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今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの番組「おはようドクター」
「心筋梗塞」特集の前半です。


心筋梗塞は症状が出にくいため、
ある日突然発症し、病院へ搬送される
のが遅れてしまうと最悪の場合、
死に至る危険な病気です。


これまで心筋梗塞が将来的に発症する
リスクを診断できませんでした。


しかし、ついに新しい検査法によって
実現することとなりました。


今回の動画も7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■心筋梗塞の発症を予測する凄い検査法とは?
 
 
「植村なおみさん」

突然あなたを襲う急性心筋梗塞
重度の場合死に至る病気です


厚生労働省によると
一年間の死因別死亡数のうち
心疾患は、およそ19万6000人
このうち急性心筋梗塞がおよそ4万人


また男性の方が女性より多い
傾向が見られます


今日のドクターは、
国立循環器病研究センター
心臓血管外科部門長 安田聡先生


日本を代表する「心臓病治療」
のエキスパートです。



「安田聡先生」

心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす
動脈硬化の病巣をMRIで発見する
手法を世界で初めて証明しました


これにより早期に異常を発見し、
病気の発症予防にも期待できます。



「植村なおみさん」

今日のおはようドクターは、
心筋梗塞を予防する最新検査法
をお送りします


先生、まずは心筋梗塞について
詳しく教えて頂けますか。



「安田聡先生」

はい、心筋梗塞というのは、
ここにあります冠動脈というところに
病気が起きることによって生じます


冠動脈の血管が詰まってしまって
心筋の方に血流が行かなくなってしまう


そのために心臓の筋肉がどんどん死んで
いく病気、で死を起こしていく病気が
心筋梗塞という病気の成り立ちです。



「植村なおみさん」

心筋梗塞になると
どんな症状が出るんですか?。



「安田聡先生」


はい、症状をこちらにまとめていました

まず胸が激しく重苦しく痛むと
鉛の板が乗ったように、あるいは
心臓を鷲掴みされたようにというふうに
表現される患者さんもいます


で、やはり持続時間として三十分以上
長く続くということも特徴です


さらにあの胸の痛みに伴って、動悸
でありますとか、息切れがありますとか
冷や汗、吐き気、めまい、呼吸困難が
伴うことも心筋梗塞の症状の特徴です。



「植村なおみさん」

もう激しい痛みを胸に感じて
めまいとかあったらもうすぐに救急車を
呼ぼないといけないですね、
こういうときは?。



「安田聡先生」

そうですね。


三十分以上続くようであれば一刻も早く
救急車よばれた方がいいと思います


はい。



「植村なおみさん」

そもそももこの心筋梗塞なんですが、
どういう原因で起こるものなんですか?。



「安田聡先生」

こちらにありますように
プラーク(血管の壁にできた塊)という
塊がですね、急に破裂することで
おきるわけですね。


で中身、プラークの中身とそれから
血液の成分がまあ合わさって血栓で血の塊
が出来ます。そのために血液の流れが
遮断されて、心臓の筋肉が死んでいって
しまう、心臓が止まってしまって病気が
心筋梗塞という病気です。



「植村なおみさん」

プラークが血液の流れを阻止してしま
うということですそうですね。



「安田聡先生」

そうですね。


このように破裂しやすいい、破れやすい
クラークのことを不安定プラークと言って
これが心筋梗塞の主たる原因だと
いうふうに考えてます。



「植村なおみさん」

これはどうやってできるんですか?。

不安定なプラークは。



「安田聡先生」

やはりあのここの部分
黄色で示されてますけども
コレステロールの塊なんです


やはり食事と非常に密接に関係します


それ以外に飲酒であったり、
タバコであったり、あるいは運動、
ストレスといった生活習慣ということに
非常に密接に関係する病気であります。



「植村なおみさん」

ということは具体的に言うと
どうやったらこれを防げるんですか?。



「安田聡先生」

生活習慣の改善、それから糖尿病、
高血圧、コレステロールそういったことを
普段からあの近くの先生と見ていただく
ということは非常に大事なこと
だと思いますね。



「植村なおみさん」

毎日の食事、生活が大事ってことですね。



「安田聡先生」

はい。おっしゃるとおりです。



「植村なおみさん」

心筋梗塞での事前に検査でわかる
ものなんですか?。



「安田聡先生」

実はこれまでなかなかそれが
わからなかったんです。


ところが私たちの施設では、それを知る
ことができる新しい検査法ですね
見つけることができました。



「植村なおみさん」

すごい!!



「安田聡先生」

患者さんに負担なく
将来の心筋梗塞を予測できるような
非常に画期的な検査法です


MRIという機械を使ったものなんですね。



「植村なおみさん」

ほう、MRIだったら以前からあるような
気がするんですけど。



「安田聡先生」

はい、実はMRIを色々工夫することで
心臓の血管撮影にも応用することが
できるようになりました


心臓の血管は3ミリ位と非常に細いもん
ですから、なかなか簡単では
なかったんです。



「植村なおみさん」

今までの検査方法とは、
どういうふうに画期的なんですか?。



「安田聡先生」

今までの検査方法は「CT」という検査が
主に使われていたんですね


それは「放射線」を使って
多少なりとも「被曝」をします


それから造影剤というお薬を使いますので
患者さんによっては少し蕁麻疹がでたり
吐き気があったりというような
こともありました


それから造影剤というのは
腎臓で処理されるので、腎臓の状態が
悪い人には使うことはできませんでした。


ですがMRIというのは被曝もありませんし
造影剤も使いませんので、非常に沢山の
患者さんに使うことができやすいんですね


そこにやはり一番用途が広いということと
負担が少ないというところが一番の利点
ではないかというふうに思います。



「植村なおみさん」

その新しい検査では、全然前兆もない方が
いきなりその検査を受けて、今後心筋梗塞
になるかどうかとかって分かるんですか?。



「安田聡先生」

実はMRIを取って血管が光ってくるとゆう
ことが見つかったような場合


光るプラークがMRIで見つかると、それは
将来の心筋梗塞を予測することができる
ということを、私たちは見出しました


病気の早期発見、それから、こいうものが
見つかったときに、早期に介入っていうか
お薬を使って予防していくということも
恐らく今後できるんじゃないかと
いうことを期待しています。



「植村なおみさん」

早期発見だけじゃなくとも
予防もできるってことですね。



「安田聡先生」

そうですね。



「植村なおみさん」

それでは最後に心筋梗塞の治療法について
教えていただけますか。



「安田聡先生」

はい、やはり心筋梗塞にならないように
予防することが一番大事です


それから一旦強い胸の症状があった場合
これは一刻も早く救急車を呼んで
専門病院に行くということが大事です


血管が詰まってるわけですから
一刻も早くカテーテル治療というものを
受けていただいて、血液を再開させる
治療というものを、専門病院で受けて
いただく、これが一番大事な治療法
ということになります。



「植村なおみさん」

まずは予防で、なってしまったら
もうすぐに専門医、救急車を
呼ぶということですね。


はい、今日はありがとうございました。



「安田聡先生」

ありがとうございました。



「植村なおみさん」

負けず嫌いでせっかち、思い当たる人は
いませんか?。そんな人はなんと心臓病
になりやすいんだそうです


私自身もバッチリ当てはまるんですが
でも心配はいりません


「心筋梗塞」の一番の原因は
悪玉コレステロールと言われています。


食生活に気をつける、そして適度な運動
をすることによって防ぐことが
出来るんだそうです。


毎日の生活に気を配って、
そして健康的な人生を送りましょう。




今回の動画はここまでです。


心筋梗塞は欧米でも発症率が高い疾患で
あるため、MRIを利用した検査法が確立
されたことは高く評価されています。


発症リスクを数値化できるので、
患者さんも真剣に向き合ってくれます。


発症を抑えるために生活習慣を見なおせば、
確実に心筋梗塞の発症を抑えられます。


こうした取り組みにとって、成人病を患う
人達の数が減ることを願っております。


いつも本当にありがとうございます。

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何卒よろしくお願いします。