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今回ご紹介させていただく動画は、
帝京大学医学部附属病院の溝田医師による
「糖尿病網膜症」の最新治療について
大変わかりやすく解説しています。


糖尿病と診断されていながら、
治療を実際に行っている人の割合は
3〜4割程度とされています。


初期の段階では具体的な症状がでないため、
放置してしまうケースが多いんです。


糖尿病の本当に恐ろしいのは、
合併症で、目、心臓、神経です。


中でも糖尿病網膜症は、失明するリスクが
高いので、適切な治療を受けなければ
大変なことになります。


今回の動画では、検査や治療について
分かりやすく解説しています。


今現在ご自身やご家族などお身内に
糖尿病を患っている方にとって、
大変参考になる動画だと思います。



今回の動画も15分以上ありますので、
非常に長いですが、お時間のあるときに
ご覧いただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■糖尿病網膜症の原因とは?


「ナレーション」


生活習慣病の中で増加が著しい糖尿病。


患者数はおよそ890万人。予備軍も含め
るとその数は2000万人を超えています。


糖尿病の三大合併症は、
「目」「心臓」「神経」です。


目の合併症で最も多いのが糖尿病網膜症。



「溝田淳医師」

大体年間3000名前後の人間が
糖尿病網膜症で失明すると
言われています。


糖尿病にかかる年代というのが
かなりみな働き盛りの年代の方も多く、
糖尿病のコントロールが悪く
なることもあります。


そして糖尿病のコントロールが
悪い状態を長く続けていて、
視力が低下し始めてかなりもう病気が
進んだ時点で初めて医者を受診する。


そういうことが非常に多いので医者が
どんなに頑張っても手遅れになってしまう。


そして失明してしまうということを
患者さんがかなり多く見られます。



「ナレーション」

進行すると失明の恐れがある糖尿病網膜症、
この病気が失明の原因として上位を
占めているのです。



「佐々木梓さん」

糖尿病網膜症は、
いつどのようにして症状が現れ、
そしてなぜ失明してしまうのでしょう?。


今回は女糖尿病網膜症について
詳しくお送りします。




■糖尿病網膜症とは?


「ナレーション」

糖尿病の合併症で目に現れるのが
糖尿病網膜症です。


成人してからを失明原因として、
糖尿病網膜症と緑内障を合わせると
全体のほぼ4割を占めています。


糖尿病の合併症による失明は防ぐことが
できる、その他多くの人に知ってほしい、
そう語るのが帝京大学医学部眼科学講座
主任教授の溝田淳医師です。



「佐々木梓」

糖尿病網膜症とは
どんな病気なんでしょうか?。



「溝田淳医師」

人間の目の構造っていうのは、
よくカメラにたとえられます。


網膜というのは、そのカメラで言うと
フィルムに相当するところです。


つまり、光を感じる組織なんですね。


また、この網膜という組織は
基本的には再生されませんので、
一度悪くなっても機能を失ってしまうと、
それを取り戻すことはできません。


糖尿病の網膜症てのそういうような
人間の光を感じる物の中で重要な網膜
という組織がその血管のダメージによって
いろいろな形で障害されて...


最悪の場合には失明に至る、そいういう
疾患だと考えて頂ければ結構です。



「ナレーション」

まず網膜症の網膜とは
どこにあるのでしょう。


網膜は眼球の一番奥、「硝子体」という
透明の組織の後ろにあります。


光や色を感じでカメラでいう
フィルムの役割をしてます。


網膜には沢山の細い血管があり、
糖尿病の発症から数年かけて進行し、
血管瘤という血管のコブを作ったり、


出血したり、血液の成分が漏れ出て
網膜のむくみ、浮腫が起きます。


このような血管の変化から
網膜は栄養不足に陥り、
それを補うために
新生血管という。


ボロい血管ができて網膜の前にある
硝子体への出血、さらには網膜がはがれる
「網膜剥離」を起こすことがあります。




■糖尿病網膜症の症状について


「溝田淳医師」

糖尿病網膜症の初期にはあまり症状の
出ないことが多いです。


ですので偶然あの人間ドックで眼底検査
をしたら出血が指摘されて


そして調べてみたら、糖尿病だったと
いうような患者さんもいます。


ただ、その糖尿病網膜症によって
どんどん進行するに従って


中心部のゆがみを訴えたり、
あるいは視力が低下してきたり


あるいは極端な例で言うと、
光も見えなくなるそういうように
なる場合もあります。



「佐々木梓さん」

気づかずにいると視力の低下を招き、
失明の恐れもある糖尿病網膜症


そこで今回は視力と網膜の関係
についてこのコーナーです。




■視力と網膜の関係について



「ナース」

ドクター今回は視力についてですね。



「ドクター」

では視力と網膜の話、網膜の中心には
黄斑部という部分がある


黄斑部は外から入ってくる光や色に
対して非常に感度がよくなっていて
逆に外側にいくほど感度が悪い。


視力が決まるのは網膜の
この黄斑部のエリアなんだ。


では、これを佐々木リポーター
が体験してみるよ。


目標物にピントを合わせて文字を見る。
そして五十センチ離れたところにさて
Cの向きどっちかわかるかなぁ?。



「佐々木梓さん」

わからないです。


白と黒の色は見えるんですけれども、
どこが空いてるのかが...



「ナース」

なんでこんなに近いのに



「佐々木梓さん」

存在感はすごくあるんですけれども...



「ナース」

よく見える感度の良い範囲は
ものすごく狭いっていうこと?



「ドクター」

そう、50センチ離れたところ
というのは、目の中で言うと黄斑分から、
ほんの数ミリ離れた所なんだ。


だから、ここで見えにくいなどの障害が
起きても気付かない網膜の中心の狭い領域
でのトラブルでないと自覚症状はない
ということになるね。


それともう一つ網膜には痛みを感じる
神経がないので、たとえば、網膜症で網膜
から出血しても痛くも痒くもなんともない
これも病気に気づきにくいという
ことにつながるんだね。




■糖尿病網膜症の原因についてて


「溝田淳医師」

糖尿病も網膜症の基本的な原因は網膜の中
に毛細血管には細い血管があり


その血管が障害されることが第一の原因です。


一つは血管の透過性が増す。つまり血管から
物が漏れやすくなるわけですね。


そういうことによって、出血するパターン
ともう一つはその血管の障害がどんどん
強くなって血管が詰まってしまう


つまり前の中の血液の流れが
悪くなってしまう、そのような
二つの原因があります。



「ナレーション」

網膜には細い血管が集まっています。


網膜症になると、はじめ血管から
血液が漏れだします。


それが小さな点状の出血です。


この時網膜は栄養不足になり始めて
いてもまだ症状は出にくいのです。


さらに病気が進むと、血管を詰まらせた
部分が白いシミになって写っています。


このころになると、血流不足が進み、
それを補うために新生血管という
新しい血管が出来始めますが


その場しのぎに作った新生血管は、
もろくて出血しやすいのです。



さらに悪化すると新生血管が破れて
大きな出血になることがあります。


出血が透明の硝子体に及ぶと
片目が見えにくいという症状を
自覚するようになります。


症状がかなり進行してくると
視力の低下やぼやけが出始めます。


黄斑部の浮腫によって物がゆがんで
見えることもあります。


そして視界に黒い液体のようなものが
れる感じや、赤いフィルターを
かけた感じになったり...


またカーテンをかけたような陰りが
出るという人もいます。


目の前に虫のようなものがちらつく
飛蚊症を自覚することもあります。


これらはかなり危険な症状と言えます。
すぐに眼科を受診しましょう。



「佐々木梓さん」

網膜の血管で異常事態が起きても
気づきにくいとなると糖尿病網膜症を
早く発見するにはどのような検査が
必要なのでしょうか?。




■糖尿病網膜症の検査について


「ナレーション」

網膜症診断のために
行われるのが眼底検査です。


目は光を感知する器官、
内部は透き通っていて、
奥まで覗くことが出来ます。


この構造を利用して、目の奥を
観察することができるのです。


蛍光眼底造影検査は腕の静脈から
色素を注射して眼底カメラで
網膜の血管の映像を撮影します。


色素は蛍光を発するので
フィルターを通すと
血管が白く写ります。


血管が詰まっている部分は暗く写るため、
正常な部分とはっきり区別する
ことができるのです。


外科的な治療が必要かどうかを
判断する上で重要な検査になります。


こちらのOCT検査では、
網膜の断層画像を撮影します。


眼球に赤外光を照射してコンピューター
で断層画像を作り出します。


黄斑部の浮腫や剥離など網膜の形の
変化を診断することができます。


このような検査によって治療を
開始する時期を判断します。




■糖尿病網膜症の治療について


「溝田淳医師」


発生の予防というのが
一番重要な治療だと思います。


ですからまず一番最初は
血糖のコントロールを良くすること、
また、あの血糖のコントロールが
なかなかうまくいかなくて


あるいは体質によっては、
血糖のコントが非常に困難だかと
思いますので、そういう方の場合、
どうしても網膜症が進んでしまったら、
まず血管の透過性の更新...


あるいはそういうことによって、
網膜の中の中心部の黄斑に浮腫が来たり、
あるいは目の中の毛細血管が変速すること
によって血液の流れていない部分が増えた
りしたときにはレーザーで治療する
ことがかなりあります。


血管の透過性が更新してるとこへの所に
レーザーをすることによって


ちょっと軽いやけどを作って
血管からの漏れを少なくする、
そういう一つの目的と毛細血管が
詰まってしまって血液の流れが
悪くなった部分...


そういうところは供給は少なくなって
需要だけ増えてるので、やはり新生血管
という非常に出血しやすい悪い結果が
できてしまうんですね。


まあ言葉は悪いかもしれないんですけど、
間引きをする事によって需要を減らして、
その新生血管のできるのを防ぐ...
そういう2つの目的があります。


それでもどうしてもだめなときには、
あるいは出血が強くて...


あるいは白内障が強くて、
その治療ができないときには、
あの硝子体手術ということを
行なうことがあります。



「ナレーション」

外科的な治療として、
まずレーザーで網膜を部分的に
焼く治療があります。


網膜の栄養不足を解消し、
新生血管ができるのを
防ぐ効果があります。


手遅れにならないうちに
適切な時期に行うことが重要です。


この治療は外来で受けられます。


硝子体への出血や網膜剥離があると
外科手術が必要になります。


にごった硝子体などを取り除いた
部分は人口の液体に置き換えて内部を
透明にする治療をします。


手術の場合は、入院が必要です。




■糖尿病網膜症の早期発見について


「佐々木梓さん」

手術をすることによって
視力の悪化を防ぐことは
できるのでしょうか?。



「溝田淳医師」

その病態によっても
色々違いますけれども、
視力が回復する例もありますし、
悪化をともなう例も沢山あります。


ただ、最も重要なのは適切な時期に
適切な治療をやることがやはり視力
の改善あるいは悪化の停止に
役立つものだと思います。


手遅れになってしまえば、どんな治療
をしても失明は免れないという方は
どうしてもいらっしゃいますので


やはり時期というものが
非常に重要な事になると思います。



「ナレーション」

目の症状は初めはゆっくり進行します。


症状がなくても、眼底検査を受けることと
して眼科での経過観察が網膜症の早期発見
と失明の予防つながります。



「溝田淳医師」

糖尿病網膜症というのは非常に失明に
つながる非常に危険な疾患だと
自分たちは考えています。


まずそれを発生させないことが
一番重要なことで、ですからやはり
糖尿病が見つかったらしっかり
コントロールをする。


あるいは何も症状が無くて、
かつまあその時には眼底の異常が
ないからといって


そのまま放置することはせず
そうですね、眼底に所見がないと
半年から一年に一回でいいと思います。


ただ、何らかの形で出血なり、
症状が出てきた方の場合には半年以上間を
あけた後、眼科の診察をってない所に
問題があると思います。


糖尿病というのは結局は
治す病気というのじゃなくて、
一生付き合っていく病気です。


だからその付き合うのに対して、
内科の先生あるいははそれとともに
眼科の先生も一緒にその付き合うのに、
あの同行させて下さいという
状態になると思いますので


ですからまあ糖尿病だと言われたら、
自分から眼先生を受診するような形にして
いただければ、こちらも失明する患者さん
が少なくなってハッピーだと思います。



「佐々木梓さん」

糖尿病網膜症は、
適切な時期に治療をすることで
失明を防ぐことができるんですね。


糖尿病と診断された方は血糖値の
コントロールは異常定期的に
眼底検査も受けましょう。




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