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■今回のテーマは「ビタミンD欠乏症くる病」


今回の動画は「ビタミンD欠乏症くる病」がテーマです。鳥取大学医学部附属病院 小児科 鞁嶋有紀講師により、くる病が再び増加傾向にある原因など幅広く解説しています。


くる病は、ビタミンDが不足することによって生じてしまう病気です。主な症状としてはO脚やX脚などの骨格障害でして、放置すると歩行困難な状態になる怖い病気です。


元々小さなお子さんは、O脚気味なので症状が出始めているにもかかわらず、気がつかないケースも少なくありません。そして、症状が出る頃にはかなり重症となっています。


ですので、日常生活でしっかり予防する必要があります。しっかりビタミンDを体内に取り込むために、特に食事と日光浴が重要になるのですが、誤解されている点が多いです。


このため食事のバランスが偏っているケースも多いので、ぜひ今回の動画で正しく出来ているのかを確認していただき、きちんと対処できていない場合はすぐに改善しましょう。
 
 
 
【 出典 】聞いて納得!! 医療最前線
 
 

 
 


 
■今回のテーマは「くる病」


「本池美香さん」


みなさんおげんきですか?本池美香です。


「くる病」は、乳幼児の骨格異常を伴う病気です。進行すると歩行が困難になることもあります。戦後一時期みられた病気ですが、最近このくる病が再び乳幼児に増加傾向にあると言われています。


教えて頂くのは、鳥取大学医学部附属病院 小児科 鞁嶋有紀講師です。


鞁嶋先生は、小児科で主に成長障害やホルモンの内分泌疾患の研究と診療を行っています。




■くる病とは?


「本池美香さん」

鞁嶋先生よろしくお願いします。



「鞁嶋有紀先生」

よろしくお願いします。



「本池美香さん」

今回は乳幼児に増加傾向にある「ビタミンD欠乏性くる病」について教えていただきます。


あの先生、このくる病あまり聞き慣れないんですけども、まずどういった病気なのか、こちらのフリップを使って教えてください。



「鞁嶋有紀先生」

こういったO脚などの骨格の異常などをきたす病気です。



「本池美香さん」

この病気だんだん増えていると伺ったんですけども...



「鞁嶋有紀先生」

はい、そうなんです。戦時中とか、戦後に多い病気で、今は無くなっていると思われていたんですけど、最近増えてるんです。



■ビタミンDの働きについて


「本池美香さん」

ビタミンDが深く関係しているということなんですが、その働きについて教えて下さい。



「鞁嶋有紀先生」

ビタミンDの働きは、骨に必要なカルシウムとリンを体内に取り込んで正常な骨を形成してくれる大切な役割があります。


くる病は食生活や日常生活の予防により防ぐことが出来る病気です。




■くる病に対する街の声


「本池美香さん」

くる病を知っている人がいるかどうか聞いてきたVTRがありますので、先生一緒に見ていきましょう。



「質問」

乳幼児のくる病とは?



「街の人の声(1)」

いえ、知らないです。聞いたことないです。



「街の人の声(2)」

いや、聞いたことないです。



「街の人の声(3)」

くる病?ちょっと知らないです。



「街の人の声(4)」

あります。子どもの骨が弱くなって足が曲がっているのをちょっと見ました。



「街の人の声(5)」

ビタミンDが不足してなる病気で、少し昔のものっていうイメージがあるんですけど、
症状は関節がどうにかってぐらいしか分からないですけど...はい。



「街の人の声(6)」

骨が弱くなる。原因が分かれば栄養面とかで何か摂れれば助かりますけど...



「街の人の声(7)」

子どもに日光を浴びさせないと骨が強くならないからっていうので、(日光を)浴びさせろ浴びさせろとはよく言われます。



「本池美香さん」

街の皆さんの声を聞かれていかが思いましたか?。



「鞁嶋有紀先生」

知らない方も多いんですけども、ご存知な方はよく勉強されてるなぁと思いましたけど、
やはりよく分からなくて、ちょっと怖いなという方もおられましたね。




■くる病の症状とは?


「鞁嶋有紀先生」

くる病の症状は、骨格異常と書かれてますが、O脚やX脚などに脚が曲がって変形してしまう症状や少し歩きにくいとか、歩くのが遅いといった歩行困難のような症状があります。


こういった症状より先にカルシウムが低くなったことで、手がしびれたり、痙攣を起こしたり、あとは手が硬直したような形で手が動かしにくいといった症状が見られることもあります。




■ビタミンD不足を防ぐには?


「本池美香さん」


このビタミンD不足にならないためにはどうしたら良いのか教えていただきたいんですけが、食品から摂るといったイメージがよく浮かぶんですけども...



「鞁嶋有紀先生」

食品も大事なんですけど、実は日光浴もとても大事なんです。日光を浴びることでビタミンDを取り込むことができるんですね。



「本池美香さん」

子どもが外に出かける機会がどれくらいあるのか、こちらをご覧ください。




■子どもが外にでる機会について


「質問」

外に出かけるときは?



「街の人の声(1)」

なるべく外にだしたいんですけど、昼間はまだ今の時期暑いので、ちょっと日が沈んだ夕方に外に出るようにしてます。1時間位ですね。夕方日が沈んでからです。



「街の人の声(2)」

日光ってどうしても当てたくないというか、あてたら心配というのがあるんでどれくらいあてたらいいかわからないと難しいですね。



「街の人の声(3)」

最近帽子もかぶってくれないので、長時間外で遊ぶ時は日焼け止めを塗るくらいで、それくらいしかしていないです。



「街の人の声(4)」


今紫外線が強かったり、暑すぎたりするんで、すごく外に連れて行きたいけど、なんか行けないというか、そういう感じです。



「街の人の声(5)」

一応帽子をかぶるくらいで、まだ子どもなんで、そこまで気にせず遊ばせています。




■日光浴について


「本池美香さん」

夕方に出るという方もいらっしゃったんですが...



「鞁嶋有紀先生」

夕方に出るという方もいらっしゃったんですが、夕方でも十分日光浴になります。


ただ日差しが少し陰っているときは少し長めに日光浴をされたほうがいいと思うんですけども...


さきほど1時間くらいとおっしゃってましたが、それでも十分だと思います。



「本池美香さん」

日光浴として、夏であれば10分から15分程度、冬で30分から1時間程度ということなんですが...



「鞁嶋有紀先生」

日陰ですと冬と同じくらい30分から1時間程度でもいいです。


全身をあてなければいけないということはなくて、顔とか手が外に出ていたらいいです。


水着でずっとあたってなくてはいけないということはなくて、
先ほど言われたようにお外で遊んだりするのでも良いと思います。



「本池美香さん」

紫外線が気になっているから日焼け止めをつけているというお母さまもおられたんですけども...



「鞁嶋有紀先生」

日焼けを予防してくれるんですけども、実はビタミンDもブロックしてしまうので、ビタミンDを取り込むのが出来にくくしてしまうんです。長期間海水浴でお顔が向けてしまうくらいする場合はされてもいいと思うんですけども

毎日の通園のときとかに、全身に塗るっていったようなのはちょっと過剰かなと思います。

かならずしも日焼け止めを沢山塗ったほうがいいといったことではないんですよ。




■さらにビタミンD不足を防ぐには?


「本池美香さん」

その他ビタミンD不足にならないためには、どういう方法があるんでしょうか?。



「鞁嶋有紀先生」

こういった鮭などのお魚、干ししいたけなんかもいいですね。

干したものはビタミンDが沢山含まれています。



「本池美香さん」

魚類にはビタミンDが多く含まれているんですか?



「鞁嶋有紀先生」

お肉よりもお魚のほうが多く含まれています。
そのままのしいたけよりも干ししいたけの方が沢山ビタミンDが含まれています。



「本池美香さん」

ではここで、子どもの食生活がどうなっているのかこちらを御覧ください。




■子どもの食生活ついて


「質問」

食生活は?



「街の人の声(1)」

なるべくまんべんなく色々な野菜を食べさせるようにしているんですけど、緑のやさいとか好き嫌いがあるんで...



「街の人の声(2)」

でいるだけバランス良くはしていますけど...



「街の人の声(3)」

今は鉄分を摂ることぐらいしか気をつけていないです。
あとアレルギーとか、卵と乳製品なんで、食べないようにするぐらいですかね。



「街の人の声(4)」


うちの子は卵と小麦と牛乳のアレルギーを持ってまして、卵にいたっては触っただけでじんま疹がでてきてしまうような感じですね。




■子どもの食事について


「本池美香さん」

先生、率直にどう思われましたでしょうか?



「鞁嶋有紀先生」

アレルギーで、食事を制限されて、苦労されている方も多いですけど、きちんとよく考えられて、離乳食を頑張られているなと思いました。



「本池美香さん」


気になるのは、お母さんとしてはアレルギーを持ってらっしゃるお子さんがいると特に注意をしなければいけないと思うんですけども...



「鞁嶋有紀先生」


多くはお魚に含まれているので、お魚を食べられればいいんですけども、お魚も食べれないようなアレルギーがあるっていう場合は、かかりつけのお医者さんに相談されたほうがいいかと思います。



「本池美香さん」


それは別の食品で補うというようなことになるんでしょうか?



「鞁嶋有紀先生」


このお魚は食べれるけど、このお魚は食べられないということもあると思うんですけども、食べれるお魚を食べるように出来たらいいです。


さっきいった干ししいたけやきくらげなんかにも沢山入っているので、そういったものを代用したり、あとは日光浴でもビタミンDを取り込むことができるので、したほうがいいかと思いますけども...



「本池美香さん」

あとは離乳食で予防するということも...



「鞁嶋有紀先生」


ビタミンD欠乏症くる病が増えてきた原因で母乳を栄養される方が増えてきたということもあります。


母乳はとっても良くって、ぜひしていただきたいんですけども、母乳にはビタミンDがほとんど含まれていないんです。


ですので、離乳食の開始が遅くなって完全に母乳だけだとビタミンDが不足してしまうので、適切な時期に離乳食を早めに開始されるほうがいいいかと思います。



「本池美香さん」

では先生、この母親もビタミンD不足を予防することっていうのは必要になってくるんでしょうか?



「鞁嶋有紀先生」


そうなんです。ビタミンD不足から生まれたお子さんはビタミンD欠乏になることもあるんで、お母さんも実は3分の1ぐらいはビタミンD欠乏があると言われているくらいなんです。



「本池美香さん」

えっ結構多いですよね。



「鞁嶋有紀先生」

そうですね。ハイ。


ダイエット志向とかでお魚とか、そういったビタミンDが含まれている食品をうな制限するような食品を制限されたりすることも多いですし...


紫外線予防ということで、日光にあたることが少ない、まったく日に当たることがなくって、日焼け止めを沢山塗られている方も多いですので、女性のビタミンD欠乏も増加傾向にあります。


それでお子さんも増えてきているというのもありますね。



■くる病の早期発見について


「本池美香さん」

先生、このくる病を早期に発見することが重要だと思うんですけど、症状に気づくにはどうしたらいいんでしょうか?。



「鞁嶋有紀先生」

症状が出るっていうのはかなり重症になるので、さっき言った食生活とか日常生活の予防のほうが大事ななんですけども、くる病の代表的な特徴としてO脚ですね。


骨が外に開いているような症状がポイントになります。お子さんでも少し開いている方はおられるので、中々難しいこともあります。


ですので、乳幼児健診などを利用して、先生に開き具合を診てもらうというのも良いと思います。




■くる病の治療について


「本池美香さん」

くる病になってしまったら、治療で改善することっていうのはできるんでしょうか?。



「鞁嶋有紀先生」

できます。お薬でビタミンDを補充することで改善されますし、あとはビタミンDを多く含む食品を摂ることで症状は改善していきます。




「本池美香さん」

はい、先生今日はありがとうございました。



「鞁嶋有紀先生」

ありがとうございました。



「本池美香さん」

今回はくる病について教えていただきました。母子ともに適度な日光浴とバランスのよい食生活を心がけて丈夫な骨を作りましょう。






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