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日本は世界ワースト1位の有給消化率!


日本の労働者は、有給を取得するのに依然として高いハードルがあります。エクスペディアジャパンが毎年行っている調査によりますと、日本の労働者の有給消化率は39%です。


しかも有給消化数ゼロが17%ですから驚きです。勿論この数字は同社が調査を行った国の中で最悪です。ちなみに1位のブラジルは有給消化率が100%です。


なにゆえこれほどまでに差があるのか、ため息しかでませんね。この数字は厚生労働省が発表される数値(46%)よりも悪いですが、客観性が高いので信ぴょう性があります。


また、厚生労働省から発表されている有給休暇の取得日数は平均8.6日であることから、どこの業界も人手不足で苦しめられているので、今後さらに悪化する可能性があります。


こうした現象は慢性的に人手不足な看護師さんも同様に厳しい状況にあります。「有給なんて取れる状態じゃない」といった声をあちこちで耳にしています。


ちなみに2013年に行なわれた『看護職員の労働実態調査』によりますと有給休暇の取得日数は平均8.86日で、「10日以上」は44.5%となっています。


ちなっみに、ほぼ完全消化に近い「20日以上」は、たったの5.6%しかありません。一方、「5日以下」が31.4%、驚愕のゼロも3.3%となっています。


しかし、来年以降(2016年4月から施工)厚労省の主導のもと企業や団体に対して有給休暇の取得を義務付ける方向で動いていますので、今後改善されるかもしれません。



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【出典】エクスペディア



長期間の休暇はどこも取りにくい!


どこの病院も人材不足で頭を抱えている状態にありますので、できるだけ働きやすいようにするために「勤務シフト」に柔軟性をもたせています。


しかしその管理は非常に複雑で難しいです。このため看護師さんが一般の会社に勤務する会社員のように「 長期休暇 」を取ることは非常に難しいですよね。


もちろん結婚・新婚旅行などの人生における大きなイベントであれば話は別ですが、海外旅行となると強行スケジュールを余儀なくされます。


できるだけ早い段階で申請すれば病院側もある程度は了承してくれますが、そうでない場合は認めてもらえないというよりも、恐ろしくて有給を申請できないようです。


しかし、いくらなんでも病気により手術や治療する場合は長期間に渡って入院しなければならないので休みを取ることはできますが、それでも色々と気を使わなければなりません。


どこの病院も人手不足は深刻であるため、どうしてもやもえない理由以外では難しいです。事実長期休暇が取れることを明記した看護師求人を探すのは非常に困難です。





有給消化率が高い病院は疑え!


誰もが気軽に長期休暇を取られてしまうと職場の業務が確実に混乱します。それだけどこの職場も切羽詰まった状態にあります。


上述した理由以外で看護師さんが長期休暇を取るのは難しいですし、もし仮に取れるとしても有給を申請するのに大して大きなストレスを感じるのではないでしょうか?


実際に医療の現場で働く看護師さんの多くが職場の同僚達に迷惑をかけたくないという思いが強いです。それだけ責任感のある仕事をしている証拠ですね。


有給を取って数日間休むことになれば他の看護師さんへしわ寄せがあることを考えると、どうしても気が引けてしまうので、有給消化率はほぼ全体の平均なみに低い状態です。


では実際に長期間の有給がとれる病院はあるのでしょうか?。かなり平均よりも高い有給消化率をうたっている看護師求人もありますが、十分注意する必要があります


単なる人を集めるための手段として、そのように明記しているケースも残念ながらあるだけに、求人の額面どおりに信じてしまうのは大変危険です。


例えば有給を無理やり申請させて、セミナーや勉強会に参加させるケースは結構よく耳にします。これは看護の世界だけでなく、他の業界でもよく使われるパターンです。


本来であれば入職してから6ヶ月を経過した時点で10日間の有給が付与されるので、堂々と休めばいいわけですが、入職1年目の看護師さんにそんなことはできませんよね。


また、6年以上勤務すると20日間の有給休暇が毎年付与されます。もちろん一定の条件(80%以上出勤)をクリアしなければダメですが、本来であれば取得できます。





長期休暇が取りやすい職場とは?


有給が消化しやすい職場は働きやすい環境にあると見てほぼ間違いありません。しかし、看護師さんの勤務シフトは、一般の会社では想象がつかないくらい複雑です。


夜勤や遅番早番などがあり、時間も不規則であるため、ちょっとした休みを取る場合であっても、職場の他のスタッフと話あって勤務変更しなければなりません。


しかし、他のスタッフにもそれぞれの都合がありますから、場合によっては変更できません。特に人材不足が深刻な病院では夜勤と日勤を変えることすら非常に困難です。


普段から同僚の勤務を交代してあげると、突然休みを取りたい場合に休みやすくなりますが、長期休暇となると話は別です。余程の理由でないかぎり難しいのが現状です。


もしこれから転職、再就職する予定の方の中で、こうした有給消化率をもっとも重要視されているのであれば、看護師専門の転職サイトを利用されることをオススメします。


こうした細かいデータについても求人先にきちんと確認してくれますので、入職したあとのトラブルも回避できます。