■摂食障害を患う女性が急増!


看護師さんの間で「摂食障害」に苦しむ方が増えています。摂食障害の何が問題かと
いうと食事のさいに「自分自身をコントロール」出来なくなる点です。


ご存知のとおり摂食障害は「精神疾患」の一つです。厚生労働省の調べによりますと、
20年間で10倍以上に増えており、男女比では、9割以上が女性となっいます。


これまで摂食障害は、「痩せたい」といったスリム絶対主義的な考え方が次第に強い
強迫観念に変わり、食事を拒絶したり、過度に摂り過ぎる原因とされていました。


このため、以前は10〜20代の女性を中心に若年層の間で摂食障害を患うケースが
圧倒的に多かったのですが、最近は30代にまで広がっています。


それだけ今を生きる女性の悩みが深刻化している現れでして、女性の社会進出が叫ば
れるようになった1980年代後半から逆に問題が深刻化しているよです。


残念ながら摂食障害を克服するのは容易ではありません。





■自覚しないまま頑張り続けると症状が加速する


基本的に摂食障害は 「拒食症」と「過食症」の二つがあり、 治療の過程で拒食症と
過食症を行ったり来たりしてしまうケースも少なくありません。


怖いのは、あまりにも強いストレスを受けながら生活しているため、 拒食症である
という「自覚症状」がないまま看護師としてハードに働き続けてしまうことです。


食べても胃が受けつけずに吐いてしまい、体重は減り続けます。自分では軽い風邪を
ひいたくらいにしか感じず、そのまま頑張り続けると、さらに症状が悪化します。





■上司や同僚に注意されてようやく気づく


職場の同僚から急激に痩せていく姿を不審に思われ、専門医に受診をすすめられて、
ようやく自分が摂食障害であることを知るケースも少なくありません。


自分の体重が10キロ以上も落ちていることに気がつき衝撃を受けます。


あまりにも深刻なレベルの摂食障害の場合「入院」を余儀なくされてしまいます。


ですので、一人で悩みをかかえないようにするためにも、人に甘えたり、相談したり
することに対して、「罪悪感」を感じないようにしなければなりません。





■摂食障害を患う看護師の特徴


摂食障害になりやすい人の特徴として、子供の頃から両親や学校の先生など、周囲の
大人たちに以下のように思われたいと頑張りすぎる向きが強いです。


■いつもいい子と思われたい

■大切な存在として認められたい

■とにかく頑張って認められたい


このため、仕事においても周囲の人達から常に認められたいといった強い想いから、
どんなに苦しくても弱音を吐かずに無理して頑張り続けてしまうわけです。


自分が誰かに相談とまでいかなくとも、話を聞いてもらったら、自分が今度はその人
の話をきちんと聞いてあげればいいんです。そうすれば罪悪感が徐々に減ります。