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■増え続けるアレルギー疾患


今現在、日本国内においてアレルギー疾患を患っている人の数が3000万人以上いるとされているわけですが、アレルギーを専門に治療する医療機関の数が不足しています。


そうした中でアレルギー科は、アレルギー疾患を専門に治療を行なう診療科です。アレルギーと聞くと、アトピーや食物アレルギーなどを思い浮かべる方も多いと思います。


代表的なアレルギーの症状は以下のとおりです。


(1)アレルギー性鼻炎

(2)気管支ぜん息

(3)じんましん

(4)アトピー性皮膚炎

(5)アレルギー性結膜炎

(6)食物アレルギー

(7)アナフィラキシー



上述したとおり、皮膚に関する病気や小さなお子さんがかかりやすい病気とに別けられ、境界線が明確でないため、患者さんはどの診療科を受診すればよいのか迷われます。


アトピー性皮膚炎なら皮膚科を受診すればいいわけですが、例えば食物レルギーの場合、どの診療科を受診すれば良いのか迷われる患者さんが非常に多いです。


特に最近ではアレルギー疾患の症状がさらに広がっているので、呼吸器や耳鼻、眼、内臓器官にも症状が出ることがあり、どの診療科を受診してよいか迷ってしまいます。。


こうした患者さんの要望にこたえるためにアレルギー科を新設する医療機関が増えてきているのですが、中でもアトピーや食物アレルギーに力を入れている所が多いです。





■アレルギー疾患の原因とは?


こうしたアレルギー疾患は、過去30年ほどで日本の住環境が大きく変化したことが原因にあげられます。事実最近の住宅建材には沢山の化学物質が使われています。


昔から化学物質は住宅用健在に用いられていましたが、さすがに今ほどではありません。このため、アレルギー疾患を引き起こすケースも今とは比較にならないほど少ないです。


もちろん公共の建物なども同様です。このような状況から逃れることは難しいです。


こうした生活を取り巻くありとあらゆる環境の変化に人間がついていけないことによって、日本国内だけでも様々なアレルギー疾患の症状が老若男女の間で引き起こされています。


ちなみにアレルギー疾患は以下のとおり分類されています。


(1) I型アレルギー反応(即時型、アナフィラキシー型)

(2) II型アレルギー反応(細胞傷害型、細胞溶解型)

(3)III型アレルギー反応(免疫複合体型、アルサス型)

(4) IV型アレルギー反応(遅延型、細胞免疫型)



アレルギー疾患の原因は、様々なアレルギーを持つアレルゲンに反応することによって、引き起こされ、アレルゲンが体内に侵入し、体に有害と判断すれば一斉に攻撃します。


正常な状態であれば、体内で自然と抗体が作られていくので、このような形でアレルギー反応を起こさないですむのですが、免疫力が低い状態では抗体はできにくいです。





■アレルギー疾患の患者さんの注意点


アレルギー科では、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、ペットアレルギーなど様々なアレルギー疾患に対応しています。


しかし、小さなお子さんの場合、重症度の高いアレルギー症状に一度襲われてしまうと、いきなり「アナフィラキシーショック」を起こす危険性があります。


食物アレルギーによるアナフィラキシーは、体の中に抗体が出来きる過程で、その食べ物を食べてしまったさいに起こります。しかも、短い時間で起こるので対応に戸惑います。


食物アレルギーといっても、アレルギーを引き起こす食べ物は人によって異なりますが、卵や乳製品、そば、小麦、ピーナッツ、魚介類など色々あります。


アナフィラキシーの症状として代表的なのは、じんましんや呼吸困難、けいれんなどで、ひどいショック症状を発症することも少なくないので要注意です。


また食物アレルギーが原因で胃に炎症を引き起こし、慢性的な胃痛に悩まされるケースも少なくありません。しかし、大抵の患者さんは自分が食物アレルギーとは知りません。


このためアレルギー科ではなく内科など他の科を受診します。そうすると原因が分からず、時間ばかりが過ぎていき、症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。





■なぜ耳鼻科の看護師求人は多いのか?


アレルギー科で行われている治療は内服薬や点鼻、吸入といった「薬物療法」が中心です。これに平行して原因物質に対して免疫をつくる減感作療法なども一緒に行われます。


しかし、体質改善を迫られる場合の治療はどうしても長期化しますので、治療そのものにストレスを感じてしまう患者さんが少なくありません。必然的に治療に影響します。


ですので、こうした患者さんの苦しみをきちんと理解するためにもコミュニケーションをしっかり取ることもアレルギー科で働く看護師さんの重要な仕事の一つとなります。


また、患者さんが小さなお子さんの場合は、親御さんが健康管理を行なうので、親御さんとのコミュニケーションも大事になります。後々トラブルにならないためにも重要です。


普段おとなしい方でもわが子のこととなると些細なことで取り乱す方が少なからずいます。きちんと対話して理解してもらうためにも、説明するさいには十分注意してください。


専門用語を多用するのは避けましょう。余計な不信感を煽るだけです。


日常的に使われている言葉に置き換えてゆっくり説明しましょう。


このため、アレルギー科で働く看護師さんは一段上のコミュニケーション技術が必要です。





■アレルギー科の看護師の仕事とは?


アレルギー科で働く看護師さんの仕事についてですが、患者さんの様々な症状に合わせて処置を行なうのは当然のことですが、それにプラスして精神的なケアを行います。


特に呼吸器系のアレルギー疾患に苦しんでいる方は、突然発作に襲われ、呼吸困難に陥るケースが少なくありません。これが積み重なるとトラウマになってしまいます。


例えば街中でちょっと息苦しくなっただけでも、「こんな人混みの中で発作が起こったらどうしよう...」といった具合に恐怖感に襲われ、強いストレスとなります。


こうした患者さんの悩みや不安を抑えるためにも、看護師さんの役割は重要です。


患者さんの精神的な支えになってあげられるのは看護師さんだけです。


というのも、アレルギー性疾患に苦しんでいる患者さんの苦しみは、ご家族でも理解するのが難しいとされているので、看護師さんの精神的ケアが非常に重要なんです。


また、アレルギー科の看護師さんは、患者さんが小さなお子さんの場合、親子で日常生活で気を付けなければならない点をきちんと指導しなければなりません。


若いママさんは、誰にも相談できずに苦しんでいる方が沢山います。


必要以上に質問され、アドバイスを求められることも少なありません。


こうした場合でも、拒絶するのではなく、しっかり受け止めなければなりません。そのうえで適切なアドバイスができるように心がけてください。





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