
今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの人気番組「おはようドクター」
「糖尿病の教育入院」特集の後編です。
今回の動画は、教育入院で実際に行われて
いる食事療法、運動療法、薬物療法
について解説されています。
教育入院は10日間入院するので、患者さん
同士は勿論のこと医療チームのスタッフとも
仲良くなるので、普段聞けないことも聞ける
といったメリットがあるようです。
人間ドクターなんかだと、一方的に話を聞く
だけで終わってしまうので、患者さんから
すると本当にこれは素晴しいと思います。
今回の動画も7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
■教育入院での治療について
「脇浜紀子アナウンサー」
大阪市北区にある住友病院では、「糖尿病」
や「メタボリックシンドローム」の進行を
食い止め、命を守るために10日間の
「教育入院」を実施しています。
「男性患者さん」
要点をついて少ない人数でやりますのでね、
凄くわかりやすいですね。はい。
「女性患者さん」
こういう方法があるんだとか、違う方法も
教えていただけるので、教育入院は
すごく役に立つと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
今日のドクターは、
大阪市北区にある住友病院の住友病院
糖尿病・代謝センター長 山田祐也先生
糖尿病やメタボリックシンドロームなどの
生活習慣病のスペシャリストです。
「山田祐也先生」
教育入院の特徴は、同じ医療チームと
患者さんが十日間過ごします。
そして医療チームが糖尿病やメタボリック
シンドロームの予防、改善、治療のために
全面的にサポートします。
「脇浜紀子アナウンサー」
今日のおはようドクターは、
「糖尿病とメタボ、教育入院の治療」
についてお送りします。
山田先生、糖尿病とメタボリックシンド
ロームの治療というのはどういう
ふうにするんですか。
「山田祐也先生」
まず治療の基本というのは、
ここにありますが、この食事療法とか
運動療法といった、こういうその生活習慣の
改善というのが基本的な事項になりまして
それで改善が不十分な場合は薬物療法も
併用することがあります。
「脇浜紀子アナウンサー」
なるほど。
「山田祐也先生」
住友病院では、この三本柱を教育入院で
患者さんに指導しております。
「脇浜紀子アナウンサー」
教育入院と言われると、
ちょっと何か厳しい感じもするんですけど、
どういったものなんですか?。
「山田祐也先生」
あの教育入院っていうのは、
十日間なんですけど、専門の医療スタッフ
が患者さんをサポートする形と考えて
頂いたらいいと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
はい。
「山田祐也先生」
その中で医療チームのメンバーが糖尿病とか
メタボリックシンドロームは何なのか
どういう病気なのか、あるいは放置すると
どうなるのか、そういうことを講義する
だけじゃなくて、普段の食事とか
運動とかを聞き取ってですね
問題点を見つけてそれを改善する方法という
のを一緒に考えて指導していく形になります。
さらにあの日々いろいろ検査しますので、
総合的な健康管理というのも行いますね。
「脇浜紀子アナウンサー」
十日間の中で自分の変化というのが
見えてくるということですか?。
「山田祐也先生」
そうですね。
「脇浜紀子アナウンサー」
それは実感できますね。その中に食事療法
もあるということなんですが...
「山田祐也先生」
そうですね。
「脇浜紀子アナウンサー」
どういった風に指導されるんですか?。
「山田祐也先生」
食事療法というのは食べ過ぎたら
上手くいきませんので、やっぱり八合目
ぐらいにしていただきたいんですが、
患者さんそれぞれにその食生活のリズム
であるとか、方法いろい個別のものが
ありますので、その辺をよく聞いてですね
十分把握したうえで、その患者さんに
合ったメニューであるとか
方法ってゆうのを個別に指導をしていく
専門スタッフが指導してくことになります。
「脇浜紀子アナウンサー」
なるほど。
一律のものではないということですね。
「山田祐也先生」
そうですね。
「脇浜紀子アナウンサー」
教育入院では食事について
どんな指導をしているのでしょうか?。
「管理栄養士さん」
カロリー計算や食事の注意点など入院中の
食事を通じて栄養指導を行っています。
例えば患者さんによって、
ご飯の適正な量はきまっています。
適正な量を食べてもらうために、
ご家庭で使っている茶碗を持ってきて頂き、
そこに適正な量をいれていただきます。
そうすることで自宅でも適正な量を把握
できるように指導しています。
また個人面談を行い食生活の悩みや日々の
献立などを指導させて頂いています。
「脇浜紀子アナウンサー」
山田先生、運動療法というのは
どんなことをするんですか?。
「山田祐也先生」
住友病院では
有酸素運動をお勧めしています。
「脇浜紀子アナウンサー」
はい。
「山田祐也先生」
具体的な種類としては、
ちょっと汗ばむ程度のウォーキングを
するということがいいと思うのですが、
主治医の先生と相談されてですね、
自分の好きなスポーツとかを取り入れて
いくのもいいと思います。
運動習慣をつけるということが
まずは大切なことなので、
住友病院の教育入院では、
看護師さんと一緒にラジオ体操するという
ことからはじめるようにしています。
「脇浜紀子アナウンサー」
大体その目標値というと、
どういうところになりますか?。
「山田祐也先生」
運動療法と食事療法をして、
太ってる人の場合だったら三キロぐらい
減量するとか、体重をですね
あるいはウエストでいったら三cmぐらい
減らすとか、それくらいを目標に、
やっていただいたら、
まあかなり糖尿病とかメタボとか、
その発症予防あるいは進行予防
につながると思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
なるほど、では次に
薬物療法についてお聞かせください。
「山田祐也先生」
すでにも糖尿病であるとか、
高血圧であるとか、脂質異常症であるとか、
もう明らかな病気としておこってる場合には、
こういう生活習慣の改善に加えてですね、
その病態に応じた適切な薬というのを
処方する場合もあります。
「脇浜紀子アナウンサー」
教育入院では薬の指導は
どのようにしているのでしょうか?。
「山田祐也先生」
患者さんに安心してお薬を飲んでもらうため
「お薬の飲み合わせ」や「なぜお薬を飲ま
ないといけないか」といったことを
指導しています。
患者さんと十日間過ごすことで
患者さんにお薬を飲むタイミングなど
きめ細かい指導をしています。
「脇浜紀子アナウンサー」
先生、実際に教育入院を終えた患者さんの
反応というのはどういったものですか?。
「山田祐也先生」
退院近くなってくるとですね
医療チームのスタッフと患者さんがわりと
仲良くなってくるので
今まで聞けなかった疑問点とかを患者さん
の方から積極的に色々聞いてきて
くれるようなんですね。
それがまたそのそれをわかって、
その結果それがまた治療につながっていく
という好循環になってきていると思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
教育入院を終えた患者さんの感想は?。
「男性患者さん」
やっぱり全然知らなかったことを具体的に
知ることで具体的にその行動に移して
いけるというところでは、すごく
やっぱり助かってます。
「女性患者さん」
なんかふっと不安になったときに、
「すいません」っていたらもうすぐに
答えてくださるんで、
もし看護師さんが答えられないことは、
ちゃんと先生からフィードバックで
また答えて頂けるんで、そいうのは凄く
入院している特権みたいなかんじで、はい。
「脇浜紀子アナウンサー」
先生、教育入院はチーム医療ということ
なんですが、人に励まされたり褒められ
たりすると「頑張ろう!」という
気になりますものね。
「山田祐也先生」
そうですね。
ただまぁ入院中だけ良い生活習慣にしても
これはあまり意味が無いので、
退院した後も教育入院で得られたことを
生かして、続けていけるようにして
頂けたら一番良いと思いますね。
「脇浜紀子アナウンサー」
多分受けられた方は、
チームのみなさんの顔を思い出して
続けようと思われるんじゃないかと思います。
今日はどうもありがとうございました。
いや〜驚きましたね。
山田先生、お話がめちゃめちゃ上手、
もうびっくりしました。
わたしがですね、
ちょっとこうリアクションを変えてみたり、
話の順番をまぁあの質問の順番を
変えみたりしても、
ちゃんともう対応して、きちっとこう元に
戻すようなお話をしてくださいました。
それにあの〜先生が一人でカメラに向かって
喋るところがあったんですけれども
まったくNGなし!
一度もかまずにスラスラスラーと
お話になるという本当に驚くくらい
お話の上手な先生でした。
しかも声が聴きやすいですよね
であんなふうに診療のときも
こう山田先生みたいなかんじで分かりやすく
いい声でお話をしていただくと
とっても診療を受ける側も安心ですし、
治療に向かって前向きになれるな〜
というふうに思いました。
こんな山田先生だからこそ、
チーム医療ということでコミュニケーション
を大切にするこの入院、教育入院という
ことを推奨されてるんだなという
ことがよく分かりました。
今回の動画はここまでとなっています。
健康保険が利用できるので、出費を大幅に
抑えることができて、なおかつ健康になれ
るのですから、本当に素晴しいですね。
私の住んでいる地域でもこうした取り組みが
行われることを願っています。
いつも本当にありがとうございます。
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