まかない(食事補助)とは?
「まかない(食事補助)あり」の看護師求人を目にしたことがございますか?
「?...」何のことか分からないという方が少なくありません。
患者さんの食事介助と勘違いされている方も少なくありません。
まかないは食事を病院側が職員向けに用意することで、仕事の合間に食事が取れるようになっています。病棟で働く看護師さんにとってまかないは本当にばかになりません。
二交代制を採用している病院で夜勤を行なうとなると、1日中時間に追われながら仕事をすることとなり、しかも朝食と夕食を自分で用意しなければなりません。
コンビニでお弁当を買うにしても500円程度かかりますし、お茶だのお菓子だの色々買っていたら1食軽く1000円は超えてしまいますので、かなり痛いです。
とくに外科は内科と異なり、朝から晩まで手術があるので、その対応に四苦八苦しますので、ストレスを抑える意味でも食事は非常に重要になります。
手術は必ずしも時間通りに終わるわけではないので、手術が長引けば休憩が削られることになりますので、場合によっては空腹であっても、食事が取れません。
食事をとらないまま残業することになると、帰宅がさらに遅れるわけですから、これでは身体がもちません。そこで病院側が食事を用意してくれるわけです。
食事の内容に関しては病院によって異なります。院内食堂がある病院であれば毎食分病院側が支給してくれるところもあれば、300円程度支払うところもあります。
また、回数券が支給されてその範囲内で食事が出来るところもありますし、おにぎり、サンドウィッチなど仕事をしながら食べられる物を病院側が用意してくれる所もあります。
食事手当として1万円前後支給してくれるところもあります。いずれにせよ忙しく働く看護師さんからすれば、こうしたまかないは大変ありがたい存在です。
まかないが空腹を満たしてくれる
みなさま御存知の通り看護師さんの仕事は予定調和というわけには行きません。
突発的に色々なことがおこります。当然のことながら仕事が終わらなければ帰ることはできませんので、終日食事抜きで働いている看護師さんも少なくありません。
交代制勤務なので、朝夜関係なく食べ物を全く口にしていないときも少なくありません。毎回これではとてもじゃないですが、しっかり働くことができませんよね。
ですので、「まかない」のように空腹を満たしてくれる軽い食事が支給されると本当にありがたいわけです。
自分の好きなものを食べたいと考える人も多いですが、「今日は何を食べようかな?」など、余計なことを考えずにすみます。1年を通すとかなりのムダが省けます。
コンビニで余計なものをついでに買ったりすると年間にしたら軽くブランド物のバックが買えてしまうくらいになるのではないでしょうか?。
そうした無駄をまかないがはぶいてくれるわけですから、本当にありがたいですよね。
まかない(食事補助)は絶対にあったほうがいい!
病院で食事を取れない分、家に帰って食べまくってしまう方も多いです。
仕事のストレスがよけいにそうさせてしまうのかもしれません。
また、夜勤前に自分でお弁当を用意することを考えると暗くなるというか嫌な気分になりますよね。私は食事よりも睡眠の方を重要視するタイプなのでなおさらです。
過食症・拒食症などの摂食障害のの原因になりかねませんので、そうした意味においても「まかないは」必要だと思いますが、看護師さんの多くが正直あまり重要視していません。
特に独身の看護師さんは、使えるお金多い分、食べるものくらい絶対に自分の好きなものを好きなように食べたいと考える方が多いので無理もありません。
ですが、子育て中のママさんや受験を控えているお子さんが何人もいるご家庭がある看護師さんからすれば、家計のために1円でも出費を抑えたいと思われると思います。
しかし、現実問題として勤務条件としてまかないがある病院は地方には殆どありません。
また、都市部にある病院であってもそれほど多くありません。
もし、まかないがないのであれば上司を通じて病院側に要望を出してみることをおすすめします。それくらいまかないは看護師さんの負担を軽減してくれるありがたい存在です。
要望が通る可能性は少ないですが、お腹が満たされるとイライラが解消されますので、まかないを導入することによって、職場の人間関係が改善される可能性も否定できません。
一見すると地味ではありますが、まかないは色々な意味において非常に重要です。