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■拒食症に苦しむ看護師の特徴とは?


拒食症や過食症などの摂食障害に苦しむ人達が年々増え続けています。


厚生労働省が統計を開始した1980年代から20年間で10倍に増えています。
そして、摂食障害に苦しむ人達の90%以上が女性とされています。


そうした中で「拒食症」に苦しむ看護師さんは、残念ながら少なくありません。


精神的にも肉体的にもストレスが多いうえに、常勤として働く場合、夜勤があります
ので、どうしても生活が不規則になり、健康管理が難しくなります。


拒食と過食を繰り返すうちに、どちらかに傾くケースも少なくありません。


最初は無意識の内にストレスを抑えるために過食に走り、「体重の増加」と共に変化
する容姿に嫌悪し、極端なダイエットを繰り返しながら徐々に拒食に走るようです。


特に気をつけたいのが真面目でいつも一生懸命仕事に取り組むような看護師さんです。
こうしたタイプの方は拒食症のような精神疾患に苦しむケースが多いとされています。


いつも完璧に仕事をこなそうとすればするほど仕事が難しくなります。


自分からハードルをあげてしまうことは決して悪いことではありません。


むしろこうした仕事に対する姿勢は賞賛されるべきなのですが、完璧主義が進むと、
次第に仕事上でささいなミスをすることすら許せなくなります。


そして、自己嫌悪に落ちやすくなり、それを乗り越えようとしてさらに頑張ります。


心のアップダウンの振り幅が次第に大きくなりますので、喜びも大きくなりますが、
苦しみも同時に大きくなりますので、注意しなければなりません。


看護師にかぎらず、一つの仕事をできるだけ長く続けるためには、言葉は悪いですが
手を抜く方法も身に着けなければなりません。そして「受け入れる心」も必要です。





■自分でなんでもやろうとしない!


看護師として上のステージを目指して頑張っているにもかかわらず、自己否定すると、
何が何でも自分自身を変えようとします。その結果として自分を苦しめます。


自己否定すると心の成長を止めてしまうことになりますので、かえって逆効果です。


人は生涯に渡って発展途上なのですから、色々なことを通して少しずつ積み上げながら
成長している自分を受け入れる必要があります。否定することが人生ではありません。


そのためにも、「いい加減=適度な加減」をおぼえてください。


いい加減といっても、でたらめにやるということではありません。


例えば学校のテストを例にあげると、合格ラインが60点であれば70点以上とれば、
十分なんです。そこで100点を取ろうとするから苦しくなってしまいます。


社会に出て、何でもかんでも100点を取ることを目指して頑張り続けると、人に相談
したり、何かを頼むことができなくなり、何でも自分で解決しようとします。


チームワークが何よりも大切な職場で、これでは職場の和を見だしてしまいますよね。


ですので、自分でやらなければならない仕事と人に任せる仕事をしっかり分けて考える
ようにしましょう。それができるようになると心の負担が大幅に軽減されます。





■仕事で楽をすることを覚える


「 完璧主義で自分に厳しい人 」は、一見素晴しいように思えますよね。


しかし、遊びがないので苦しいです。これでは心が休まるときがありません。


拒食症のような精神的な疾患を患うことになります。


医療の現場は過酷ですから、だれでも体調を崩す可能性があります。


残念ながら病院は、何かと「人間関係の問題」が多い職場でもありますから、心と体が
健康でないと、人の目が気になり、余計に不安なことを考えてしまいます。


そのまま放置すると拒食症のような摂食障害に陥りやすくなります。患者さんの「病」
を癒やすのが仕事である看護師さんが病気になっては患者さんを救えません。


ですので、自分の体調と精神状態はしっかり把握できるようになりましょう。


「今のままの自分でいい」と思うことで、心の苦しみから少しずつ解放されます。


また、いつも精一杯頑張るのではなく、ときには楽することを許してあげてください。


仕事で楽をするために、スマホの機能をフル活用して、仕事の効率化を高めましょう。
そして、上手くいったことは職場の人たちとシェアすると喜ばれます。


また心をリラックスさせるために、子供のころに慣れ親しんだ漫画をオススメします。
子供のころには気づかなかったことに気づき、生活の中で楽しみが増えていきます。