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■改善されない過酷な職場環境で働き続けるのは困難!


女性看護師さんの中には、結婚と同時に妊娠・出産するケースが少なくありません。ご存知のとおり看護師さんが勤務する職場は勤務シフトが不規則です。


お腹の赤ちゃんのことを考えて、そのまま退職する看護師さんも多いです。


しかし家計を支えるためにギリギリまで働き続ける看護師さんも少なくありません。20代前半のご夫婦は、まだ旦那さんのお給料だけで生活するのが困難です。


このためギリギリまで働きつづける看護師さんが多いわけですが、ご存知のとおり、看護師さんの仕事は激務なので、肉体的にも精神的にも負担がより大きくなります。


常に立ちっぱなしの状態で昼夜問わず働かなければなりません。


しかも、人材不足にあるため、看護師さん一人あたりにかかる負担が大きいです。


しかも患者さんの命がかかっていますので、ミスが許されないことも多いことから、目には見えない心理的ストレスが大きいため、突然不安が襲うこともあります。


このため普通に働いているだけでも大きな負担が看護師さんに重くのしかかります。


ただでさえ病院は厳しい職場環境にありますので、妊娠中の看護師さんにとって、さらに大きな負担を抱えることになるので、心と体を守らなければなりません。




■妊娠初期に陥りやすい問題


病棟での仕事はハードなので、妊娠中の看護師さんが働くにはリスクが大きいです。


実際に妊娠が明らかになるのと同時に様々な問題が生じます。問題を解決するための、職場環境や労働条件の改善が急務とされていながら一向に進みません。


ですので、出産・子育てをきっかけに、看護の仕事を辞めてしまう人が多いんです。


妊娠初期は心身共に不安定な状態にありますので常に不安がよぎりますし、初めての出産ともなれば余計に不安を感じます。できるだけ早い段階で上司に相談して下さい。


「 いつ上司に報告すべきか? 」

「 このまま働き続けて大丈夫なのか? 」

「 毎日放射線を浴びる仕事をしてお腹の子に影響しないのか? 」


報告することを先延ばしすると心理的ストレスが大きくなります。


看護師さん本人もその点を理解しているはずなのですが、職場に結婚して家庭を持つ看護師さんが少ないと、妊娠中の看護師さんに対する理解度は高くありません。


上司の方が独身の場合、余計に報告しずらかったりします。


しかし、先延ばししてしまうことのほうが問題なので、すみやかに報告しましょう。





■不安にならないためには?


不安を抱えたままの状態で働くほど、心身もに悪いことはありません。


また、問題を先延ばしすればするほど精神的に追い込まれる可能性があります。


特に初めての妊娠の場合、初めてづくしなので余計に不安になります。


例えば自分のお腹の痛みが正常なのか、休まなければならないのか、今まで通り業務に従事しても胎児には問題ないのかなど、初産の場合は不安がつきません。


そうならないためにも妊娠が明らかになったらまず直属の上司に相談しましょう。


適切なアドバイスをしてくれますので、それだけでも大幅に不安が軽減されます。


また出来るだけ早い段階で市役所にも足を運んで下さい。


出産・子育てに関する支援サービスについて、しっかり情報を入手しましょう。


窓口で親切に教えてくれますし、行政サービスを利用することによって、出産や育児にかかる出費が大幅に抑えられますので、不安が解消されることでしょう。


場合によっては無理して働きつづける必要すらなくなります。


先に述べた通り、妊娠・出産に対する理解度が低いと感じたならば、お腹の赤ちゃんのことを考えて、退職されたほうが良いかもしれません。無理は禁物です。