■ 職場の人間関係に恵まれない
職場の人間関係が良くないことを理由に転職を決める看護師さんが非常に多いです。お世辞にも医療関係の職場は、人間関係が良くありませんよね。
医療に従事している人にかぎらず、退職を決意した原因として「人間関係の問題」は、どこの業界でも常に上位を占めるくらい、深刻な問題となっています。
残念ながら人間関係の問題を一方的に相手のせいだけにしていては解決しません。
事実、せっかく大変な思いをして転職しても、転職先の職場の人間関係が「前職よりも酷かった」なんていうケースが本当に多いので、安易に転職するのは危険です。
転職すればバラ色というわけにはいきません。仮に転職先の人間関係が合わなければ、また転職しなければなりません。そうすると転職を繰り返えすことになります。
これでは転職した意味がありませんので、転職そのものが失敗となります。
新しい職場で我慢することができなければ、残念ながらその転職は失敗です。
もし、仕事の要領(段取り)が悪い、スピード遅い、ミス(忘れる)が多いといったことが職場で問題となっているのであれば、自分なりに解決できることを試みます。
「スマホアプリ 仕事効率化」と検索すると、無料のアプリを使って効率化する方法を解説しているサイトが無数に出てきます。これを参考に取り入れてみてください。
スマホアプリとスマホの機能を使って、仕事を効率化すれば、自分の時間を確保できるので、徐々に職場での人間関係の問題から離れることができます。
■職場に苦手な人がいてもいい
職場で嫌いな人がいたり、苦手な患者さんがいることに罪悪感を感じていませんか?
嫌いな人がいる、苦手な人がいる、こういったことは人間個人の問題ではありません。きっとあなた以外の職場の同僚の人達も同じことを考えていることでしょう。
「嫌いな人がいてもいいんです。」
「無理に仲良くならなくていいんです。」
「気に入られようなんて思わなくていいんです。」
ただし、「嫌いな人がいて、しかも大人の対応が出来ているあなたは素晴しい」ということを、しっかり認めてあげてください。それだけで心の負担は軽減されます。
しかし、どんなに我慢しても、まったく状況が改善されなければ、嫌でも退職することになるでしょうから、そのときは同じ過ちを繰り返さないためにも注意が必要です。
できれば転職するにあたって、面接のさいに、できるだけ職場の同僚や上司について、詳しい情報を仕入れておきたいところですが、時間の関係で限りがあります。
込み入った話は難しいです。仮に上手く聞き出すことが出来たとしても、人から聞かされる話と、実際に体験してみるのとでは全く異なることが多いです。
ですので転職活動を進めるうえで必ずキャリア・コンサルタントに相談して下さい。
人間関係で問題となる点を深く理解しているのと、離職率などの指標から、総合的に判断したうえで、あなたの希望に近い「 求人先 」を探してくれます。
そのためにも、転職する理由を明確にする必要があります。
転職後にどのような看護師を目指すのか、しっかり紙に書いてください。
目的・目標が明確になれば、心と体が自然とそれに向かって動き出します。
■転職したら初日が大切!
無事転職が決まったら、終わりではありません。これからが本番になります。
やはり、良好な「人間関係」を築くためにも職場の指導者的立場の人をしっかり味方につけたいところですね。出来るだけ長く働くために何より大切だと思います。
そのためにも初出勤当日の職場でのふるまい方が何より大切です。
ここで出来るだけ良い印象(やる気がある)を与えましょう。
かならずメモを持参し、上司の方の説明を最大限理解するつもりで、メモして下さい。初日の挨拶も大切です。最初で最後のつもりで最高の挨拶をしましょう。
それだけでもかなり精神的な負担が軽くなりますし、もちろん他のスタッフとの関係も大切なのはいうまでもありません。そのためにも初日が何より大切です。