2015年03月の記事一覧

看護師さんのお仕事や転職に関する情報サイトです。医療機関だけでなく福祉施設や一般企業に転職するための情報を分かりやすく解説しています。

月別アーカイブ:2015年03月

2015年03月の記事一覧。看護師さんのお仕事や転職に関する情報サイトです。医療機関だけでなく福祉施設や一般企業に転職するための情報を分かりやすく解説しています。
ガン検診の驚くべき下請け構造とは?肺がんを見落とされた男性患者の命は?

前向きになれる言葉と感動するお話
今回ご紹介させていただく動画は、がん検診を受けたにもかかわらず肺がんを見落とされた一人の男性を密着取材しています。ガン検診の驚くべき「下請構造」が明らかになり…

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夜勤の多い看護師のうつ病リスクは高い?夜勤とうつ病の因果関係とは?

看護師の悩みについて
■夜勤とうつ病の因果関係常勤で働く看護師さんは日勤と夜勤の両方ありますが、「うつ病」を患った看護師さんの中には、夜勤を行うようになってから、うつ病の症状に悩ま…

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乳がんの再発を抑える治療法の限界とは?HER2蛋白=陽性の乳がんの脅威とは?

医療ドキュメント動画
今回ご紹介させていただく動画は、再発リスクが非常に高いとされる「HER2」蛋白=陽性の乳がんを治療する女性に密着しています。この患者さんの実のお姉さまも、3年ほ…

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デイサービス看護師の仕事とは?見た目以上に重労働でストレスも多い?

デイサービスの仕事について
■デイサービス看護師の仕事は大変?デイサービスで働く看護師さんの仕事についてですが、基本的に一般病院で行われているような「医療行為」は殆ど行われません。しかし…

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抗がん剤治療の問題点とは?10種類の抗がん剤を使用してもガンが完治しない患者の苦悩とは?

医療ドキュメント動画
今回ご紹介させていただく動画は、抗がん剤治療を2年間にわたって受けている患者さんを密着取材したのものです。抗がん剤によって、がんは一旦消えるのですが、他に転移…

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レントゲン検診でガンの早期発見は困難?がん専門医が告白するレントゲン検診の盲点とは?

医療ドキュメント動画
今回ご紹介させていただく動画は、レントゲン検診の盲点について、がん治療の最前線で活躍する医師たちの苦悩を密着取材しています。レントゲン検診だけでは、ガンを早期…

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企業看護師の仕事人気NO1 企業の医務室・健康管理室の仕事の魅力とは?

企業看護師について
■医務室勤務の仕事がなぜ人気が高いのか?病院で働くことに限界を感じている看護師さんにおすすめしたいのが、病院以外で働くことです。看護師さんの仕事は多様化してお…

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研修医が支えるERの実態とは?人を育てながら発展する研修システムとは?

医療ドキュメント動画
今回ご紹介させていただく動画は、沖縄の救急医療の現場を密着取材したドキュメンタリーです。ERに配置された研修1年目の医師が毎日マンツーマンで先輩医師の指導を受け…

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救命救急センターで働く看護師の注意点とは?救命救急センターの過酷な現状

看護師の仕事の比較
■救命救急センターの役割とは?救命救急センターは、一刻を争う危機的状況にある患者さんが救急搬送されてきますので、対応にあたる医師の先生や看護師さんの多くがとて…

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デイサービスでの医療行為と看護師と医師との難しい関係について

デイサービスの仕事について
■デイサービスでの医療行為について基本的に看護師さんが医療行為を行うためには医師の指示がどうしても必要になります。これはデイサービスのような施設であっても、病…

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ガン検診の驚くべき下請け構造とは?肺がんを見落とされた男性患者の命は?

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今回ご紹介させていただく動画は、
がん検診を受けたにもかかわらず
肺がんを見落とされた一人の男性
を密着取材しています。


ガン検診の驚くべき「下請構造」
が明らかになりました。


自分の命を守るためには、
もはや誰も信用してはいけないと、
思わせるほど酷いケースです。


6分程度の動画なので、
お時間のあるときにでもじっくり
見ていただければ幸いです。







■毎年受けたガン検診でなぜ見落としがあったのか?



「秋元優里さん」

次です。時代のカルテ
「がん医療の現場」今夜は、
レントゲン検診で肺がんの
見落としの裏に潜んでいた
二重三重の下請けの構図
衝撃の事態です



「鈴木啓介さん」

責任体制というか


そういうものが
極めてずさんではないかと



「ナレーション」

東京都内の健康診断で
見落とされていた肺がん


裏切られた早期発見への期待
その実態を追跡した



「鈴木啓介さん」

歩くのは僕は大丈夫。


あの、でも走るのは無理だね。



「ナレーション」

都立高校の社会科教師だった
鈴木啓介さん69歳


2005年職場の健康診断で
左肺におよそ七センチの
癌があると告られた


しかし手術を担当することに
なった医師が、ある疑問を
抱いたという



「鈴木啓介さん」

毎年撮っているのに、
1年でこんなにデッカクなるって
いうのは、ちょっとおかしいから、
前のやつ(2004年のレントゲン画像)
を病院へ行ってもらってきてくれと



「ナレーション」

3000例を超す肺がん手術を手がけて
いる癌研有明病院の院長中川健医師


2005年当時、
主治医として鈴木さんの2004年に
撮影されたレントゲン画像を確認した
ところ、目を奪われたという。



「中川医師」

私は驚きましたよコレ、
あれ今年(2005年当時)のと
間違いじゃないの?と、
その時言っちゃいましたけど


(Q:それはどうしてですか?)


あまり立派な物があるのに
これがチェックされてないからです

これは見落とされた方が
はっきり責任があると思います



「ナレーション」

鈴木さんが肺がんを告知された
2005年の画像、2004年の段階でも
すでに6cmほどのガンが見えていた


さらに2003年の画像にも
ガンの「影」があった



「中川医師」

それは早い段階で見つかっていれば
見つかっているほど、あの治る確率的
には増えたと思います。

少なくとも今よりは軽かったで
あろうとは言えます。



「ナレーション」

鈴木さんは、
手術で左肺を全て摘出したが
リンパ節の転移があり、
完治できなかった


2008年には右肺に転移


あと1年手術が早ければ
完治できたかもしれない
そんな思いがよぎる



「鈴木啓介さん」

素人目でも分かるものが
見落とされていたと


こういうことですから
まぁどうしてだろうと


「ナレーション」

鈴木さんは、検診を行った
関東中央病院に説明を求めたところ
病院長ら関係者が自宅を訪れたという



「テープ音声」

(2004年に)明らかに影がある
これを見逃すということは
ちょっと有り得ないことでありまして

何らかの理由でそれをみなかった
のではないかと、本当に深くお詫び申し
上げるしかございません。



「ナレーション」

実は鈴木さんの肺がんを見落としたのは
当時80代の開業医だった


関東中央病院は、都立高校教員の検診に
必要な検診車を持つA事業団に委託、
そこからB社を経て開業医がレントゲン画像
を読影するという。


二重三重の下請けの構図が存在していた


納得がいかない鈴木さんが詳しい説明を
求めたところ、開業医から詫び状が届く
ボールペンでこんな言葉が綴られていた



「開業医の詫び状」

今後このような事態を避けるためには
読影者を複数にするしかないと思います



「ナレーション」

詳しい事情を聞くため
取材班が開業医の診療所を尋ねると
2年前に閉鎖していた


開業医は2005年当時推定八十三歳


命を左右する読影は高齢の
開業医ただ一人に委ねられていた


レントゲン画像の読影は
見落としを防ぐため、二人の医師による
ダブルチェックが基本である


しかし、コストがかかるため、
必ずしも徹底されていないという


「西井医師」

(読影の)管理は、わが国では行われて
いないところがありましてですね


同じ日本国民なのに
まぁ住んでいるところで
受けている検診機関によって
ばらつきある


というのは事実なので
それを何とかこう改善して
いかなければいけない



「ナレーション」

取材に対し、関東中央病院は
画像のダブルチェック体制を取っており
2005年当時、A事業団に対して
契約時にダブルチェックを
指示したと回答した


だが結果として鈴木さんの肺がんは
見落とされたのである


原爆の図の作者であり
ノーベル平和賞の候補にもなった
丸木夫妻の美術館


ここで鈴木さんはボランティアで
ガイドをするつもりだったが
肺がんで体力が低下
断念せざるを得なかった



「鈴木啓介さん」

人の命というのは
みんなそれぞれに、大切というか
大事なもので、それはまた社会に
とっても大事なもので...



「ナレーション」

これまで知らされていなかった
レントゲン検診の限界


そしてずさんな実態


肺がんから「命」を守るため
今変えるべきことがある



動画の内容はここまでです。



誰の目から診ても、ガンがあると、
分かっていたにもかかわらず、
見落とされたわけですから、
レントゲン画像を見ることすら
行っていなかったのかもしれません


ガン検診を受けたのに、
早期発見どころか、余命いくばくも
ない状態にまで追い込まれて
しまったわけですから、
本当に気の毒です。



いつも本当にありがとうございます。
ぜひブックマークしていただきたく、
何卒よろしくお願いします。

夜勤の多い看護師のうつ病リスクは高い?夜勤とうつ病の因果関係とは?

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■夜勤とうつ病の因果関係


常勤で働く看護師さんは日勤と夜勤の両方ありますが、「うつ病」を患った看護師さんの
中には、夜勤を行うようになってから、うつ病の症状に悩まされるケースが多いです。


しかし夜勤がある職場や職種は何も医療の世界だけではありません。工場勤務、トラック
ドライバー、警察官、消防士、深夜に営業するスーパーや飲食店なども夜勤に含まれます。


こうした人達も同じように「うつ病」を患う可能性が高く、実際に夜勤がない日勤だけの
人たちと比較すると非常に高いので、夜勤とうつ病の因果関係は否定できません。


継続して夜勤を行っている人たちの間では、「5年」が一つの鬼門とされています。


どういうことかといいますと、5年以上夜勤を行っている人の約30%が大なり小なりの
「精神疾患」を患っており、一方5年未満の場合は発症率が5%以下となります。


夜勤の仕事には、「うつ病リスク」を高める条件がそろっています。


日勤と夜勤の両方を行う「交代制勤務」によって、「生活のリズム」を一定に保つことが
非常に困難なうえに、少数精鋭で仕事にあたるため、看護師さん個人の負担が増えます。


ただ単に仕事量の問題だけでなく、「責任」も比例して大きくなります。


例えば患者さんの急変時の対応は、ちょっとした判断ミスで患者さんの命にかかわる事故
につながるので、ミスがゆるされないことから、強いストレスを感じることになります。


ストレスは「うつ病」の大きな原因の一つです。つまり真面目で責任感が強い看護師さん
ほど強いストレスを真正面から受けてしまうので、精神的に苦しむことになります。


つまり夜勤によって、肉体的にも精神的にも負担が大きくなります。


心と身体の健康管理を自ら行うことをしないで、こういった厳しい状況が続けば、次第に
精神的に不安定な状態になり、徐々に「うつ病」の症状が表にあらわれてきます。


ですので、夜勤を行っている看護師さんは、「うつ病対策」を自ら行う必要があります。


こういったことは、意識するだけでも、かなり効果があります。自ら自分自身と向き合う
ことになりますので、心と体に「うつ病」が入り込む隙が生まれにくくなります。





■うつ病の最大の原因はストレス?


基本的に長期間に渡って夜勤を行っている看護師さんは、自律神経やホルモンのバランス
が次第に崩れていくので、うつ病以前に体調管理が非常に難しくなります。


もしなにもせずに、頑張り続けてしまうと体調を壊してしまいかねません。


また、夜勤の人間関係もストレスの大きな要因の一つです。


二交代制を採用している病院では、大抵夜勤は16時間前後拘束されることになります。


その間一緒に働く人達と協力しあって働くことになるわけですが、中にはどうしても合わ
ない人もいます。そうした人と一緒に働くとなると16時間は長過ぎますよね。


合わない人と一緒に働くと心と身体が苦しくなりますよね。より強いストレスを感じます。
しかも、その強いストレスを感じている状況で働くと、なんでもない凡ミスが多発します。


普段であれば前向きに捉えることが出来るものの、精神的に非常に落ち込みます。


鈍感力という言葉が一時的にちょっと話題になりましたが、その反対の「敏感力」です。


つまり、それほどまでに看護師さんの仕事は責任が重く、仕事の量がハンパではないので、
普通に仕事をしていたら、当然ミスが多発しますので、より注意が必要になります。





■自分でできる「うつ病対策」とは?


看護師は夜勤を長期間に渡って行う上で大切なのが、健康管理(体調管理)です。


中でも「食事」と「睡眠」は非常に大切ですから、しっかり自分にあった生活パターン
を作り上げて、仕事による心と身体への負担を出来るだけ抑えることが大切です。


夜勤をしながらでも、自分に合った生活のリズムを作っていきたいですね。


特に休日の過ごし方が大切でして、人によっては疲労が溜まりすぎて、一日中寝て過ごす
という人も少なくありません。しかしこれは逆に心と身体に良くありません。


オススメはウォーキングやストレッチなど無理なくできる軽めの運動です。


心と身体がいい感じでほぐれていきます。家に戻ったらシェワーが気持ちいいですよ。


これで大抵気分は晴れるのですが、これでも気分が落ち込んでしまい、自分で「うつ病」
を疑ってしまうくらい「おかしい」と感じたら、そのまま放置してはいけません。


すぐに職場の先輩や上司に相談しましょう。5年以上に渡って夜勤を継続して行った場合、
うつ病を患うケースは30%に達してしまうと言われています。これは驚異的数字です。


5年以上夜勤をやると10人に3人もの人が「うつ病」を患うことになってしまうわけで
すから、うつ病対策はキャリアに関係なく、取り組まなければなりません。


自分の身に何らかしらの問題が生じたら、出来るだけ小さいうちに問題を解決するために
動くことが大切であって、何でもかんでも我慢することが良いわけではありません。


何もせずに放置すれば、うつ病の症状が一気に悪化します。





■「うつ病かも?」と思ったら?


自分勝手な判断は間違いの元です。そうならないためにも、もし職場の上司に相談して、
心療内科や精神科で専門医に診てもらうように勧められたら、すぐに受診しましょう。


そして、専門医が下した診断結果とそれに対するアドバイスに必ず従ってください。


また「うつ病」と診断され、休職することになると一日中部屋の中にこもって過ごされる
ケースが非常に多く、それが続くと半寝たきり状態になってしまい、復職が遠のきます。


一日中家で過ごすとなると、著しく体力が落ちてしまいます。もし仮に復職したとしても、
身体がついていかないので、またすぐに休職することになってしまいます。


できるだけ朝早く起きて、ウォーキングやストレッチなど適度な運動を取り入れることを
オススメします。身体を動かさずに心の病を回復させようとしても、中々回復しません。


最初は家の周辺を5分くらい歩く程度から始めましょう。


好きな音楽を聞きながら(車に注意)ウォーキングすれば結構楽しいものです。


うつ病を発症される方の大半は、真面目で責任感の強い方なので、休みたくても職場の人
たちに迷惑をかけてしまうという思いから、仕事を休まない方が多いです。


また没頭できる趣味の時間を持つことも非常に重要です。


こうした趣味の時間を持てるようになると心を自然と癒やしてくれます。


しかも、うつ病になってしまった自分を責めてしまいます。


そうではなく、そこまで頑張って働き続けた自分をほめてあげることも大切です。


自分だけ自分の味方でなければなりません。自分をしっかり認めてあげましょう。


うつ病を長期化させないためにも、場合によっては一度退職して、夜勤のない職場に転職
するのも一つの手です。そうすることで規則正しい生活を送れるようになります。


そして、肉体的にも精神的にも健康なれば、自信を取り戻すことができます。そうなれば
再び病棟勤務に戻ることになったとしても、うつ病の再発を抑えられます。


とにかく自分で自分を抑えこまないことが大切です。

乳がんの再発を抑える治療法の限界とは?HER2蛋白=陽性の乳がんの脅威とは?

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今回ご紹介させていただく動画は、
再発リスクが非常に高いとされる
「HER2」蛋白=陽性の乳がんを
治療する女性に密着しています。


この患者さんの実のお姉さまも、
3年ほど前に乳がんを患い、
帰らぬ人となりました。


3人の子供を残して死にたくない
という思いから治療を決意!


二種類の抗がん剤を服用することで、
髪の毛がすべて抜け落ち、
以前の明るさは消えました。


7分程度の動画なので、
お時間のあるときにでもじっくり
見ていただければ幸いです。







■乳がんの再発リスクを抑えるには?



「秋元優里さん」

さて、年間およそ五万人の女性が
乳がんになり、一万人以上が
亡くなっているという日本。


シリーズ「がん医療の現場」


第三回目は乳がんの再発リスクと
向き合う女性を取材しました。



「権田幸祐講師」

ガン細胞というのは、
主に血管だとか、リンパ管だと
かそういうものに乗って
転移していくわけですけども...



「ナレーション」

これは血液中をがん細胞が
流れていく瞬間を初めて
分子レベルで捉えた映像。


このように体内に潜んでいる
かもしれない「がん細胞」と
生き残りを賭けて闘う一人の
女性に密着した。


宇都宮市に住む
田崎恵美さん44歳。


去年9月右の胸に
小さなしこりがあるのに気づき、
検査をうけたところ1.1cm
の乳がんと判明した。



「田崎さん」

そのときは、ぞ〜って、
血の気が引きました。

何かちょっと手震え
ちゃったりして。



「ナレーション」

田崎さんは、
がんの摘出手術をすぐに決断。

三人兄弟の末っ子の日向君にも、
乳がんであることをありのまま伝えた。



「田崎さん」

もしかして生きている時間て、
そんなにな長くないのかなって思ったら
家の家族のことを一生懸命気にして
あげようっていう。



「ナレーション」

手術は無事に終了。
乳がんの病巣は取り除かれた。

だが、田崎さんの乳がんは、
再発や転移のリスクが高い
「HER2」蛋白=陽性と確認された。



「古川医師」

再発の危険因子が高いっていう反面、
再発の予防治療として「ハーセプチン」
というお薬の治療が有効である
ということも分かっておりますので


「ハーセプチン」の治療を行う
ということをオススメしました。



「ナレーション」

分子標的薬「ハーセプチン」

「HER2」蛋白のみをターゲット
にした薬である。



「渡辺院長」

血液中に回った「ハーセプチン」が、
その乳がん細胞の表面の「HER2」蛋
白にちょうど手錠をかけるように
結合するわけですね。


でそうするとそれが結合した
がん細胞は一気に死滅してしまう。



「ナレーション」

手術でがんの塊を取り除いたとしても
わずかに残ったがん細胞が血管や
リンパ管を通って全身に散っていく


これが再発や転移の原因になると
考えられている。


そこで世界的なガイドラインは抗がん剤
と「ハーセプチン」を組み合わせた
術後化学療法を推奨している


田崎さんは、この治療を受けることを決意


まず二種類の抗がん剤の投与を開始した
ところ、強い倦怠感に襲われ、
そして髪の毛が抜けた。



「田崎さん」

何か家から出るのが怖くなっちゃった


いつも帽子かぶんなくちゃとか
感染予防気をつけなくちゃとか


こんな姿で外に出て
知っている人に会ったら


「あなたはガンなのね、
 早く死んじゃうのかしら」
 とか思われるのは、す〜ごく嫌だったし



「ナレーション」

共同経営者として夫の事業を支え、
ボランティア活動などに参加していた
田崎さんだったが、治療を始めて
家に引きこもるようになった。


良き相談相手だった実の姉も
三年前に乳がんで亡くなったという。



「田崎さん」

やっぱりね、時々会いたくなる

同じ病気だからお話したかったのに
色々質問できたらいいのに
質問出来ないのが残念



「ナレーション」

今年3月抗癌剤治療が終了


「ハーセプチン」の投与を開始した

治療費は年間およそ100万円
経済的な負担が田崎さんの
心に重くのしかかる



「田崎さん」

死んじゃうかもしれないなら
したい治療でしょ


でも〜高すぎる


「渡辺院長」

「ハーセプチン」の場合にはですね

リスクは少なくとも半分には抑えられる


それが今、この2010年の医療としては
できる精一杯のところなわけですよ



「ナレーション」

乳がんになる以前
田崎さんの生活の中心は
泳ぐということ


水着へのためらい
体力の低下などから
プールに背を向けていたが


治療後8ヶ月ぶりに初めて
プールに入ることを決めた



「田崎さん」

すごくも〜死んじゃうかもという恐怖感
そういうのがあったんですけど


まぁとりあえず「ハーセプチン」
を入れている間は、守られてる気がして
今はすごく安心感があって


(Q:今は治せる病気だと
  いうふうに感じてます?)
 
いや、う〜ん、治る人もいれば
駄目な人もいる病気...
それはしょうがないと思います



「ナレーション」

突然訪れた乳がんという命の危機


不確実ではあっても
今最善の治療にかけて
田崎さんは生き続ける



「秋元優里さん」

はいさてこちらご覧頂きたいと思います


再発リスクが高い「HER2」蛋白=陽性
の乳がんの女性について


こちらのグラフでは
再発予防の「ハーセプチン」を投与した
グループと投与しなかったグループの
3年後を比較したものです


再発しなかった率の差は「6.3%」


まぁ一見小さい差に思えます


しかし、グラフをこのように
逆さまにしますと、この赤い部分
再発した患者側の視点で見てみますと


この「6.3%」という
「ハーセプチン」で再発を免れた人の
 割合は全く別の印象を与えます


この薬に関しまして、医療界の一部で
現在も議論が別れていますが


患者の視点にたった
説明も必要なのでは、と思います


「がん治療の現場」、明日は抗癌剤治療
の現実を検証します。


このあとはこちらです。



動画はここまです。



「ハーセプチン」という、お薬を服用する
ことで乳がんの再発リスクを抑えるわけ
ですが、あまりにも高額ですよね。


しかも、ハーセプチンを服用しない場合と、
服用した場合の再発した差は、6.3%です。


番組内では、決してその差は小さくないと、
していますが、これでは躊躇しますよね。


このケースが適用される民間の医療保険に
運良く入っていたとしても、外来での治療で
自己負担分だけでも30万円前後かかります。


あらためて保険の重要性を実感しました。


いつもほんとうにありがとうございます。
ぜひブックマークをお願い致します。

デイサービス看護師の仕事とは?見た目以上に重労働でストレスも多い?

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■デイサービス看護師の仕事は大変?


デイサービスで働く看護師さんの仕事についてですが、基本的に一般病院で行われている
ような「医療行為」は殆ど行われません。しかし、仕事は色々あるので結構大変です。


介護度が比較的軽い利用者さんが多い職場では、「バイタルサイン」のチェックをはじめ、
利用者さんの健康管理や健康指導、急変時の対応などが主な仕事となっています。


また残業もなく夜勤もないので楽だと勘違いされている方が少なくありません。


確かに肉体的にも精神的にも病棟勤務ほど負担は大きくありません。


しかし、デイサービスの仕事は決して楽ではありません。


看護の仕事よりも介護の仕事に近いので、病棟勤務にはない難しさがあります。


例えば利用者さんは要介護認定を受けた高齢者であるため、入浴、食事などの身の回りの
ことをサポートしなければなりません。見た目以上に力のいる大変な仕事です。


特に介護度の高く利用者さんが多い職場で、かつ人材不足である場合、かなり大変でうす。


毎日利用者さんが昼食を食べ終えるまでは息つく暇もないくらい忙しいです。





■看護師の主な仕事内容


デイサービスとクリニックの施設が併設されているケースも少なくありません。


その場合は医師がすぐそばにいるので、診察のサポートなども行います。


そうでない場合は、他の病院に勤務している医師に掛け持ちしてもらう形で診察します。
医療行為はほとんどないと申し上げましたが、やることは結構あります。


当日利用者さんが問題なく入浴できるかどうかを判断するために「バイタルチェック」を
行い、もしも人が足りなければ入浴のサポートを行います。これが結構重労働です。


主な業務は次の通りです。軟膏類の塗布や褥創の処置、点眼、導尿、浣腸、摘便、お昼の
服薬、血糖測定、インシュリン施行、爪切り、傷の手当といったことを行います。





■持病を患っている利用者のケア


デイサービスの利用者さんは高齢者ですから、持病を患っている方が多いです。


肺気腫を患っている利用者さんの中に酸素を投与されてる人もいます。


こうした場合には、酸素流量の確認やSpo2の測定を行います。


そして、「人口透析」を受けている利用者さんには厳しい「水分制限」がありますので、
きちんと守らせることが大切なんですが、認知症の方も少なく無いので大変です。


高齢であるため、突発的に容態が悪化する可能性も十分あるので注意が必要です。





■デイサービスで働く看護師の悩みとは?


デイサービスの仕事は確かに病棟の仕事と比べれば、肉体的にも精神的にも負担が小さい
ですが、決して楽な仕事ではありません。楽な仕事とたかをくくっていると失敗します。


基本的にデイサービスの仕事は病院のように業務がしっかり構築されていません。


このためデイサービスで働く看護師さんの仕事は、看護よりも介護の仕事の方が多いです。
仕事に慣れるまでの間は利用者さんのケアやコミュニケーションが上手く取れません。


このため、最初は色々戸惑うことも多いことから、ストレスに苦しめられる看護師さんも
少なくありません。しかし仕事に慣れればこうした問題は自然と解決されていきます。


また、デイサービスでは看護師の数が非常に少ないため、バイタルサインのチェックなど
看護の仕事に関しては、周囲のペースに巻き込まれずにすむので、自由に仕事ができます。


このため人に看護師さんによっては、デイサービスは「人間関係の問題」がそれほど大き
くないとし、むしろ病棟よりも働きやすいと感じる方も少なくありません。


しかし、一度施設内でトラブルが起こると本当に大変です。


というのも正職員の看護師が一人しかいないケースも少なくないからです。


1人体制の職場では利用者さんの突発的なの急変に対応するのは難しいです。


病棟勤務が長い看護師さんであっても、適切な対応を取りにくいと感じています。


それもそのはず、看護師1人体制の職場では、仕事の相談をできる人がいないからです。


全て自ら率先して行わなければならないので、この点も大きなストレスとなります。





■腰痛を抱えながら働くのは難しい?!


また正職員の看護師さんが数人いるような比較的大きな施設で働いている場合でも、実際
に配置される看護師さんの数はそれほど多くないので、勤務日が揃うことも少ないです。


このため看護師さん同士が積極的に連携する機会はそれほど多くありません。


しかし、デイサービスでは医療に精通した「理学療法士」、「作業療法士」などの専門職
として働いている人たちがいますので、分からない点について相談しましょう。


また利用者さんの「体位変換」や「移乗」などにより、慢性的な「腰痛」に苦しめられる
ケースも多いので、腰痛ベルトなどを装着するなど、腰痛対策も欠かせません。


デイサービス看護師の仕事の中でも特に入浴介助と車椅子への移乗介助は腰に来ますし、
それなり力が必要なので、腰痛を患いながらこれらの介助を行うのは非常に困難です。


もし介護度の高い利用者さんが比較的多い職場で働くことになれば、さらに腰痛の症状を
悪化させてしまう可能性が高いので、この点を十分考慮して働かないと体がもちません。


また、人手が足りない施設では、職員一人あたりの負担が大きくなるので、腰をやられる
可能性が高いので、もし慢性的な腰痛に悩まされているのであれば要注意です。


デイサービスの看護師求人を探すさいに、この点について必ず確認する必要があります。


抗がん剤治療の問題点とは?10種類の抗がん剤を使用してもガンが完治しない患者の苦悩とは?

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今回ご紹介させていただく動画は、
抗がん剤治療を2年間にわたって
受けている患者さんを密着取材
したのものです。


抗がん剤によって、
がんは一旦消えるのですが、
他に転移してしまいます。


抵抗力が衰えているので、
転移してしまうと、その後に増える
スピードが加速してしまうようです。


こうした抗がん剤治療の問題点など
について現場の意見が吸い上げられて
いるので非常にためになりました。


7分程度の動画なので、
お時間のあるときにでもじっくり
見ていただければ幸いです。







■抗がん剤治療が超えられない大きな壁とは?



「秋元優里さん」

さて、シリーズでお伝えしている
「がん医療の現場」


今夜は抗癌剤治療がテーマです。


再発や転移した進行がんの治療
には欠かせない抗癌剤ですが
治療中の患者が直面する
現実を追いました。



「佐藤さん」

みんなね、あの〜


その時はなかなか考えようと
しないんですよ。


逃げて通ってるんです。



「ナレーション」

大きな効果をあげる一方で、
その威力を持続することが難しい
抗がん剤治療の現実。


そして希望とは?。


弘前大学附属病院で
入院生活を送る佐藤義彰さん。


二年前の七月に悪性リンパ腫と
判明してから入退院を繰り返してきた。



「佐藤さん」

仕事したいですよ。


まともに...



「ナレーション」

地元新聞社に籍を置く佐藤さんは、
取材記者や編集デスク、
支局長などを経験。


昼も夜もない生活を送ってきた。


現在は治療に専念するため、
休職している。



「伊東医師」

今回の抗癌剤の効果を
期待しておきましょうね。



「佐藤さん」

何回もそうやって
助けられてきたからね。


抗癌剤にはね。



「伊東医師」

ここの所が腫れてきたのかい?



「佐藤さん」

ここ、薬塗って、
ああいてぇいてぇ...



「ナレーション」

体中の老廃物や細菌などを
処理するリンパ管、そこにできる
ガンが悪性リンパ腫である。


リンパ管の流れに乗って
ガン細胞が移動、
転移することも多い。


悪性リンパ腫の治療は抗癌剤による
化学療法が中心となる。


ただし厳しい副作用がともなう。



「佐藤さん」

全身がだるくなって、
手足がしびれる。


精神的にもやられた。


もうパニックになって
気持ちが変になってしまう。


「ナレーション」

爆発的に増殖していくガン細胞。


その中で抗がん剤を投与すると、
はじけるように消えて行くガン細胞。


抗癌剤によって
ガン細胞が死滅する
瞬間である。


当初、抗がん剤による治療が功を奏して、
佐藤さんは寛解になったと
主治医から告げられた。


ガン治療の現場で使われる
この寛解の意味とは。



「伊東医師」

画像上見た目に関しては、
まぁ消えているんですが、


明らかに本当にがん細胞が
身体の中から消えてしまったかは、
はっきりといえないような
状態なんですね。



「ナレーション」

佐藤さんが寛解となって
三週間後今度は脳に転移して
いることが判明、


抗癌剤の大量投与と
放射線治療で危機を脱した。


これまで佐藤さんが使った
抗がん剤は10種類を越えるという。



「佐藤さん」

まぁ、最初は効いたけど、
効かなくなってね。


まぁこれもできれば
効いてもらいたいなと。


そういうふうに。
いやホント切実に思ってますよ。



「ナレーション」

抗がん剤が効かなくなるという
現実に多くの患者が直面する。


ガン医療が長年解決できない
大きな「壁」だ。



「宮園教授」

抗がん剤というのは、
どんどん増殖しているものには
よく効きますけれども、


休んでいる細胞には
中々効きにくいんですね。


そいういう休んでいる細胞が
どうしても生き残ってしまって、
しかもあのガンがどんどん悪性度が
増していく耐性というのを獲得して、
そして段々抗がん剤が効きにくくなる。



「ナレーション」

使える抗がん剤はほぼ全て使い、
佐藤さんに残された治療は
限られていた。



「伊東医師」

今の治療で腫瘍を抑えながら、
日常生活を何とか続けてもらって、
と思っております。


それがまぁ、今我々にとって、
出来る一番のことなのかなと
理解していますね。



「ナレーション」

この日佐藤さんは
一時帰宅を許可され、
ひさしぶりに我が家に帰っていた。



「佐藤さん」

やっぱり外は気持ちいいですよね
とくにこう、お日様にあたると...



「ナレーション」

佐藤さんの会社は休職4ヶ月目
以降給料はストップする。


収入がない状態で毎月十万円
前後の治療費の確保など、
不安材料を抱える佐藤さん。


それでも表情は明るかった。



「佐藤さん」

人って、その日その日を
ただ生きることだけでも
いいんですよね。


それだけでも
この人は何ていうのかな。


ここにいる意味っていうか、
意味があるのかなと。



「ナレーション」

抗がん剤治療でいつも食欲がない
佐藤さんだったが、この日は違っていた



「佐藤さん」

やっぱり家のカレーはうまいは


うん...。俺の心の故郷ですよ、
この岩木山は。


やはり県外行ってね、
この山を見るとみんな、
さっぱりするんですよ。



「ナレーション」

病院に戻った佐藤さんは、
抗癌剤治療に加えて、
放射線治療を始めた。


現在病状は一進一退を続けている。




動画はここまです。


毎月10万円以上「入院費」がかかる
ようなので、費用を捻出するだけ
でも大変ですよね。


早期発見できれば、ここまで苦しむ
ことはなかったわけですが...


患者さんのように昼夜がない仕事を
している人は、健康診断は受けない方が
多いので、この点が惜しまれます。


10種類もの抗がん剤を服用しても
完治しないとなると、次の手がないので、
患者さんだけでなく、医師も大変です。


この点に関しては、
昔から言われていたことですが、今
のところ改善される兆しはありません。


いつもほんとうにありがとうございます。
ぜひブックマークをお願い致します。


レントゲン検診でガンの早期発見は困難?がん専門医が告白するレントゲン検診の盲点とは?

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今回ご紹介させていただく動画は、
レントゲン検診の盲点について、
がん治療の最前線で活躍する医師たちの
苦悩を密着取材しています。


レントゲン検診だけでは、ガンを早期発見
するのは非常に困難なんだそうです。


レントゲン検診を専門に行っている医師は、
毎日800人以上だそうです。


1人にかけられる時間は20秒程度です。


なぜ早期発見が難しい理由を聞いて
ショックを受けるかもしれません。


やはりCTスキャンに優るものはないようです。


7分程度の動画なので、お時間のあるとき
にでもじっくり見ていただければ幸いです。







■医師が苦悩する理由とは?


「秋元優里さん」

時代のカルテ「がん医療の現場」


今夜取り上げるのは、読影と呼ばれる
レントゲン画像の判定を巡る現実です


命の明暗を分けるといっても
過言ではない読影現場から勇気ある
証言をお伝えします



「ナレーション」

肺がんのレントゲン検診に
深いジレンマを抱えている医師がいる



「石原医師」

ある程度進んだ段階で見つかる検査って
ことではないかと思っています


そういう意味では限界がある



「ナレーション」

命を左右するレントゲン画像の判定
重い責任を担う医師が語る本音とは?



「林医師」

レントゲンで見つけれるって
一部じゃないかなと思いますけどね。


CTの方が絶対いいに決まって
いるんですよね。



「ナレーション」

下町の風情が残る東京幡ヶ谷で、
地域のかかりつけ医となっている
石原藤樹医師。


レントゲン健診を受けていながら、
肺がんを早期発見できなかった、
という患者たちから相談を受けてきた。





■なぜ早期発見が困難なのか?


「石原医師」

ここに3cmくらいになりますかね

リンパ腺にも転移があって、
手術は無理っていうことで、


『毎年(検診)をやっていて、
 どうしてみつからなかったんだ』
  
 ということは、
 ご本人も結構ショックを
 受けられていた方ですね。



「ナレーション」

この患者は、肺がんが見つかって
およそ三ヶ月後に亡くなった。


早期発見できなかった理由、
それはレントゲンの最大の弱点である
死角に関係してると石原医師は見ている。



「石原医師」

かなり進行の早いもので、
かつおそらくはレントゲンで、
かなり見づらい場所から(ガンが)
始まったのではないかなと。


この辺だったかもしれません。
(助骨と肺が)重なる場所ですね。



「ナレーション」

レントゲン検診で肺がんを早期発見、
完治した患者もいる。


両方の現実を知るゆえ、
彼は苦悩していた。



「石原医師」

(レントゲン検診は)限界のある
ものだという話をした上で、
(検診を)受けていただいている。


『じゃあ、なんで検診があるのか?』
ということもありますので、
その辺は僕の方でも矛盾するものを
頭の中に抱えながらの説明になる。



「ナレーション」

がん感染症をセンター都立駒込病院、
この日放射線治療を受ける
肺がんの女性は、


レントゲン検診によって
早期の段階で見つかった。


駒込病院では、高齢者の場合、
身体に負担の少ない放射線治療を
進めておよそ七割完治しているという。


放射線チームは、
コンピューターでミリ単位の誤差を修正、
2センチ大の肺がんに照準を定めた。



「唐澤医師」

それでは、今から治療を
はじめますので、
息を浅くしておいてください。



「ナレーション」

この女性の場合、
周囲の組織への影響をおさえるため、
9つの角度からピンポイントで
照射する定位放射線治療が選択された。


一回につきおよそ四十分間、
これを四日間行い治療は終了する。



「唐澤医師」

この小型の肺がんに関しては、
しっかり治療すれば、
手術と同等に治すことができる。


1期のうちに発見されないと、
この治療は成り立ちませんので、
早期発見は何より重要でして。





■臨床医が語る厳しい現実?


「ナレーション」

結核予防会大阪府支部、
レントゲン検診において
最も重要とされるのが、
読影と呼ばれる画像判定である。


照明が落とされた
室内に張り詰めた緊張感、
ここでは一枚の画像を2人の医師が
時間を変えて判定するダブルチェック
を必ず行っている。


呼吸器内科医として
肺がんの治療にあたっている
林宏明医師は、診療と平行して
一日におよそ800人以上の
レントゲン画像を読影する。


精度を落とさないために、
あえて数は増やさない。


一人分のレントゲン画像にかける
時間は平均二十秒だ。


突然フィルムを止めた林医師、
画像の中に何かが存在していた。



「林医師」

右の肺の助骨と重なっている部分に
丸い陰影が写っている。

ということで異常。サイズとしては
1cm弱くらいではありますけど。



「ナレーション」

早期の肺がんの疑いだった。


専門の医師でなければ分からない


かすかな異変である。



「林医師」

必ずこういう物はピックアップしないと、
翌年見落としというカタチで発見される
というケースが多いと思われます。



「ナレーション」

レントゲン画像から肺がんの疑いの
ケースが出るのは0.5%。


集中力で命の危機を救ってきた林医師だが、
現在の検診制度には、疑問を抱いていた。



「林医師」

レントゲンで発見できる肺がん自体は、
やはり『進行がん』で見つかるという
ことが多いですから、


肺がんの発見率という意味においては、
CTより劣るとい言わざる得ないです。



「ナレーション」

レントゲン画像だけでは、
肺がんの早期発見は難しいとして、
一部の自治体ではCT検診の
導入を始めている。


患者と向き合う現場の医師たちに
広まる危機感。しかし、国には今のところ
肺がん検診を見なおす計画はない。



「秋元優里さん」

時代のカルテ「がん医療の現場」、
次回は肺がん検診にCTを導入した
長野県松本市の取り組みなどをお伝えします。



動画はここまです。


自治体によっては、CTスキャン検診を導入
されているようですが、こうした動きが
全国的に広がることをと願わずにはいられません。


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企業看護師の仕事人気NO1 企業の医務室・健康管理室の仕事の魅力とは?

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■医務室勤務の仕事がなぜ人気が高いのか?


病院で働くことに限界を感じている看護師さんにおすすめしたいのが、病院以外で働く
ことです。看護師さんの仕事は多様化しており、活躍の場が確実に広がっています。


中でも企業看護師の仕事は非常に魅力があり、転職先として人気が高いです。


企業看護師の仕事で最も人気が高いのは企業の医務室や健康管理室での仕事です。


そこで働く看護師さんのことを「産業看護師」といいます。



看護師さんの間で企業の医務室勤務が非常に人気が高く、その秘密は以下の通りです。



(1)体力的にも精神的にも負担が少ない職場環境


病院で働く看護師さんが退職する理由で最も多いのが「仕事がきつい」です。


この中には患者さんや職場の同僚・上司との人間関係の問題も含まれています。


中でも病棟勤務の看護師さんは、日勤だけでなく夜勤を一定の回数こなさなければなら
ないので、その結果として心と体が休まる暇がないほど激務にさらされます。


こうした変則勤務をこなすのは容易なことではなく、ベテランの看護師さんも大変苦労
していますし、中高年に達すると病棟勤務に限界を感じる看護師さんもお多いです。


こうしたことが原因で離職するケースが多いのが現状です。


産業看護師の仕事は、夜勤は一切ありません。土日祝日もお休みです。


人間関係の問題は多少ありますが、それでも病棟勤務の比ではありません。



(2)安易に転職しても同じ問題を抱えることに!


どこの病院も看護師さんが不足しています。これに加えて大半の病院が赤字経営です。
このため人員が極端に少ないので一人あたりの負担がどうしても多くなります。


勢いにまかせて転職してしまうと、転職する前よりも状況が悪化します。


これでは何の意味もないどころか、かえって自らをひどい状況へと追い込みます。


一般企業で医務室があるところは中堅以上の大手企業が中心です。


組合も強いので、常に労働環境の改善が求められています。


こうしたことから病院とは比較にならないほど職場環境が軽やかです。


看護師さんの間で企業の医務室で働くことが注目されるのはある意味当然です。





■産業看護師の仕事と役割


なぜ一般企業は、「医務室」や「健康管理室」を設けるのかといいますと、以下の通り、
労働安全衛生規則により、会社は努力義務を怠ってはならないと定められています。


つまり、強制ではないのですが、従業員が安心、安全、快適に働ける環境を整備するのは、
会社の務めであるとされているので、ある程度規模の大きな会社はきちんと設けてます。



「労働安全衛生規則」

(休憩設備)
第六百十三条 事業者は、労働者が有効に利用することができる休憩の設備を
       設けるように努めなければならない。


(休養室等)
第六百十八条 事業者は、常時五十人以上又は常時女性三十人以上の労働者を
       使用するときは、労働者がが床することのできる休養室又は
       休養所を、男性用と女性用に区別して設けなければならない。



一般企業の医務室や健康管理室というと、清潔感あふれる高級サロン的なイメージがある
かと思いますが、実際には企業版の保健室のようなものだと思ってください。


一般企業の医務室や健康管理室で働く看護師さんの仕事は一般病棟よりも楽だと誤解され
るような内容の文章がよく目にしますが、実際にはそんなことはありません。


雑務の多さがとにかく凄いです。基本的に企業看護師の仕事は、従業の健康管理がメイン
となりますので、従業員向けに「健康診断」が定期的に行われています。


そして、検査で異常が見つかった従業員の保健指導や再検査などを行います。


医師の先生の診察介助、与薬などもありますし、薬剤の請求、レセプトなどのデータ入力、
カルテ処理、室内の掃除、医師の先生のお茶・食事の用意などもあります。


また従業員が仕事中の事故で負傷した場合は病院と救急車の手配、労災の処理などもあり、
あっという間に一日の仕事が終わってしまうくらい、色々な仕事が待っています。


慣れないオフィス内での事務仕事に戸惑うこともあるかもしれませんが、自分のペースで
仕事を進められ、それらの仕事を自分管理するので、やりがいは十分あります。


もちろん、良い面もあれば悪い面もあります。これは病棟でもおなじですよね。


沢山の従業員と接することになるので、名前と顔を覚えるのに皆さん最初は苦労します。


また、基本的に病院のような院内研修のようなものはありませんので、自分から率先して、
仕事を物にしていかなければなりません。色々考えながら働くことになります。


そして、人間関係の問題についてですが、少人数のチーム(2〜3人)で働きますので、
もし職場で医師をはじめ職員とあわないと、距離が近すぎるので本当に苦痛です。


病棟勤務ほど過酷ではないので、仕事のストレスは比較にならないほど小さいですが、
楽な仕事ではありません。それなりに意識の高い人でないと、正直勤まりません。





■病院よりもスキルアップが高く評価される!


企業の医務室・健康管理室で看護師として働くわけですから、企業の一社員として働く
ことになります。気になるお給料については企業によってかなり差があります。


看護師の平均年収が472万円で月収が、30万円前後です。


産業看護師の場合、これよりも若干下回ります。ちなみに正社員の場合は月給25万円
から30万円程度、年収は350万円から430万円程度となっています。


他にも派遣社員、パートで企業看護師として働くこともできます。


時給は1500円前後なので、日給12000円から14000円くらいです。


しかし医務室勤務の場合は夜勤がありませんので、病院でいうところの日勤のみでこれ
だけの収入が得られることを考えれば、かなり魅力のある仕事といえます。


また経験に応じてスキルアップしていけば、昇給と言う形で評価してくれます。


実際に多くの産業看護師が日本産業衛生学会が主催する認定資格「産業カウンセラー」、
「認定産業看護師」、などの資格を取得して、自分の仕事に活かしています。


他にも「第一種衛生管理者免許」、「保健師資格」があると就職するさいに有利ですが、
これらの資格がなければ企業看護師(産業看護師)として働けないわけではありません。


仮に数百万円ものお金を投じて「専門看護師の資格」を取得したとしても、資格手当は
微々たるものですから、はっきりいって病院ではスキルアップする気をなくします。


こうしたことからも分かる通り、病院で働くよりもスキルアップのしがいがあります。

研修医が支えるERの実態とは?人を育てながら発展する研修システムとは?

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今回ご紹介させていただく動画は、
沖縄の救急医療の現場を密着取材した
ドキュメンタリーです。


ERに配置された研修1年目の医師が毎日
マンツーマンで先輩医師の指導を受け
ながら奮闘する姿が収められています


今まで過酷な医療の現場を伝える動画が
多かったのですが、今回はこれまでよりも
ソフトな印象になっています


7分程度の動画ですので、お時間のあるときに
でもじっくり見ていただければ幸いです。







■研修医をERで育てる


「滝川クリステルさん」

時代のカルテ、
今夜は沖縄ERシリーズの第二回、
絶対に断らない救急医療を
実現する上で要となっている
研修医の現実に迫ります。



「ナレーション」

沖縄県立中部病院の
研修医島袋彰医師28歳


二年間の初期研修を終え
三年目に入った彼には
後輩の指導という役割が
課せられている。


心臓の動きが不安定な患者に
電気ショックを行う
二年目の研修医


これを研修三年目の
島袋医師がサポート、
五年目の大久保医師が
全体を管理する


屋根瓦方式と呼ばれる
中部病院伝統の
研修スタイルである



「島袋医師」

子供から大人まで様々な科を
超えて診ないといけないので、
結構タフですけど、
やりがいは十分ありますね。



「ナレーション」

午前0時過ぎ、
中部病院ERの待合室は
順番を待つ患者で埋まっていた


この春ドクターになった
研修一年目の豊田康祐医師が
はじめてERの診察を担当する


マンツーマンの
指導役は島袋医師だ


熱を出して機嫌の悪い子供に
いきなり苦戦する豊田医師


耳の中の状態を確認するのも
ままならない


一方、一瞬で状態を見極める
島袋医師。二年のキャリアの
差はかなり大きい。



「島袋医師」

名前言わないでね、名前を言わないで
何歳女性で、何とか救急隊からです



「豊田医師」

お願いします。

48歳女性の方で
具志川救急隊からです

オーバードーズ疑いです

あと1、2分で着きます



「ナレーション」

オーバードーズとは、
薬物を過剰摂取した
患者のことを指す。


自殺を図った場合も多く
注意が必要なケースだ


ただしこの患者は
何度も救急車を呼び
つけている常連だった


それでも必ず受け入れる
のがERの流儀


こうしている間にも
四十度の熱を出した
子供が診察を待っている



「島袋医師」

「寝る」「食べる」「機嫌」
この3つが大丈夫な子は元気な子



「豊田医師」

飲んだり食べたりできてますかね?



「患者さん」

できてないです



「豊田医師」

できてないですね。眠れてます?



「ナレーション」

先輩研修医のアドバイスを
しっかり実行する豊田医師だったが

経験が浅い研修医の診察を受ける
ことについて地域住民は
どう感じているのだろうか?



「患者さん」

沖縄の医療のために
勉強になるのであれば
全然いいと思いますけど



「ナレーション」

中部病院のERでは、
研修医たちが基本的に診察を行うが
内容は全てベテランの指導医が
チェックすることで

安全性とクオリティを
確保しているという



「田中医師」

勉強は患者さん1人1人で
経験しているという
病院ですから


患者さんの数に圧倒される
研修医もいますけどね



「ナレーション」

中部病院の研修医は
原則的に敷地内の寮に
入ることになっている


給料は月額30万円


他の病院の当直アルバイ
トなどは一切禁止され、
研修漬けの二年間を送る



「豊田医師」

この患者さんを帰して
いいのか帰しちゃいけないのか
っていう判断を僕たちが
まず迫られるような状態で


大変な現場だなと
すごく痛感していますね



「ナレーション」

専門分野だけでなく
総合的に対応できる
一般専門医を育てるため

中部病院では全ての診療科を
ローテーションする
研修方式を取り

800人を超える
医師を送り出してきた


患者数が多いERは、
短期間で様々な症例を
経験できる絶好の場に
なっているという



「真栄城元院長」

研修医がいなければ
ERは維持することはできません


毎年、同じ人がやったら
完全につぶれます


そういう教育の場として
ERを使わないと



「ナレーション」

夜が明けたERに
また一人の患者が搬送されてきた



「島袋医師」

お願いします

けいれん中。ハイ分かりました

触って触って身体

温かいか冷たいか



「ナレーション」

激しく痙攣する患者の処置
にあたる豊田医師


徹底した現場主義の中部病院では
一年目の研修医に年間一千件を
超える症例を経験させる



「豊田医師」

なかなか時間が
要求される場所なので
患者さんと時間を持って接するのは
なかなかできないですけど


やりがいはあるところ
だなと思います、本当に



「ナレーション」

当直は月八回以上、
中部病院の研修はきわめて
厳しいのも現実だ。

その毎日に耐えることが
できるわけとは...



「島袋医師さん」

これは誤解を恐れずに簡単に答えると
充実して楽しいからだと思います
正直なところ...



「ナレーション」

人手不足から崩壊の危機にある
日本の救急医療、研修医を中心にした
ER式救急は一つの答えなのかもしれない



「滝川クリステル」

今回からの取材からは、
経験の浅い彼らへの病院全体の
バックアップと先輩が後輩を
しっかりと指導していく伝統が
浸透しているおかげで

研修医たちがのびのびと
働いている印象を受けました


また研修医を受け入れる
住民の理解がとても重要だという
ことを感じさせられました。


沖縄ERシリーズ
引き続きお伝えしていきます。




動画はここまです。


沖縄の救急医療の現状を伝える番組
の第2回目の放送分です。


ERで働く研修医ということで、
もっと悲壮感溢れる職場をイメージ
していたのですが


島袋医師が微笑みながら
言っていたとおり


楽しい雰囲気も一部で感じられる
くらい明るい印象を受けました


また今回あらためて人を育ていく
態勢をしっかり作りあげることが
大切だと実感しました。


いつもほんとうにありがとうございます。
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救命救急センターで働く看護師の注意点とは?救命救急センターの過酷な現状

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■救命救急センターの役割とは?


救命救急センターは、一刻を争う危機的状況にある患者さんが救急搬送されてきますので、
対応にあたる医師の先生や看護師さんの多くがとてつもない緊張状態の中で働いています。


特に急性病態は時間が経過するにつれて患者さんの容態が急変する可能性が高まるため、
搬送中に適切な処置をしなければ、搬送中に死を迎えることになりかねません。


中でも「心肺停止状態」に陥っている患者さんの蘇生処置は極めて困難であるため、病院
に到着してからの救命率が低いため、急救命士のスキル向上が強く求められています。


救命救急センターは以下の三つに分かれています。施設数は87です。


(1)高度救命救急センター(32施設)

(2)地域救命救急センター(12施設)

(3)ドクターヘリ基地施設(43施設)




基本的に日本の救急医療体制は、初期救急、二次救急、三次救急の三つに分かれてます。
患者さんの「重症度」によって、それぞれ振り分けられる恰好となります。


(1)初期救急

初期救急は、入院の必要がない状態で外来診療だけで対応し、診療後に帰宅できる方のみ
対応することが出来る医療機関です。主な診療科目は「内科」、「外科」です。



(2)二次救急

二次救急は、一般病棟への入院が必要な中等症患者(肺炎など)に対応する医療機関です。
病院によって対象範囲が微妙に異なります。



(3)三次救急

三次救急は、二次救急で対応することが難しいとされる重症患者(心筋梗塞、脳卒中など)
に対応する医療機関です。複数の診療科が連携する形で高度な処置を行います。





■複数の診療科が協力しあう難しさとは?


生命の危険に瀕している重症患者には当然のことながら、高度な処置が必要であるため、
「救命救急センター」や「高度救命救急センター」が対応しています。


救命救急センターは、高度な医療を患者に提供し続けなければなりません。人工心肺装置
をはじめ、人工呼吸器など全ての医療機器が最新鋭のものを用意しています。


国内の救命救急センターは、それぞれの地域で救急医療の重要な役割を果たしています。
24時間体制で患者さんを受け入れていますので、看護師さんも常に対応に追われます。


救命救急センターは複数の診療科が垣根を超えて連携することを強く求められます。


特に最近は高齢化社会が急速に進んだことで、高齢の患者さんが救急搬送されるケースが
急激に増えており、疾患によって合併症リスクが高いため、対応するのが困難です。


常に不測の事態に備えて待機していなければならないので、仕事に慣れるまでは大変です。
しかし、仕事に慣れれば医師や他の従業員とも意志の疎通が図れるようになります。


チーム医療は、複数の診療科の垣根を超えながら協力しあうことで成立します。


しかしどこの診療科もマンパワーと時間がたりません。またそれぞれ抱えている患者さん
があるため、思うようにことが進まない難しさがあります。





■救命救急センターで看護師として働く魅力とは?


医師が患者さんに対してどのような処置を行なうか、そばで見ながらサポートするので、
緊張状態の中で色々と大変ですが、ここで培った技術やノウハウは一生物の財産です。


次第に仕事の段取りも良くなり、よりスピーディに処理出来るようになり、救急搬送され
てきた患者さんに対して先を読みながら対応することができるようになります。


ここまで出来るようになると仕事が非常に面白くなります。


救命救急センターには、毎日沢山の危機的状況にある患者さんが入れ替わり立ち代り搬送
されるので、現場の従業員の責任の重さとそのプレッシャーは尋常ではありません。


特に夜に搬送されてきた患者さんは、より重篤である場合が少なくありません。


このため一命を取り留めたことで、患者さんとそのご家族から感謝されることが一般病棟
にて働いていた時よりも確実に多いでしょう。これが働くための原動力にもなります。





■救命救急センターで働くメリットはとは?


救命救急センターで看護師として働くメリットは色々ありますが、何といっても救急搬送
された患者さんは一刻を争う状況にあるため、先を読む力と判断力が自然と身につきます。


またそれにともなって仕事の段取りが飛躍的に向上します。もちろん最初から上手くいく
わけがありません。失敗と挫折を交互に繰り返しながら身につけていくものです。


なぜなら、そうしたスキルを身につけることが出来たのは、日々大変な職場で働いたこと
によるものですが、大変なことを乗り超えれば看護師として自分に自信が持てます。


もし将来的に救急看護認定看護師や集中ケア認定看護師など救急医療に関する認定看護師
になることを検討しているのであれば、救命救急センターで働いた経験が必ず役立ちます。


救命救急センターでの看護師さんの仕事についてですが、基本的に医師の診療補助が中心
となるわけですが、その他にも重症患者の全身管理や清潔ケアなどがあります。


重症患者は、どんなに手術が成功したとしても、いつ容態が急変するかわかりませんので、
わずかでも異常が見られれば、速やかに医師の先生に報告しなければなりません。


こうした小さな積み重ねによって、早期発見することができるんです。


ある程度長い期間救命救急センターで働いている看護師さんは、何らかしらの「使命感」
を持って働いています。むしろそうでなければ働けない厳しい仕事です。


仕事に対する意識が高い人達が沢山いる一つの集合体ですから、それぞれのスタッフが、
チームの一員として求められる役割をしっかり守らなければなりません。


このため、チームの団結力は他の職場にはないほど高いです。そして瀕死の状態にあった
患者さんの一命を取り留めたときの安堵感と達成感は何者にも代えがたい喜びがあります。


しかもチームの面々と喜びを一緒に味わえる点も大きな魅力となっています。


しかし、だからといって特別人間関係が良いというわけではありません。


ときには同じチームのスタッフ同士が怒鳴りあったりすることもありますが、こういった
ことも患者さんを救うためとスタッフの皆さんが必死に頑張っている証拠ですよね。





■仕事で壁にぶつかったら?


救命救急センターでは、心肺停止や重度意識障害などで搬送されることも日常茶飯事です。
いつ死んでもおかしくない状態で搬送され、医師からの指示を待ってないこともあります。


このため看護師さん自らの判断で適切な処置を行わなければならないケースもあるので、
必要となる知識や技術を身につけるために研修に参加して学び続けなければなりません。


また、意識不明の重体で搬送された患者さんとコミュニケーションを取ることはできない
ので、最善を尽くしても死に至るケースが少なくないので、やりきれないこともあります。


救命救急センターでは、患者さんの最期を看取ることも一般病棟よりも多いので、慣れる
までは、些細なことでも深刻に考えすぎてしまい、色々と悩むことも多いと思います。


そうした場合は、すぐに職場の上司や先輩に相談してください。

デイサービスでの医療行為と看護師と医師との難しい関係について

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■デイサービスでの医療行為について


基本的に看護師さんが医療行為を行うためには医師の指示がどうしても必要になります。
これはデイサービスのような施設であっても、病院でも変わりありません。


例えば「摘便」は、患者さん(利用者さん)自然排便ができないときに行なう立派な医療
行為であるため、これまで何度も経験していたとしても、医師の指示が必要になります。


ディサービスの利用者さんの中には、便秘で苦しんでいる方が少なくありません。

便そのものが非常に固いため、排便するさいに、力みすぎてそのまま意識を失ってしまう
ケースもよくあります。こうした利用者さんにとって排便すら命がけなんです。


基本的に大型施設を除いてデイサービスの施設内に医師が常駐していることはありません。
嘱託として働いているケースが多いため、連絡を取り合いながら対応することになります。


利用者さんの身に何らかしらの問題が発生した場合は、看護師さんが適切な処置を行なう
わけですが、一刻を争うような状況であっても、医師に指示を仰がなければなりません。


あまりにも便がお腹の中で溜まり過ぎると腸内が腐ってしまいますので、場合によっては
施設内で浣腸するのですが、排便のさいに脳梗塞が発症してしまうこともあります。


便秘が酷い場合は急病扱いにし、医師に指示を出してもらったうえで、浣腸をすれば何ら
問題ありませんが、何も確認せずに浣腸してしまうと、大問題に発展します。


摘便や浣腸程度なら医師の指示がなくても看護師さん自らの判断で行えると利用者さんや、
ご家族は思っていますので、その点に関しても理解を求める必要があります。


そうしないと何らかしらの問題が起こったさいに「対応が遅かったから、こうなった」と、
責められます。そうならないためにも看護師としての役割を自ら伝えなくてはなりません。


また利用者さんのご家族が自宅で摘便や浣腸を行なう分には何ら問題がないので、注意点
などアドバイスを求められることもありますが、その点に関しては問題ありません。






■毎回主治医に指示を仰ぐ必要性について


看護師さんが利用者さんに対して医療行為を行う場合、必ず医師の先生の指示に従わなけ
ればならないので、常に医師と連絡を取り合いながら事を進めていく必要があります。


仮にデイサービスの仕事に慣れても、独自の判断で医療行為は行なうことができません。
利用者さんの身に何かあれば、すぐに医師の先生に連絡を取らなければなりません。


しかし、多くの医師が他の仕事と兼務しているので、時には連絡を取るのも一苦労です。


デイサービスの利用者のほとんどが高齢者であるため、何らかしらの持病を持っている人
が少なくありません。施設内では突発的に発作がおこったりすることもよくあるあります。


このため、臨機応変に対処しなければならいので、事前に利用者さんの身に起こりうる、
あらゆる事態を想定したうえで、医師の先生としっかり話し合う必要があります。


また、指示を仰ぐ際のルールを明確化しておくといいでしょう。そうしないと毎回はじめ
て指示を仰ぐかのようなことになってしまうので、医師の先生もこまってしまいます。


ですので、主治医と良い関係を築き上げることが非常に大切な仕事となります。


とはいっても、人間には相性がありますので、中には意地悪な人も少なくありません。


しかし、好き嫌いを超えて仕事に取り組まなくてはなりません。


そうしないとデイサービスの利用者の健康と安全を守ることはできません。






■今後さらに厳格化が進む?


「主治医の指示」の必要性については、以下のとおりとなっています。


デイサービス(通所介護サービス)を行う上で必然的に生じる「 診療補助行 」ために
主治医の指示を得る必要があります。(医師以外に医療行為が行えないため)


介護サービス計画に位置づける際、介護支援専門員は居宅療養管理指導や情報提供料に
よって正しい情報を得て、サービス提供事業所にしっかり伝えることが必要です。


デイサービスを運営する側は、常に利用者から診断書の提出を求めています。


デイサービスでは「診療補助行為」については主治医の指示を得る必要があります。


ケアプランの作成時に介護支援専門員は居宅療養管理指導や情報提供料によって情報を
得たのであれば、「サービス提供事業所」にきちんと報告しなければなりません。


どの施設も人材不足に苦しめられています。このためどうしても目が行き届かないときも
あって、そうしたときに運悪くトラブルが起こることがあります。


だからといって、許されることではないので気をつけなければなりません。


これまで以上に厳格化される可能性が高まっています。


もっとも、病院でも看護師さんは、医療行為は行うことは認められていません。


しかし、常に医師と連絡を取りやすい状況の中で働いているので、それほど不都合なこと
はおこりませんが、デイサービスでは医師の先生が常駐していないケースが殆どです。


このため医師と連絡が取りにくかったりするわけですが、それだけではありません。


医師の先生の中には優柔不断でいい加減な方も少なからずいます。


もし、主治医がそういったタイプの方だと、利用者さんとそのご家族、ケアマネージャー
の板挟みになって、色々と嫌な思いをすることもありますので、注意が必要です。


先読みしながら、行動しないと失敗を押し付けられることになりかねません。


そうならないためにも、自ら率先して連絡を密にする必要があります。


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