■心筋梗塞と狭心症の違い心筋梗塞は、狭心症と同じく動脈硬化の症状が進むことによって発症する重度の疾患で、ちなみに「動脈」は、心臓から流れ出る血液が流れている血管のことです。
心臓は血液を送り出すポンプの役割があり、人間が寝ている間も休むことなく動いてるわけですが、血液は体内に一定の量しかないため、全身の血管の中を循環しています。
こうしたことから、心臓と血管は「循環器」といいます。また心臓は言うまでもなく、人間が生きていく上でもっとも重要な臓器の一つとされています。
まず「狭心」は冠動脈が詰まったり、急速に細くなったりして、詰まりかかると、心臓への血液の供給が著しく低下し、心臓の筋肉への血の巡りが悪化した状態をさします。
狭心症は、急な胸の痛みによって、心臓への負担を抑えようと体が自然と対応します。しかしいつまでたっても生活習慣の改善がみられなければ、再発リスクが高まります。
一方、「心筋梗塞」は、冠動脈がよりつまったり、細くなってしまうことによって、心臓の筋肉が死んでしまうことから、心臓の機能低下した状態をさします。
心筋梗塞により、不整脈や心機能が大幅に悪化し、最悪の場合突然死するケースもあるので、急性心筋梗塞を患ってしまった患者さんの処置は非常に難しいです。
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