
■看護師の年金について
医療機関の多くが定年を60歳に設定しています。
仮に60歳で「定年退職」したとして、実際に年金が支給されるのが65歳ですから、それまでの5年間は看護師として働き続ける人が圧倒的に多いです。
看護師さんの年金についてですが、医療機関の大半は「厚生年金」に加入しています。また地方自治体が運営する公立病院は「共済年金」に加入しています。
ちなみに厚生年金の受給額は、おおよそで恐縮ですが14万円台後半です。
男女比で見ると男性が約17万円、女性が約10万円なので、かなりの差があります。
これは定年するまでの間に働いていた総年数が圧倒的に男性の方が長いからです。女性は結婚・出産を経て、そのまま家庭に入る人が多いので、どうしても差がでます。
次に共済年金の受給額は、厚生年金よりも2割程度多く支給されています。
支払った額にもよりますので、一概にいくら支払われるとはいえません。