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今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの人気番組「おはようドクター」
「皮膚がん・肌トラブル」特集の後半です。


皮膚がんの具体的な治療方法について
国立病院機構大阪医療センター田所医師が
分かりやすく解説しています。


我々日本人は皮膚がんは死亡に至るケース
は欧米人ほど多くありません。


しかし、肺や肝臓に転移すれば死に至ること
もありますので、早期発見するためにも、
検診を受けることが大切です。


今回の動画は7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■皮膚がんの最新治療について


「脇浜紀子さん」

あなたはこんな所に
ほくろがありませんか
例えば手のひらや足の裏...


実はこれメラノーマと呼ばれる
皮膚がんの中でも怖いがんなんです


皮膚がんが「内蔵」に
転移してしまうんですか?



「田所医師」

はい。そういうことになります。



「脇浜紀子さん」

え〜怖いですね。


では顔にこんなホクロのような
ものはありますか?


これは皮膚がんの中でも最も多い
「基底細胞がん」です


今日のおはようドクターは
国立病院機構「大阪医療センター」
皮膚科科長:田所丈嗣先生


論文が海外でも注目される
皮膚がんのエキスパートです


今日のおはようドクターは
皮膚がんの最新治療について
お送りします。


ここで問題です。足の裏のほくろは
がんになりやすい○か×か?


田所先生まずはこちらの疑問から
足の裏のほくろはがんになりやすい、
「○か×か?」。



「田所医師」

答えは×です


足の裏にほくろがあるからといって
がんになりやすいという
ことはありません。



「脇浜紀子さん」

はい



「田所医師」

はい、一部にはその悪い
ホクロもありますけども
ほとんどが一般的なホクロです。



「脇浜紀子さん」

もしも運悪く悪性のホクロだった
場合はどんなものになりますか?。



「田所医師」

こちらがですね足の裏にできた
メラノーマ(悪性黒色腫)って
いう皮膚がんです


ええメラノーマは四肢末端にできる
タイプが比較的日本人には
多いといわれてまして...



「脇浜紀子さん」

手の先とか足の先とか?



「田所医師」

そうですね


そのために足の裏にホクロがある場合は
念のため「皮膚科」を受診していかれた
方がいいと言われてます


ただしですね、足の裏のほくろが
あるからといって、すべてが危ない
というわけではありません。



「脇浜紀子さん」

皮膚がんにはどんな種類があるんですか?



「田所医師」


紫外線が原因となるような
皮膚がんの中には、こちらにあります
ように基底細胞がん、有棘細胞がん、
メラノーマ(悪性黒色腫)などがありますね



「脇浜紀子さん」

なるほど



「田所医師」

一番悪性度が高いといわれているのが
メラノーマになります


ただしですね、近年では早期の場合は
九割以上、少し進行した場合でも、
七割以上の方が治療で治るという
ふうに言われています。



「脇浜紀子さん」

やはり早期発する必要が...



「田所医師」

そうですね、それが一番大事ですね。



「脇浜紀子さん」

なるほど、皮膚がんの中で
一番多いタイプはどれになりますか?。



「田所医師」

皮膚がんで一番多いのは
この「基底細胞がん」ですね


八割ぐらいの方が顔にできる
ということが多いですね。



「脇浜紀子さん」

なるほど。



「田所医師」

ホクロに比べると色がちょっとですね


青黒くって、やや大きい
光沢を持っているような感じです。



「脇浜紀子さん」


黒いちょっとホクロ状のものが
顔などに出てきた場合は
要注意であると?。



「田所医師」

新たに出てきた場合は要注意です。



「脇浜紀子さん」

なるほど、この一番多いという
基底細胞がん、治療はどんなふう
になるんですか?。



「田所医師」

基底細胞がんはですね
ほとんど転移することは
ないんですけれども


やはり基本的には手術をしてしまう
ということになります


ですから早めに「切除」
してしまった方がいいですね。



「脇浜紀子さん」

なるほど。何か機械が出てきました。



「田所医師」

これは「ダーモスコープ」という
機械ですけれども、これを使ってですね


このほくろのような感じですね


これをまあ拡大して見るわけですね
この見え方によってこれが基底細胞がん
であるかどうかというのを
見分けていくわけです。



「脇浜紀子さん」

他には検査するものはありますか?



「田所医師」

あのー実際に手術を行う場合にはですね
事前に一部を切り取るという、「生検」
という検査をするんですね。


切り取った組織を顕微鏡で詳しく調べて
どういうガンがいるのかっていうのを
確認してから全部取ってしまうという
ことを行われます。



「脇浜紀子さん」

田所先生、皮膚がんの中でも
悪性度の高いというメラノーマについて
詳しく治療法を教えてください。



「田所医師」

メラノーマの原因というのは
紫外線から皮膚を守るメラニンを作る
「メラノサイト」という細胞があるん
ですけども、それが「がん化」
したものなんですね。



「脇浜紀子さん」

一見すると本当にシミだなぁという
ふうにしか見えないんですけども...



「田所医師」

そうですね、ただですね
最も悪性度が高いためにですね
場合によっては血流あるいは
リンパの流れに乗って全身に転移して
リンパ節とか肝臓とか、そういうところに
転移して亡くなってしまうと
いうなこともあります。



「脇浜紀子さん」

皮膚がんが内蔵に
転移していくんですか?


え〜怖いですね。



「田所医師」


そういうことですね。


怖いですね。



「脇浜紀子さん」

だから死に至る可能性があるという...


なるほど。



「田所医師」

そういうことです。はい。



「脇浜紀子さん」

皮膚がんそのもので
死に至るわけではないと...



「田所医師」

無いですね。転移先で悪さをして
そのせいで亡くなってしまうと、はい。



「脇浜紀子さん」

なるほど。


メラノーマの見分け方を教えて下さい。



「田所医師」

はい。典型的なメラノーマはですね
見ただけでもある程度判断つく
ことがあります


例えばいびつな形、左右不対象でですね
丸くないような感じですね


それから境界が不明瞭というのは
周りがぼんやりしてる


シミだしているとか
そーゆーような状態です


色調が不均一というのはですね
この黒色中に濃いところと
薄いところがあると


そういうような場合は
メラノーマを疑うというふうに考えます。



「脇浜紀子さん」

なるほど。何かシミかなって思ったら
じっくり鏡で見てみたほうが良いですね。



「田所医師」

そうですね。ええ。



「脇浜紀子さん」

このメラノーマの治療を先ほどの
ダーモスコープですか?



「田所医師」

そうですね。あの〜
使うこともあるんですけど
「ダーモスコープ」は補助的診断に
使うというふうに考えて頂いて
いいと思います


ただしですね
転移しやすいがんですから
PET(陽電子放射断層撮影)
CT(コンピューター断層撮影)とか
いわゆる●●CTですとか


そういうもので
全身検測を行うということがあります。



「脇浜紀子さん」

そして、やはり手術をすると...



「田所医師」

ええ、治療は基本的には手術です


ガンのはしから5mmから数cm離して
全部とってしまうということになります


場合によってはですね
リンパの流れに一番最初に入ってくる
リンパ節を調べてそれ以上先に行って
いないかどうかっていうのを調べたり
することもありますね。



「脇浜紀子さん」

転移してるかしてないかを
そこでしっかり見ると。



「田所医師」

そういうことです。



「脇浜紀子さん」

田所先生、最後に皮膚がんを
早く見つけるためのアドバイス
をお願いします。



「田所医師」

はい。ほくろやしみがですね
だんだん大きくなってきたりとか
急に出現してきたりとか


いうことがあれば早めに皮膚科を
受診していただいたほうが
いいと思います。


歳のせいでほくろが増えてきたと
いうふうに思い込むのは危険ですね。



「脇浜紀子さん」

歳のせいじゃないかもしれないと...



「田所医師」

ないかもしれないですね
皮膚がんは早期に発見すれば
ある程度治せる病気ですから


この機会に、体にあるホクロやシミを
確認して頂いた方がいいと思います。



「脇浜紀子さん」

私も若いころから紫外線たっぷり浴びて
きましたので、しっかり自分の体を
チェックするようにします


ありがとうございました。


メラノーマ怖いですねー


あのー、皮膚のガンが肺とか肝臓にまで
転移してしまう可能性があって


本当に最悪の場合は死に至るということで
本当に怖いなと今日は思いました


あのーちょっとしたシミやシワ
あの鏡とか見ててもですね


あと自分のこうね手足とか体を見てても
チョットしたシミとかシワとかあるとね
見るのが嫌になるんですよ


現実逃避したいというか
もう老化現象というのが分かるので
なのでついつい、なかったことにしよう
見なかったことにしようというふうに
してしまうんですけれども


やっぱり今日先生もおっしゃってました
しっかり自分の体のどこにどんなシミが
あったり、どんなホクロがあったりとかいう
のは見とかないといけないんですね。


その辺は皆さんも気をつけ見てください。


私も「現実」から目を背けずに
行きたいと思います。




今回の動画はここまでです。


皮膚がんの治療は基本的に手術して、
悪い部分を切り取ってしまいます。


かなり技術と医療機器が進化している
ので、成功率が非常に高いです。


しかし、できれば手術しないですむように
ホクロやシミのチェックをきちんと
定期的に行う必要がありそうです。



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