■病院側の子育てをサポートする意識が低い


女性看護師さんが看護師の仕事を続けるうえでの悩みの一つに子育があげられます。
ちいさなお子さんの場合、より多くの時間を子育てに割かれる事になります。


このため家庭と仕事を両立することが難しいです。しかし、子育てが一段落してから
常勤で復職するにしても、長期のブランクが生じると簡単ではありません。


こうした問題は看護師さんだけでなく、働く女性全てにいえることなのですが、社会
全体が子育に対する理解が低いため、仕事と家庭を両立させることが難しいです。


子育て中の女性が看護師として働くには、雇用側が子育てに対して「理解度」が高く
なければ難しいので、求職中に常勤で働くのをあきらめてしまう方が多いです。


残念ながら先進国の中でも日本の医療機関は、従業員の子育に対するサポートが十分
でないケースが圧倒的に多く、全体的にみて子育てに対する意識が低いです。


現政権が盛んに「女性の社会進出」をうたってましたが、どうみても低賃金労働市場
に女性を送り込みたいという思惑が見え隠れしているので、期待できません。


ですので、今後も劇的に変わる可能性は無いに思われます。





■子育への理解度の低い職場は避けよう


仮に「給料」などの条件が良く、自分の希望する部署で働くことが出来たとしても、
職場が子育中の看護師さんに対する理解がなければ、やはり厳しいです。


病院によっては、既婚者よりも圧倒的に独身者が多いところが少なくありません。


子供が急に病気になれば当然休まなければならなりません。しかし、こうした理由で
休むことを職場全体が快く思ってない場合が少なくありません。


特に職場に既婚者が少ない場合は、そうした傾向が色濃く見受けられます。


このため自分の都合にあわせて休みを取るのが難しいと感じることでしょう。


いくら我慢しても家庭の都合を優先させるのが難しい上に、人手がまったくといって
いいほど足りていないので、次第に働きにくさを強く感じることになります。


酷いところになるとパートやアルバイトでも容赦無いので難しいす。


ですので子育てが一段落してから転職や復職する場合、子育と仕事を両立することに
対して理解度が高い職場を探す必要があります。そうでないと長続きしません。


求人の探し際のポイントについてですが、看護師転職サイトを利用して、可能な範囲
で「既婚者の数」や「離職率」、「有給消化率」などを調べてもらいましょう。


既婚者数の割合が低いと、子育て中の看護師さんに寛容ではない可能性があります。


同様に離職率が平均よりも飛び抜けて高いところは避けなければなりません。


有給消化率が低いところは休みが取りにくいと判断できるので、こちらもパスです。





■子育に理解度が高い職場を探すには?


最近は病院内に託児所があったり、病児保育、育児手当といった、子育て支援に力を
入れている所も増えていますので、決して悲観する必要はありません。


各地方自治体が子を持つ働く女性を支援するサービスを色々と提供しています。


できることなら、出産前に市役所を訪れて、色々調べたほうがいいです。


窓口の人から子育てと仕事の両方ができるように色々とアドバイスしてくれています。


行政側から案内される可能性が低いので、こちらか積極的に問い合わせしましょう。


しかし、上述した理由から、ママさん看護師さんの割合が極端に少ない職場で働くと
余計な苦労をしますので、求職活動を行なうさいに、必ず確認しましょう。


こうした情報を自分で調べようとすると時間がかかり、非常に効率が悪いです。


しかし、看護師転職サイトを利用すれば、すぐに転職コンサルタントの方が調べてくれます。


まずは「看護師転職サイト」へ登録して子育と仕事をどのように両立させれば良いか、
適切なアドバイスをもらうことから始めませんか?。きっと心が軽くなりますよ。