■環境が大きく変化するさいは要注意!


同じ職場にいながら何らかの理由で環境が大きく変化することがあります。


例えば立て続けにベテラン看護師さんが辞めたりすると職場全体が混乱します。


残された看護師さんが手分けしてやらなければ業務が回りません。


単に仕事が増えるだけならまだしも、それと平行して「責任」も大きくなると心理的
ストレスも同時に大きくなるので、「うつ病」を発症するリスクが高まります。


さらに時間に追われるようになれば心に余裕がなくなり、色々不安が増すため、寝る
ことが思うようにできなくなり、肉体的にも精神的にも疲弊してしまいます。





■指導する立場になるとさらに時間がなくなる


看護師3年目に入ると色々と役割が増えてきます。


責任のある仕事を任されるようになるります。


新卒として入職した新人看護師が職場に配置され、新人看護師の指導及び教育を担当
するようになると自分の時間を確保するのが今まで以上に難しくなります。


今までの業務をこなしながら新人看護師の教育・指導行いながら、次の年の看護研究
発表に向けて、研究の調査や準備が重なってしまうと、狂気の沙汰となります。


休む暇がありません。休日は勉強するか心と身体を休ませるだけとなります。





■些細なことが気になりだしたら要注意!


肉体的にも精神的にも疲弊した状態で前向きなことを考えるのは困難です。


このため次第にこれまで気にしなかったことが急に気になりだしたりします。


うつ病のサインでもあるので、注意する必要があります。


例えば職場の他の看護師さんや患者さんが話しているのが気になりだします。「もし
かしたら私のことを話しているのかも?」といった具合に気になります。


そうするとさらに不安が拡大し、寝たくても寝れず、疲れがとれないことから、常に
体の不調を訴えるなど、健康状態が危険な状態へと向かっていきます。





■辛いと感じたら上司に相談する


こうなる前に看護師長にすぐ相談しましょう。場合によっては精神科を受診すること
を強く勧められるかもしれませんが、絶対に拒絶しないでください。


精神科に対してマイナス的イメージを抱いている方は医療関係者の間でも少なくあり
ません。そんなことは一切ありません。最近の薬物療法はかなり改善されています。





■精神科受診は恥ずかしいことではない


もっと早く行けばよかったと思うくらい肉体的にも精神的にも楽になります。注意点
としては、必ず上司に相談することです。しかし、多くの人が隠そうとします。


周囲に迷惑を掛けたくないという思いからです。そう考えると余計に苦しい方向へと
自らを進めてしまいますので、すぐに上司に相談してください。