■看護師さんのお給料は高い?
世間の皆様は、看護師さんの年収は高いと思われているようです。
ちなみに看護師さんの平均年収は37.5歳で469万円で、サラリーマンの平均年収が
38歳で409万円となっていますので、平均年収だけで見ればかなり高いです。
看護師さんの9割超が女性ですが、一般の会社で正社員として働いている女性の年収は、
292万円となっていますので、年収は200万円近く差があります。
しかし、実際の看護師さんの平均年収は、もう少し多いのではないかと思います。
といいますのも、看護師さんの仕事は勤務シフトが複雑であったり、細く細分化されて
いるので、それに合わせて色々な手当が支給されているからです。
例えば夜勤を多くおこなっている看護師さんは、その分の夜勤手当てがつきますので、
実際の総支給額は、もう少し高くなると思いますので、その分年収も高くなります。
しかし、それでも平均年収が500万円を超えることはないでしょうね。
常勤看護師の場合、月給のかなりの部分を「夜勤手当」が占めていますので、夜勤手当
がなければ、平均年収は恐らく400万円を超えることはないでしょうね。
■看護師さんのお給料をアップするには?
世間では医療に携わる人たちは高額な給料をもらっていると考えているようです。
では対価に見合っている「 給料 」を看護師のみなさまが得ているかといえば、現実は
違いますよね。皆さん大なり小なり不満をかえていらっしゃいます。
まず何と言っても拘束時間は長いですし、常勤の場合は二交代制が主流となったので、
昼夜が何度も逆転したりしますし、これを繰り返すのは本当に大変ですよね。
慣れないと肉体的にも精神的にも常に疲れた状態で仕事をしなければなりません。
それほど過酷な状態で病気の患者さんに看護ケアをおこなわなければならないわけです
から、どれだけ給料が高くても、決して見合っているとは言い難いですよね。
もしも給料アップを希望するのであれば、最も現実的な方法は以下の通りです。
■給料の高い職場に転職をする
■夜勤の回数を増やす
■副業でアルバイトをする
■夜勤専従に変更する
■資格を取得する(資格手当が支給される場合のみ有効)
■なぜ基本給が高い方が良いのか?
当然のことながら、どれくらい給料が欲しいのかにより、取るべき行動と選択も大きく
異なります。また勤務されている 医療機関によって色々な手当てがあります。
こうした手当は、一見すると非常に魅力的です。
しかし、その分「 基本給 」が抑えられているケースが少なくありません。
経営側が露骨に低く抑えているところもあります。ようは、ボーナスや退職金を出来る
だけ低く抑えたいんです。そうれだけでもかなり人件費を抑えられますからね。
ボーナスや退職金のことを考えると、やっぱり基本給が高い方が断然いいです。
もし、以下の点があてはまるのであれば転職も一つの手段だと思います。
■給与が平均よりも大幅に低い
■何が何でも給料アップしたい
■ブラックすぎる職場にうんざり
■人間関係が悪くて人の出入りが激しい
働きやすい職場でできるだけ長く働いたほうがいいわけですから、看護師さんが働ける
職場環境や看護師求人市場について、しっかりと知る必要があります。