
今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの番組「おはようドクター」
「糖尿病」特集の前半です。
同番組で過去に糖尿病について何度か
特集が組まれていますが、今回はチーム
医療による地域医療がテーマです。
今回は京都府立医大附属病院を取材され
ているのですが、同病院はかなり古く
からこうした取り組みを行ってます。
Team FUTABAというチームを結成して、
各メディカルワーカーが専門知識や技術
を共有しながら治療にあたります。
また外来患者さん向けに勉強会を開く
など、その姿勢が高く評価されてます。
今回の動画も7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
■患者さんに優しいチーム医療とは?
「植村なおみアナウンサー」
今や国民病ともいえる糖尿病、糖尿病が
疑われる人も含めると、成人ではおよそ
二千五十万人、糖尿病放置すると
命を落とす危険があります。
今日のドクターは、京都府立医大附属病院
内分泌・代謝内科学 山ア真裕先生
糖尿病医療チームで活躍するドクターです。
今日のおはようドクターは
「チーム医療で支える糖尿病」
の最新情報についてお送りします
先生、こちらの病院は昔から糖尿病治療に
力を入れてらっしゃったんですよね?。
「山ア真裕先生」
糖尿病としては大正十五年から、
医療を応始めてます。
患者指導のための糖尿病教室とか、
そういうのも全国で初めて開催した
ような病院になってます。
でその中で糖尿病とうのは、どうしても
チーム医療がすごく重要ですから、
三年半ほど前に糖尿病チームっていう
のを病院で作りまして
「Team FUTABA」という名前を付けて
活動してるんですけれども、
もちろん患者さんに向けてだとか、
あと患者さんのサポート、
それとあと治療に対して必要ような
メディカルスタッフ
栄養士さんだとか薬剤師さん、
看護師さんといったような方の
糖尿病の啓発とか勉強会という
のを開催しています。
「植村なおみアナウンサー」
「Team FUTABA」という医療チーム
なんですけれども、具体的にどんな
メンバーが集まってらっしゃるんですか?。
「山ア真裕先生」
そうですね、あのチーム医療っていうのは、
やはり糖尿病患者さんが中心となって
やっていくものであって、
それを囲むように
糖尿病の専門医であったり、
他科の医師ですね
どうしても合併症が発生してきますから、
それ以外にも勿論栄養士さん、看護師さん、
薬剤師さん、検査技師さん、臨床心理士さん
含めて、みんなでね一丸となって患者様を
サポートしているのが現状です。
「植村なおみアナウンサー」
もう各分野の精鋭がみんなで患者さんを
サポートしてるっていう感じですね。
「山ア真裕先生」
そうなりますね。
「植村なおみアナウンサー」
力強いですね。
「山ア真裕先生」
そうですね。
本当にサポートね、患者さんというのは
必要ですから、チームのメンバーとしては
大体四十人ぐらいもういるんですけども
「植村なおみアナウンサー」
そんなにいらっしゃるんですか。
「山ア真裕先生」
そうなんです。日頃から糖尿病のことを
お互い勉強し合いながら、さらにそれを
高めていこうというふうに日々努力
してるところです。
「植村なおみアナウンサー」
他に糖尿病の治療を成功させるために
医療チームはどういったことを
してらっしゃるんですか?。
「山ア真裕先生」
外来の患者さんも含めて、管理栄養士さん
による指導だとか、あと看護師さんに指導、
理学療法士さんによる運動療法の指導
なども含めて、ほぼ毎日糖尿病教室って
いうのを行っています。
で、外来向けには週一回だけ糖尿病教室
っていうのをやってるんですけれども、
そういう形で患者さんの知識を増やそう
っていう形で僕らも支えあってると
いうところですね。はい。
「植村なおみアナウンサー」
Team FUTABAのスタッフは糖尿病治療で
どのようなことに「注意」して
いるのでしょうか?。
「大槻まなみさん(管理栄養士)」
食べてはいけないっていう思いではなくて、
これだけは食べられるっていうふうに
思っていただくっていうことを
常に言っています。
食べてはいけないだと、あのー食べる量が
少なくなりすぎてしまって、必要な栄養が
取れないことがあるんですね。
ですので必要な量は取っていただくって
ことで、食べなさすぎっていうことを
予防するようにしています。
「肥後直子さん(糖尿病看護認定看護師)」
糖尿病看護認定看護師とは、
糖尿病の専門的な知識と技術を
持った看護師です。
患者さんによっては血糖値も違いますし、
生活背景も違いますし、得意な食事療法、
運動療法も違うので
あのー効果の出やすいところから、
やりやすいところから一緒に模索しながら
コミュニケーションとって、
何をしたら血糖がよくなるのかなっていう
ようなことを相談しながら
支援をしています。
「植村なおみアナウンサー」
先生、糖尿病は最近増えてるんですよね?。
「山ア真裕先生」
生活習慣が変わってきたこと、その車に
乗るだとか働くことが少なくなってる
あと食色生活が脂っこいものが増えてる
といったようなことが、やはり増加傾向
の原因になってますし、
肥満の子供たちが増えてきている、
やっぱり食育ていうのは凄く大切なんです
けれども、将来的にはやっぱり糖尿病
になってしまったりだとか、
妊娠糖尿病って言って、妊娠をされると
少し糖尿病になりやすい状態っていう
のが出てくるんです。
血糖値が上がりやすい状態、
そういうことも重なって、やはり糖尿病
患者さんは増えている...
それに三十代、四十代の働き盛りの人も、
やはり仕事のストレスであったりだとか、
あとお付き合いのお酒であったりだとか、
そういう食生活、時間の乱れ、リズムの乱れ
ということも含めて、糖尿病患者さん
というのは、どんと増えてきてる
状態にはなってます。
「植村なおみアナウンサー」
やっぱり普段の生活が大事なんですね。
「山ア真裕先生」
そうですね。またあと高齢者の方でもね、
あの糖尿病になる方っておられますけれども
その人に合ったような治療を探しながら、
糖尿病と上手く付き合っていってもらう
っていうのがね、凄く大切だと思います。
「植村なおみアナウンサー」
はい、糖尿病というとなんか大人ばかりかと
思いましたけど、子供から大人まで皆が注意
しないといけない病気なんですね。
「山ア真裕先生」
そうですね。
そういう中で京都府立医大ていうのは、
昔から水曜会(糖尿病患者会)という
糖尿病の患者会っていうのを開いてます。
患者さんに集まっていただいて、
医師そして管理栄養士さん、
そして糖尿病療養指導士の看護師さん、
そして検査技師さんなどに、それぞれの
専門の話を一時間半ほどかけて患者さんに
教えているようなことをしています。
「植村なおみアナウンサー」
患者会っていうのは、やっぱり同じような
仲間が集まるので、患者さんにとっては
すごく心強いですよね。
「山ア真裕先生」
そうですね。
患者さん同士が顔合わせて、こんだけ患者さん、
糖尿病患者さんがおられるんや、
みんな同じように苦しみを持ってる人がおられ
るんや、ということを気づいてもらえること
だけでも、やっぱり力強い思いをね、
されていると思います。
「植村なおみアナウンサー」
大切ですね。
「山ア真裕先生」
はい。
「植村なおみアナウンサー」
先生、糖尿病治療においてはチーム医療、
そして患者会の存在ってすごく
重要なんですね。
「山ア真裕先生」
糖尿病治療というのは、
まず患者さん自身が糖尿病のことをよく
知ることから始まるものですし
そして、糖尿病というものを
チーム医療でね、僕たちが支えながら、
で患者さんが糖尿病と楽しく付き合って
いけるようなサポートをしていければ
なぁと思っています。
「植村なおみアナウンサー」
はい、どうもありがとうございました。
「山ア真裕先生」
ありがとうございました。
「植村なおみアナウンサー」
見てください。
この豪華なシャンデリア、そして私が座って
いるこちらは重厚なソファー!
すごい豪華ですよね〜
なかなかないですよね。
私が今来ているのは京都府立医科大学
付属病院なんですけれども、その旧図書館
ということなんですね。
このおはようドクターいろいろな病院で
ロケをさせていただいてるんですけれども、
なかなかこういった風情でね、
時代を感じさせるそんな建物でロケをさせ
ていただくのはありがたいことだ
と思っております。
たった今糖尿病について
今日は京都府立医科大学付属病院の
山ア真裕先生にお話を伺いました。
とっても優しい語り口でわかりやすい
説明でした。ありがとうございました
糖尿病っていうのは毎日の生活が、
イコールそのまま治療につながります。
日々色々なことに気をつけて、
健康的な人生を送りたいですよね。
今回の動画はここまでとなっています。
総勢40人で糖尿病患者さんに対応して
いるわけですが、チームを一つにまとめ
るのは傍からみるよりも大変です。
そういえば、インタビューに登場した
メディカルスタッフも優しそうな方が
多かったですよね?
人間関係がギスギスした職場では、
チーム医療によって、より職場の雰囲気
が悪くなるケースもあるので、やはり
従業員一人一人の人間性も大事ですね。
いつも本当にありがとうございます。
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