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■ストレスの原因とは?どんどん働きにくい職場環境へ


ご存知のとおり看護師さんの仕事は、肉体的にも精神的にも非常にハードです。しかも
日本国内にある病院の大半は経営状態が厳しく、人材確保が難しい状況にあります。


このため常勤(日勤・夜勤)だけでなく、日勤専従、夜勤専従、午前中のみ、午後のみ
といった具合に看護師さんのニーズにあわせて勤務シフトを柔軟に対応しています。


こうすることで職場に配置しなければならない人材を確保する点では成功してますが、
常勤で働く看護師さんの負担を大きくする結果になっているように見受けられます。


また引き継ぎなどもシステム的に上手くいっていないところが多いです。


そうなるとトラブルが頻繁におきてしまい、職場が混乱します。


「なんで私がこんなことをやらなければいけないのよ!」といった具合に誰かの失敗の
尻拭いをする機会が増えてしまい、余計に業務効率を下げてしまうことになります。


つまり、この点を早く経営陣が理解しないと、働きにくい環境がさらに進みます。





■ストレス解消法に問題あり?


常勤の看護師さん、週に1〜2回夜勤があるので、夜勤がある度に何度も昼と夜が逆転
することとなり、質の高い「睡眠」を確保するのが非常に難しいです。


質の高い睡眠によって、肉体疲労や精神的ストレスを解消してくれます。


しかしそれが難しいとなると体調管理が容易ではありません。また、どこの職場も職員
同士だけでなく、患者さんとの人間関係の問題もあり、何かとストレスが多いです。


そうなると心と体が自然とストレスを解消するように求めます。ストレス解消する方法
は色々ありますが、多くの看護師さんが上手く解消できていません。


例えば毎日のように暴飲暴食したり、ショッピングやギャンブルなどで、大変な思いを
して稼いだ大切なお金を散在して心の隙間を埋めようとする人も少なくありません。


暴飲暴食で特に問題となるのが「お酒」です。人間の体は本来一定の時間に寝ることを
求めます。しかし、常勤看護師さんの場合、それが許されませんよね。





■飲酒では心は癒やされない?


夜勤が入ると昼と夜が逆転することを繰り返すことから、ベテランの看護師さんでも、
体が疲れているのに「寝たくても眠れない」といったことが多々あります。


そうしたさいに飲酒で心をリラックスさせて、何とか眠りにつこうとするわけですが、
気がつけば毎回深酒となり、これを繰り返すとお酒の量が次第に増えていきます。


アルコール依存症とまではいかなくても、肉体へのダメージは計り知れません。


余計に健康管理が難しくなり、仕事に悪い影響を与えることになります。


アルコール依存症に苦しんでいる人をこれまで何度も目にしてきましたが、内蔵がぼろ
ぼろになっても、お酒を飲んでしまうようになると、自分の力ではやめれません。


そうならないためにも、飲酒(アルコール)の怖さを知って下さい。


「楽しい」、「面白い」の裏にはとてつもない闇があることを認識すれば、アルコール
とも、しっかり距離を保つことができます。適度な飲酒を楽しむことができます。





■やけ食いによる様々な弊害とは?


やけ食いは、飲酒よりは肉体へのダメージは小さいかもしれません。


しかし、体重が激増すると肉体への負担が大きくなるので、疲れやすくなります。


そうなると精神的に気が滅入りやすくなり、仕事に対するやる気も次第に奪われます。


休日は何をするにも億劫で、余計に動かなくなるので、さらに太ることになります。


長期間にわたってこうした状況が続けば、うつ病、摂食障害などの精神疾患や、慢性的
な成人病に苦しめられることになりかねませんので、十分注意が必要です。


ストレスフルな仕事をこなすためには、心と体の健康を維持しなければ困難です。


ところがそれを維持するのが容易ではありません。是非とも睡眠、食事、適度な運動、
入浴の質を高めてリラックスする時間を作ることを心掛けて下さい。