■夜勤と高血圧の関連性について夜勤のさいに、突然立ちくらみのような目眩や吐き気に襲われた経験がございますか?。
高血圧による可能性が高いです。高血圧ははっきりとした自覚症状がありません。
ある日突然耳鳴りがしたと思ったら、突然強い目眩や頭痛に襲われるので、人によっては
パニックに陥ってしまうこともありますので、十分注意しなければなりません。
「気がついたら高血圧になっていた...」といったケースが増えています。
こうした問題は、夜勤のある医療機関で働く看護師さんだけはありません。製造業の工場
で夜勤で働く人たちなど、夜勤がある仕事に就いている人たちに多く見受けられます。
夜勤と高血圧の「因果関係」に関しましては、現段階で決定打となるものはありますが、
夜勤者の中には夜勤をやるようになって高血圧になった方が少なくありません。
もし夜勤を行っている最中に上述したような症状に突然襲われたら、すぐに血圧を測って
みてください。大抵こうした場合、数値が平時よりも高すぎる可能性が非常に高いです。
患者さんの血圧を測る側である看護師さんが、自分の血圧を測るのは違和感を感じるかも
しれませんが、良い仕事をするためにも大事なことなので、まめに血圧を測りましょう。
実は、血圧というのは昼よりも夜のほうが高い傾向にあります。このため夜勤をやるよう
になってから、急に血圧が高くなったと感じる方が多いのも事実です。
ただし、健康管理を怠ると、高血圧が進むことになりかねませんので、注意して下さい。
夜勤をやるようになって3年〜5年くらいになると、高血圧の症状がピークに達します。
ですので、そうなる前に出来るだけ早い段階で生活習慣を改善しなければなりません。
高血圧の人は、正常な血圧の人よりも倍近く、「血管病」になるリスクが高いです。
■夜勤当日体調を崩したら?夜勤は少数精鋭で業務を回さなければなりません。しかしもしも体調不良に襲われたら、
当然夜勤は出来ませんので、フラフラの状態で働くのはトラブルの素です。
できるだけ早い段階で上司に連絡して、勤務交代をお願いして下さい。
当日夜勤予定の看護師さんが上述した理由で急遽働けなくなった場合は、出来るだけ早く
ピンチヒッターを他の看護師さんにお願いしなければなりません。
そのさい申し訳ない気持ちになると思いますが、これは仕方ないことなので、気にしすぎ
ないでください。気にし過ぎると「また起こるかもしれない」と余計不安になります。
どこの病院も夜勤に配置する人数は非常に少なく、まさに少数精鋭で業務を回さなければ
ならないので、実際に夜勤を行っている最中は、高血圧の症状は気づきにくいです。
仕事が一段落したころに、高血圧の症状に襲われるケースが少なくありません。
また、何らかのトラブルにより、急に不安な思いに襲われ、ちょっとしたパニックに陥り、
急に動悸が激しくなって、過呼吸状態に陥ると冷静な判断が出来なくなります。
そうした状況で高血圧の症状が起こりやすいので、注意する必要があります。
また、専門医に診てもらい、高血圧の治療を本格化させたほうがいいでしょう。
高血圧は心臓病の四大危険因子の一つとされています。上述したとおり、自覚症状が出に
くいことから、高血圧が続いているにもかかわらず、放置してしまう方が多いです。
その結果、ある日突然脳血管障害や心臓系の病気を引き起こす可能性があります。
高血圧の方は、健康な人に比べて心筋梗塞や狭心症などの心臓の疾患が発症する確率が、
驚くべきことに3倍以上あるとされているだけに、放置できない大きな問題です。
また、高血圧によって糖尿病を患うリスクが高まるので、こちらも要注意です。
■夜勤専従看護師が誕生した背景について夜勤では患者さんの容態が急変する場面に遭遇することが日常茶飯事です。
予期せぬ突然の事態が起こると、ベテランの看護師さんでも軽いパニックに陥ります。
そうなると動悸が激しくなり、呼吸も乱れるので、過呼吸になることもあります。
そうした場合は明らかに血圧が上昇しています。
血圧が変動することは、何も問題ありませんが、高血圧の症状が慢性化しないように気を
つけなければなりません。特に30代半ばに入ったら、健康管理を徹底しましょう。
血圧は本来日常生活において何らかしら行動すれば、上下変動しますので、あまり神経質
になる必要はありません。例えば食事や入浴、排泄をしている間にも上昇しています。
夜勤では少ない人数で業務を回さなければならないので、血圧は上昇しやすい環境にある
ことは間違いありません。また、午前2〜3時に血圧が大きく上昇しやすいんです。
この時間帯に15分程度でいいので仮眠を取って、心身をリフレッシュするのが理想なん
ですが、人手が足りないので、自分の都合に合わせて仮眠をとるのは難しいですよね。
本来であれば夜勤のさいに「2時間」仮眠をとれるようになっているわけですから、
絶対に取るべきなんですが、そう出来な理由が色々とあるのも問題ですね。
■高血圧を改善するには?大抵どこの病院でも似たような環境にありながら、多くの看護師さんは頑張っています。
血圧を上下に乱高下すると突然体調がおかしくなるので注意が必要です。
患者さんの治療効果を高めるために病棟では、患者さんが過ごしやすい環境を整備しなけ
ればなりません。このため季節にあわせて病室の温度を一定の温度に調節しています。
突然体調不良になったとして、その原因が空調による影響はそれほどあるとは思えません。
まず血圧が急に大きく上昇していることを疑うべきでしょう。
どこからが高血圧か、自分で判断するのは難しいです。ちなみに「日本高血圧学会」では、
上の血圧で「140mmHg」、下の血圧で「90mmHg以上」が高血圧としています。
しかし、いくら看護師さんといえども自分で判断するのは危険です。
慢性化しないためにも必ず医師に診断してもらいましょう。
高血圧の治療中であっても、薬を服用してながら治療を続けて、医師からお墨付きをもら
っているのであれば、夜勤であっても可能な範囲内で十分働くことはできます。
生活習慣を自ら改善しようとしないかぎり、高血圧は改善されません。
やはり質の高い睡眠と食事が非常に大切です。できるだけ塩分に気を付けてください。
個人的におすすめする高血圧に効く食物や飲み物は以下のとりです。
春菊、りんご、魚類、昆布、納豆、スイカ、メロン、きゅうり、ナス、麦茶などです。
やはり塩分が高いものや高カロリーのものは高血圧には良くありません。私も血圧が高い
方なので、麦茶を毎日飲んでますし、納豆は20年以上に渡って毎朝必ず食してます。