでも
相談にのってくれるそうですよ。


それでは、また来月お目にかかりましょう。




今回の動画はここまでとなっています。


発症してから2年以内が勝負とされており、
その間であれば、かなりのレベルにまで
回復させることが出来るのだそうです。


殘念ながら関節リウマチと正しく診断する
ことができる人は決して多くありません。


なんだかいつもと様子がちがう、
手足に何らかしらの痛みを感じたら、
リュウマチ科や整形外科のあるクリニック
を受診することをおすすめします。


いつも本当にありがとうございます。

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何卒よろしくお願いします。





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