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■化学療法科とは?


化学療法は、英語でchemotherapyといい、抗がん剤治療など薬物療法のことをさします。抗がん剤を投与することによって、全身のがん細胞を死滅させることができます。


元々は感染症の治療のことを化学療法と呼んでいたのですが、化学が進化したことにより、薬物療法の重要性が高まったため、化学療法でカバーできる範囲が拡大しました。


今では、「抗生物質」のような化学物質ではないものを患者さんに投与する治療方法まで化学療法と称されています。今後さらに重要性が高まることが予想されます。


基本的に「化学療法科」ではがん治療を中心に行っています。


最近は医療が進化したことによって、がん治療も選択の幅が広がっています。


がん治療を大きく分けると以下の三つになります。


(1)手術

(2)放射線治療、

(3)抗がん剤治療



放射線治療は悪性腫瘍がある身体のある部分に放射するわけですが、患者さんの肉体へのダメージが小さいうえに1回の治療が非常に短時間で完了することが可能です。


しかし、放射線治療は医師の放射線治療に関する技術に大きな差があります。


同じ効果が得られるわけではないので、どの医師に治療してもらうかが重要になります。


しかし、抗がん剤治療のような化学療法の場合は局部だけでなく、身体全体をカバーすることができるので、ガンが他の臓器に転移した場合でも対応することができます。

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