■ストレスに苦しんでいる看護師さんの特徴


看護師さんの仕事は人の命にかかわることなので、どんなに優れたスキルと確かな経験
がある方でも、目に見えない様々な「ストレス」に苦しめられています。


そこで問題となるのは、あまりにも多忙すぎてそれに気づけないことです。


職場では仕事に対する責任感を強く求められます。


このため、何よりも仕事を再優先にしなければなりません。ストレスを常に抱えたまま
働き続けることとなり、肉体的にも精神的にも大きな負担となります。



ストレスに苦しめられている人との特徴して以下のようなものがあります。


(1)場所を問わず「 ため息 」をつくことが多い

(2)笑顔がなくなり、表情がきつくなる

(3)仕事に対する愚痴だけでなく、人の悪口や陰口も多くなる

(4)普段の会話から除々に口調がきつくなる

(5)上述した理由から近寄りがたい雰囲気を漂わせている





■余裕がなくなるとさらに苦しい方向へ


ただでさえ日々のストレスに苦しんでいるところに、追い打ちをかけるように仕事量が
増えれば、当然のことながら肉体的にも精神的にもきつい状態へと追い込まれます。


さらに心の余裕が無くなるのでイライラは倍増します。そうしたところに病気で同僚が
仕事を休んだりすると正当な理由があるにもかかわらず許せなくなります。


妊娠・出産で長期間休むなんてもってのほか、「なんで勝手に妊娠した人の分まで私が
カバーしなければならないの」と、本気で思ってしまうケースが少なくありません。


人は心に余裕が無くなると、全てのことが理不尽に思えてしまうようです。


しかし、看護師さん一人当りの負担があまりにも大きすぎます。


愚痴を言いたくもなります。ですので、その人だけを責めることはできません。





■考えすぎるから余計に苦しくなる


看護師さんは常に周囲に対する配慮が求められ、そうした中で患者さんを中心に色々な
変化に気づくことも大切な仕事であるため、普段から色々と考え過ぎてしまいます。


そうなると当然のことながら患者さんのケアだけでは済みません。


職場の同僚の仕事の取り組み方や進み具合などに必要以上に目を配るようになります。


また患者さんやそのご家族の悩みごとなどにもフォローします。


気がつけば他の人の仕事まで引き受け、余計な仕事を増やしてしまいます。


残業は当たり前となり、その日の内にこなさなければならない仕事が増えます。


そうなるとどうなるか?、「あれどうしたっけ?」「あれはやったのかな?」といった
具合に色々と考えてしまうので、不安が増えるばかりか、仕事上のミスも増えます。


こうした問題を防ぐには、とにかくメモをとりまくり、メモを有効活用することです。





■ストレスを解消する一番の方法とは?


責任感があり優秀な看護師さんほど色々なストレスに苦しんでいる傾向が強いです。


一般的に良いとされているストレス発散はかえってストレスを溜め込みます。


ですので、まずは自分の時間を確保することを考える必要があります。


その時間に自分の好きなことをやります。無理に何かをする必要はありません。


ただ寝るだけでもいいですし、好きなドラマや映画をみたり、本を読んだりするなど、
自分の趣味の時間にあてることによって、次第に心が充足していきます。


勿論いきなりは無理ですが、5分ずつでも長く自分の時間を確保することによって、
自分と向き合う時間が増えるので、次第にストレスが抑えられるようになります。


また一番のストレス解消は、睡眠の質を高めることです。これでストレスや肉体的疲労
を大幅に解消することができます。その方法をコチラ>>で解説しています。