2015年08月の記事一覧

看護師さんのお仕事や転職に関する情報サイトです。医療機関だけでなく福祉施設や一般企業に転職するための情報を分かりやすく解説しています。

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2015年08月の記事一覧。看護師さんのお仕事や転職に関する情報サイトです。医療機関だけでなく福祉施設や一般企業に転職するための情報を分かりやすく解説しています。
アレルギー科で働く看護師の注意点とは?アレルギー科で看護師として働くメリット・デメリットとは?

病院での仕事について
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化学療法科で看護師として働くさいの注意点とは?なぜ化学療法科の仕事は大変なのか?

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看護師が無理なく最短距離で再就職するには?

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病院から介護施設へ転職する看護師が増えている?看護師が働ける介護施設の種類とは?

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糖尿病科で働く看護師の注意点とは?糖尿病科で看護師として働くメリット・デメリットとは?

転職に失敗する看護師の特徴
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アレルギー科で働く看護師の注意点とは?アレルギー科で看護師として働くメリット・デメリットとは?




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■増え続けるアレルギー疾患


今現在、日本国内においてアレルギー疾患を患っている人の数が3000万人以上いるとされているわけですが、アレルギーを専門に治療する医療機関の数が不足しています。


そうした中でアレルギー科は、アレルギー疾患を専門に治療を行なう診療科です。アレルギーと聞くと、アトピーや食物アレルギーなどを思い浮かべる方も多いと思います。


代表的なアレルギーの症状は以下のとおりです。


(1)アレルギー性鼻炎

(2)気管支ぜん息

(3)じんましん

(4)アトピー性皮膚炎

(5)アレルギー性結膜炎

(6)食物アレルギー

(7)アナフィラキシー



上述したとおり、皮膚に関する病気や小さなお子さんがかかりやすい病気とに別けられ、境界線が明確でないため、患者さんはどの診療科を受診すればよいのか迷われます。


アトピー性皮膚炎なら皮膚科を受診すればいいわけですが、例えば食物レルギーの場合、どの診療科を受診すれば良いのか迷われる患者さんが非常に多いです。


特に最近ではアレルギー疾患の症状がさらに広がっているので、呼吸器や耳鼻、眼、内臓器官にも症状が出ることがあり、どの診療科を受診してよいか迷ってしまいます。。


こうした患者さんの要望にこたえるためにアレルギー科を新設する医療機関が増えてきているのですが、中でもアトピーや食物アレルギーに力を入れている所が多いです。





■アレルギー疾患の原因とは?


こうしたアレルギー疾患は、過去30年ほどで日本の住環境が大きく変化したことが原因にあげられます。事実最近の住宅建材には沢山の化学物質が使われています。


昔から化学物質は住宅用健在に用いられていましたが、さすがに今ほどではありません。このため、アレルギー疾患を引き起こすケースも今とは比較にならないほど少ないです。


もちろん公共の建物なども同様です。このような状況から逃れることは難しいです。


こうした生活を取り巻くありとあらゆる環境の変化に人間がついていけないことによって、日本国内だけでも様々なアレルギー疾患の症状が老若男女の間で引き起こされています。


ちなみにアレルギー疾患は以下のとおり分類されています。


(1) I型アレルギー反応(即時型、アナフィラキシー型)

(2) II型アレルギー反応(細胞傷害型、細胞溶解型)

(3)III型アレルギー反応(免疫複合体型、アルサス型)

(4) IV型アレルギー反応(遅延型、細胞免疫型)



アレルギー疾患の原因は、様々なアレルギーを持つアレルゲンに反応することによって、引き起こされ、アレルゲンが体内に侵入し、体に有害と判断すれば一斉に攻撃します。


正常な状態であれば、体内で自然と抗体が作られていくので、このような形でアレルギー反応を起こさないですむのですが、免疫力が低い状態では抗体はできにくいです。





■アレルギー疾患の患者さんの注意点


アレルギー科では、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、ペットアレルギーなど様々なアレルギー疾患に対応しています。


しかし、小さなお子さんの場合、重症度の高いアレルギー症状に一度襲われてしまうと、いきなり「アナフィラキシーショック」を起こす危険性があります。


食物アレルギーによるアナフィラキシーは、体の中に抗体が出来きる過程で、その食べ物を食べてしまったさいに起こります。しかも、短い時間で起こるので対応に戸惑います。


食物アレルギーといっても、アレルギーを引き起こす食べ物は人によって異なりますが、卵や乳製品、そば、小麦、ピーナッツ、魚介類など色々あります。


アナフィラキシーの症状として代表的なのは、じんましんや呼吸困難、けいれんなどで、ひどいショック症状を発症することも少なくないので要注意です。


また食物アレルギーが原因で胃に炎症を引き起こし、慢性的な胃痛に悩まされるケースも少なくありません。しかし、大抵の患者さんは自分が食物アレルギーとは知りません。


このためアレルギー科ではなく内科など他の科を受診します。そうすると原因が分からず、時間ばかりが過ぎていき、症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。





■なぜ耳鼻科の看護師求人は多いのか?


アレルギー科で行われている治療は内服薬や点鼻、吸入といった「薬物療法」が中心です。これに平行して原因物質に対して免疫をつくる減感作療法なども一緒に行われます。


しかし、体質改善を迫られる場合の治療はどうしても長期化しますので、治療そのものにストレスを感じてしまう患者さんが少なくありません。必然的に治療に影響します。


ですので、こうした患者さんの苦しみをきちんと理解するためにもコミュニケーションをしっかり取ることもアレルギー科で働く看護師さんの重要な仕事の一つとなります。


また、患者さんが小さなお子さんの場合は、親御さんが健康管理を行なうので、親御さんとのコミュニケーションも大事になります。後々トラブルにならないためにも重要です。


普段おとなしい方でもわが子のこととなると些細なことで取り乱す方が少なからずいます。きちんと対話して理解してもらうためにも、説明するさいには十分注意してください。


専門用語を多用するのは避けましょう。余計な不信感を煽るだけです。


日常的に使われている言葉に置き換えてゆっくり説明しましょう。


このため、アレルギー科で働く看護師さんは一段上のコミュニケーション技術が必要です。





■アレルギー科の看護師の仕事とは?


アレルギー科で働く看護師さんの仕事についてですが、患者さんの様々な症状に合わせて処置を行なうのは当然のことですが、それにプラスして精神的なケアを行います。


特に呼吸器系のアレルギー疾患に苦しんでいる方は、突然発作に襲われ、呼吸困難に陥るケースが少なくありません。これが積み重なるとトラウマになってしまいます。


例えば街中でちょっと息苦しくなっただけでも、「こんな人混みの中で発作が起こったらどうしよう...」といった具合に恐怖感に襲われ、強いストレスとなります。


こうした患者さんの悩みや不安を抑えるためにも、看護師さんの役割は重要です。


患者さんの精神的な支えになってあげられるのは看護師さんだけです。


というのも、アレルギー性疾患に苦しんでいる患者さんの苦しみは、ご家族でも理解するのが難しいとされているので、看護師さんの精神的ケアが非常に重要なんです。


また、アレルギー科の看護師さんは、患者さんが小さなお子さんの場合、親子で日常生活で気を付けなければならない点をきちんと指導しなければなりません。


若いママさんは、誰にも相談できずに苦しんでいる方が沢山います。


必要以上に質問され、アドバイスを求められることも少なありません。


こうした場合でも、拒絶するのではなく、しっかり受け止めなければなりません。そのうえで適切なアドバイスができるように心がけてください。


化学療法科で看護師として働くさいの注意点とは?なぜ化学療法科の仕事は大変なのか?




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■化学療法科とは?


化学療法は、英語でchemotherapyといい、抗がん剤治療など薬物療法のことをさします。抗がん剤を投与することによって、全身のがん細胞を死滅させることができます。


元々は感染症の治療のことを化学療法と呼んでいたのですが、化学が進化したことにより、薬物療法の重要性が高まったため、化学療法でカバーできる範囲が拡大しました。


今では、「抗生物質」のような化学物質ではないものを患者さんに投与する治療方法まで化学療法と称されています。今後さらに重要性が高まることが予想されます。


基本的に「化学療法科」ではがん治療を中心に行っています。


最近は医療が進化したことによって、がん治療も選択の幅が広がっています。


がん治療を大きく分けると以下の三つになります。


(1)手術

(2)放射線治療、

(3)抗がん剤治療



放射線治療は悪性腫瘍がある身体のある部分に放射するわけですが、患者さんの肉体へのダメージが小さいうえに1回の治療が非常に短時間で完了することが可能です。


しかし、放射線治療は医師の放射線治療に関する技術に大きな差があります。


同じ効果が得られるわけではないので、どの医師に治療してもらうかが重要になります。


しかし、抗がん剤治療のような化学療法の場合は局部だけでなく、身体全体をカバーすることができるので、ガンが他の臓器に転移した場合でも対応することができます。

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手術で治す難易度の高い耳の病気!放置することが許されない病気とは?!




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今回ご紹介させていただく動画は、
帝京大学医学部附属病院の伊藤医師による
手術で治す難易度の高い耳の病気について
大変わかりやすく解説しています。


耳鼻科では手術でしか治すことができない
病気や、逆に手術でも治すことができない
難易度が高い病気が幾つかあります。


しかも、熟練した技を必要とするので、
耳鼻科の医師ほど技術格差が大きいです。


ですので、噂が噂を呼んで、
いわゆるスペシャリストのもとに
全国から受診が殺到します。


帝京病院は、単に臨床研究が進んでいる
だけでなく、毎年数多くの患者さんを
診ているので、これまでの実績が
高く評価されています。


今回の動画では、実際に行われている
手術について分かりやすく解説しています。



今回の動画も15分以上ありますので、
非常に長いですが、お時間のあるときに
ご覧いただければ幸いです。
 
 
 



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逃げたくなったときにはこう考える




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今回みなさまとシェアさせていただくのは元サッカー日本代表FW三浦知良さんの言葉です。逃げたくなるくらい辛い時が誰にでもありますが、そうしたときの対処法になりますね。


苦しみもがき続けながら一時代を築き上げた人だけに言葉に重みがありますね。



逃げたくなったときにはこう考える
 

「こんなところで終わっていいのかよ

 負けたら何も残らないじゃないか

 そうしたら人生つまらないだろう」
 

強く念じて気持ちが整ってきたら

知らないうちに底力が湧いてくる


 − 三浦知良 −

「プロサッカー選手:1967年〜」


過去に負けちゃいけない

 


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今回皆様とシェアさせていただく「前向きになれる言葉」は、過去の失敗に引きづられないことの大切さを力強く説いた素晴らしい言葉です。 
 
 
《 過去に負けちゃいけない 》
 
 
もう二度と、
あんな思いはしたくない。
 
 
そう思うと、
人は動くことをやめる。


辛いことも、
悲しいことも、
 
一度経験すると、
その怖さが、忘れられなくなる。
 
 
だけど、
そのままその場所にいても、
たぶん状況は善くならない。
 
 
誰もが乗り越える強さも、
支えてくれるものも、
きっと持ってるから。
 
 
人は、
逃げてばかりじゃいけない。
 
 
過去に、負けちゃいけない。
 
 

看護師が無理なく最短距離で再就職するには?




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■再就職する理由は人それぞれ異なる


看護師さんが再就職する方法は、再就職することになった理由によって異なります。全ての人が同じ条件に従って生活しているわけではないので、ある意味当然です。


それぞれが置かれている環境によって再就職しなければならない理由も違います。


例えば長期間にわたるブランクからの復職だったり、人間関係の問題で転職しなければならないほどにまで職場で追い込まれていたりと色々な事情があります。


心と体が長期的に不調となるほどストレスの多い職場で働くのは本当に大変ですし、苦痛ですよね。しかしこうした問題は転職すれば解決する問題がほとんです。





■転職する目的と目標を明確にする!


しかし、しっかり転職する目標と目的を明確にしなければなりません。


看護師さんが再就職するにあたって気をつけたいのがこの点です。


なぜなら前職よりも劣悪な職場に転職してしまう可能性があるからです。


これはとてつもない大きなリスクとなりますので注意が必要です。


例えば「 人間関係の問題 」に嫌気して転職を決めた方が給料が高い職場にこだわり過ぎたら、前職よりも人間関係の悪い職場に転職するリスクは高まります。


また同様にキャリアアップのために転職を決めた方が有給がきちんと消化できる職場に固執して求人を探しても、いい結果は得られるはずもありません。


そうならないためにも、まず転職する目的と目標を明確にしましょう!


そうしたうえで希望する条件にあった求人を探しましょう!





■好条件だけを追うと失敗します


もし子育と仕事を両立させたいのであれば、通勤時間は当然短い方がいいわけです。


自宅から歩いて5分位のところだったら通勤も楽ですよね。


ブランクからの復職であれば、研修・講習がある病院がいいですよね。


さらにキャリアップできる環境が整備されている病院もあります。


ママさん看護師だからといって、いつも我慢しなければいけないというわけではありません。無理なく家庭と仕事を両立させるためにも、ある程度余裕が必要です。


インターネットが普及する前は看護師さんが再就職する場合、ハローワークや求人誌、知人の紹介などが一般的でしたが、とにかく情報が薄くて大変でした。


直接自分で確認しなければ後々問題になることも多かったのです。





■再就職は転職サイトを利用しましょう!


最近では「 看護師転職サイト 」を利用して再就職するのが一般的です。


専任の転職コンサルタントが転職活動をしっかりサポートしてくれます。


希望する条件を伝えるだけで求人探しから、条件交渉、入職後のフォローまで行ってくれるので安心です。また効率が非常に優れているのも大きなメリットです。


自分では確認しずらいことも転職コンサルタントが代行してくれますので、ストレスをそれほど感じることなく、自分のペースで転職活動を進めることが出来ます。


病院から介護施設へ転職する看護師が増えている?看護師が働ける介護施設の種類とは?




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■介護施設の種類について?


介護施設で働く看護師の役割は、利用者さんのバイタルサインのチェック、健康指導、急変時の対応、介護士さんへの指導など幅広いですが、医療行為もあります。


介護施設は、似たような名前のものが多いので、混乱される方も少なくありませんが、介護施設の代表的なものを以下の通り解説させていただきました。


どのタイプの介護施設で働くかによって、看護師さんの仕事の内容は異なります。



(1)「介護老人保健施設」

介護老人保健施設は、すでに病状が安定期に入り、自宅に戻ることを前提に介護サービスを提供する介護施設で、利用者さんが生活するための設備があるため、夜勤があります。


介護老人保健施設は、3ヶ月に1回のペースで検討会議が開かれ、健康状態が自宅に戻れる状態になっていると判断されれば速やかに施設を退去しなければなりません。



(2)「介護老人福祉施設」


介護老人福祉施設の代表的なものが特別養護老人ホームです。特養と呼ばれることが多いですが、「介護老人福祉施設」は、終身制の介護サービスを提供しています。


施設によっては、夜勤がないところもありますが、オンコール体制のところが比較的多いです。また、介護老人保健施設と並んで入居するための費用が低目に設定されています。



(3)有料老人ホーム


有料老人ホームは、民間企業が運営しているので、施設により勤務体系が異なります。民間が運営している介護施設で代表的なものとして以下のようなものがあります。


●介護付有料老人ホーム
●住宅型有料老人ホーム
●健康型有料老人ホーム
●サービス付き高齢者住宅
●高齢者専用賃貸住宅
●高齢者向け優良賃貸住宅
●シニア向け分譲マンション
●グループホーム


介護施設によっては、医療行為も行わなければなりませんし、夜勤もある施設もあれば、反対に医療行為は、ほとんどなく夜勤もオンコールもない介護施設もあります。


看護師さんと介護士さんの仕事についてですが、かなりの部分で重なります。食事、排泄、入浴などの介助を行わなければならないところが多いので、協調性が求められます。


施設によっては、看護師さんも介護の仕事をメインに行わなければならないところもありますので、入職してから後悔しないためにも、この点は予め知っておく必要があります。


また、介護施設では専門職の方々が沢山働いています。年齢層も非常に幅広いです。





■介護士も医療行為の一部が行える?


医療機関の多くで看護師さんが不足していますが、介護老人保健施設などの介護施設でも同様に看護師さんをはじめ慢性的な「人材不 」に苦しめられている状態です。


とはいっても予算の関係上雇用できる職員の数は限られていますので、国が運営する介護施設の多くが賃金水準が低いとされる介護士さんを中心に雇用しているのが現状です。


このため2012年に法改正され、介護士さんが本来であれば看護師さんがやる医療行為の一部を行えるようになりましたが、実際に職場でやれることは限られています。


当時は混乱することも多かったですが、恐ろしいことに「診療報酬」が抑えられることになってしまったので、今後こうした動きがさらに進む可能性があります。




■看護師はどこの職場でも不足している


医療行為の一部とはいえ、看護師さん以外の職員が医療行為を行う状況はあまり好ましくありません。事実多くの介護士さんが医療行為を行うことに対しては及び腰です。


医療行為を行なうことにより、賃金が飛躍的に上がるのであればまだしも、仕事ばかりが増える状況で、何か問題が生じて自分のせいにされたらたまらないと、誰もが思います。


どこの医療、介護に関わらず職場でも看護師さんは不足しています。


ですので、余程のことがない限り問題なく転職することができます。


ただし、問題は入職したあとに職場の人たちと歩調を合わせて働くことができるかです。それくらい連携が大切な仕事なんです。我が強い人は正直介護施設は向いていません。





■病院より介護施設の方が働きやすい?


「診療報酬」を下げられるなど、「介護業界」全体がそうした厳しい状況にありながら、「医療機関」に勤務している看護師さんが期待しているほど流れてこないのが現状です。


看護師さんは病院で働くものというイメージが強いので無理もありません。


しかし「介護老人保健施設」をはじめとした介護・福祉関係の職場の方が、医療機関よりも働きやすいという声が実際に看護師さんからよく聞かれます。


ただし賃金がどうしても病棟で働くよりも落ちますので、この点に不満を感じる方が多いのですが、介護士さんとは比較にならないほど高い給料をえています。


おし、キャリアアップを目指しているのであれば、介護施設で働くのは向いていません。





■介護施設での看護師の仕事は見下されている?


介護老人保健施設は、身体および精神に何らかの障害があり、日常生活で介護を常に必要とする人に対して自宅介護まで回復することを目的に介護を行う施設です。


このためリハビリに力を入れていまして、介護老人福祉施設では、医師、看護師、介護士、栄養士、機能訓練指導員、介護支援専門員などの沢山の人材を配置しなければなりません。


そうした中で介護老人保健施設における看護師さんの仕事は、悲しいことに病院での仕事よりも低く見られています。確かに高度な医療行為を行うことはありません。


たしかに介護施設で働きながら、高度な看護技術や知識を身につけることは難しいです。


しかし、病棟勤務以上に高いコミュニケーション能力が必要となります。





■看護と介護の両方の役割を求められる


しかし、裏をかえせば介護施設の方が、それだけ病院よりも働きやすい環境が整っているといえます。事実「夜勤」や「休日出勤」が病院よりもはるかに少ないです。


しかし、最近では介護保険施設でも、提供するサービスの質の向上が問われ始めていますので、これからは従事者や雇用者側の意識も相当変わってくるでしょう。


ですので、介護老人保健施設をはじめ、介護施設で働くのであれば、介護士さんをはじめ職場の人たちと、しっかり連携をとりながら、働かなければなりません。


また、看護だけでなく、積極的に介護の知識を吸収する姿勢が大切です。


事実介護の分野にもしっかり携わってもらいたいと考えている施設が多いです。


介護施設の看護師求人を探すには、看護師求人サイトの利用が必須です。


糖尿病科で働く看護師の注意点とは?糖尿病科で看護師として働くメリット・デメリットとは?




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■増え続ける糖尿病患者


依然として世界的に糖尿病患者が増加傾向にあり、国際糖尿病連合が独自に調査した結果によりますと、2013年の段階で3億8000万人に達しております。


また、国別で見た場合1位はダントツで中国、その後にインドとアメリカが続いてます。ここ数年上位3ヵ国は動いてません。ちなみに日本は10位で720万人です。



1位 中国(約9840万人)

2位 インド(約6507万人)

3位 アメリカ(約2440万人)

4位 ブラジル(約1193万人)

5位 ロシア(約1092万人)

6位 メキシコ(約872万人)

7位 インドネシア(約855万人)

8位 ドイツ(約756万人)

9位 エジプト(約751万人)

10位 日本(約720万人)



そして、日本では糖尿病と糖尿病予備群の合計が2000万人を超え、国民の5人に1人糖尿病を患っている大変危険な状況にありますが、糖尿病予備群は減少傾向にあります。


また、糖尿病治療がここに来て急速に進化してます。個人的に注目しているのが、京都の高雄病院の院長江部康二医師が提唱する糖尿病の新しい食事療法『糖質制限食』です。


炭水化物など糖質高い食事を制限することにより、血糖値の上昇を抑え、糖尿病など生活習慣病の発症リスクを抑えたり、または、症状そのものを改善することに成功しています。


しかし、糖尿病の発症リスクは依然として非常に高い状況にあります。また今だに決定打となる治療法がないうえに、合併症リスクが高いので、楽観しすぎるのは禁物です。





■糖尿病科の役割とは?


糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害といった、三大合併症を克服したとは到底言えない状況にあり、患者さんへの対応も決して満足できるものではありません。


糖尿病は初期の段階では症状が出にくく、仮に糖尿病と診断されても「仕事が忙しい!」などを理由に糖尿病患者さんの中には放置してしまうケースが少なくありません。


また、症状が進んでいる場合は回復するのが難しく、患者さんの生活の質(QOL)を低下させてしまうこともあるので、患者さんに現実を受け入れてもらうのも非常に大変です。


上述したとおり糖尿病は患者さんの数が非常に多いです。このため糖尿病患者を専門的に対応することを目的作られたのが糖尿病科です。日本全国で広がっています。


糖尿病科は糖尿病という病気に特化した診療科である点が他の診療科と大きく異なります。





■糖尿病科の治療について


糖尿病患者の治療は「食事療法」、「運動療法」が中心となります。


これらの指導を行なうのも糖尿病科で働く看護師さんの重要な仕事の一つです。


看護師さんは、医師の先生よりも患者さんと近い距離にいるため、患者さんだけでなく、そのご家族からも色々と相談を受けることが多いので、色々な知識が必要となります。


また、糖尿病の症状を改善したり予防するために血糖値をコントロールする療養、合併症などへ対応、患者さんが正しくインシュリン注射をできるように幅広く指導を行います。


例えば患者さんが家庭用血糖値測定器を利用して自分で測定をできるように指導します。


血糖値コントロールが苦でなくなれば、糖尿病はそれほど恐れる必要はありません。


また、患者さんの血糖測定を行いながら適切なタイミングを見計らってインシュリン注射を行なうのも看護師さんの重要な仕事の一つで、ミスが許されない仕事でもあります。





■他の科との連携も大事な仕事


糖尿病科は糖尿病という病気に特化して治療を行っているわけですが、しかし、それでも全ての治療が糖尿病科だけで完結することはないので、他の科との連携が大事です。


例えば糖尿病性網膜症の患者さんは、眼科と連携しながら治療を行っていきます。


糖尿病科がある医療機関は入院治療が出来る所が多いので、他の医療機関から紹介された患者さんを診断し、入院が必要と診断されたら適切な治療を速やかに行います。


症状がある程度改善されたら再び紹介してくださった医療機関を通院してもらうといった体制を取っているケースも多く、こうすることでより多くの糖尿病患者を治療できます。


糖尿病科では、看護師さん同士で「インシュリン注射」の正しい方法を指導しあったり、患者さんへ「血糖値測定」に関するアドバイスを行ったりするのも大事な仕事です。


糖尿病科は糖尿病だけに特化しているため、専門的な知識やスキルが得られやすいうえに、患者さんとのコミュニケーションに関する技術や対応などもも飛躍的に向上していきます。





■糖尿病治療の新しい取り組み


また、最近では糖尿病の勉強会や講習会を積極的に行いながら、糖尿病の啓蒙活動に努めている医療機関も多く、こうした医療機関の特徴として地域性が高い点が挙げられます。


こうした勉強会に参加している糖尿病患者の多くが、それまで一人で悩んでいた状況から開放されますし、患者さん同士の連帯意識が高まり、治療に良い効果をもたらします。


また、教育入院をサービスの一環として提供している医療機関が最近急速に増えており、健康保険が適用される病院では1日1万円程度で入院することができます。


大抵どこの病院も一つのグループに対し、医師、看護師、薬剤師、栄養士が一つのチームで対応し、期間内同じ人が対応するので、非常に手厚いサービスが受けられます。


そこで患者さんはインシュリン注射の仕方や、血糖測定の仕方など、糖尿病治療に関する幅広い知識やスキルを全てのことを学べるので、糖尿病治療に前向きになれます。


実はこれが先の勉強会や講習会などと同様に糖尿病治療に良い効果をもたらします。


仲間がいるという強い連帯感から糖尿病に向き合う勇気が自然と沸いてくるためです。


看護師さんも同じ患者さんと接することで、同じように患者さんと強い連帯意識で結ばれるので、患者さんと医療従事者がまさに一つとなって糖尿病に取り組む新しい試みです。


糖尿病は一度発症したら一生つけ合わなければならない病気ですので、看護師さんも一人の患者さんと長い間治療に寄り添う形になります。これも糖尿病科で働く魅力の一つです。


手厚い治療を行いながら専門性の高いスキルと知識をみにつけることが出来ます。


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