■看護師さんの募集について
看護師さんの募集は幅広く行われています。求人先も医療機関だけでなく、一般企業や
行政機関まで幅広く、今後さらに確実に活躍の場が広がることが予想されています。
看護師さんの仕事は専門性が非常に高く、何よりも経験がものをいう世界なので、他の
業界・職種のように「年齢」など特別な「制限」もほとんどありません。
同じ病院で50年以上勤務する70代の現役バリバリの看護師さんも実際にいます。
しかし、そうはいっても常勤看護師として働き続けるのは、肉体的にも精神的にも非常
にハードです。特に大学病院のような大型病院の変則勤務はきついです。
このため、40代に入ると同じ職場で働き続けるか、もう少し楽に働ける職場を探すか
選択を迫られますが、退職する道を選ぶ方が少なくないのが現状です。
しかし、看護師さんの仕事は他の職種よりも多様化しているので、パート・アルバイト
であれば、60歳を過ぎている方でも自分のペースで働くことができます。
裏をかえせば、それだけ看護師さんが不足しているからなんです。
事実多くの病院が看護師さんを確保するのに必死です。
ですので、多くの医療機関で夜勤専従、日勤専従といったかたちで勤務シフトに柔軟性
をもたらし、できるだけ看護師さんが働きやすい環境を整えています。
■日本全体で人材不足が起こっている?
現在多くの業界が人材不足で悩まされ、倒産する会社が増えています。
黒字でも働いてくれる人がいなければ、その会社の業務は回らないからです。
人材不足が深刻な「 社会問題 」となりつつあります。
デフレがピークだった頃は外食産業などのサービス業が活況でしたが、時給を上げても
人材が集まらないので、店舗を閉鎖せざる状況に追い込まれています。
消費増税により、景気が大きく後退しましたが、パート・アルバイトの時給だけは依然
として上がり続けているようです。こうした傾向は今後も続くとされています。
そうした中で医療機関も同様に人材不足に悩まされていまして、一刻の猶予もないほど
危機的状況にあります。残念ながら人材不足のため閉鎖する病棟が出てきました。
その地域住民は、これまで通りのような医療サービスを受けられなくなります。
酷い場合は他県まで車を数時間走らせなければならなくなります。
残された従業員は閉鎖した病棟からの紹介で他の病院に移ることになります。
看護師さんは特に需要が大きいので引受先があるので非常に恵まれています。
■新しく入ってくる人の方が条件が良い?
病院側が人材を確保しようと、必死になればなるほど別な問題が生じます。
例えば今いる看護師さんよりも、よい「勤務条件」で募集をかけてしまうといったこと
がよくあります。その事実を知れば誰だって面白くありませんよね。
「後から入ってきた人が自分より給料が多かった」なんてことが珍しくありません。
もしそうした状態にあることが明らかになったら、すぐに上司に相談してください。
殘念ながら「そのうち分かるだろうと」と思って黙っていても、何もかわりません。
冒頭で申し上げた通り、昔は「日勤だけ」、「夜勤だけ」働く人はパートやアルバイト
だけでしたが、今では常勤でも日勤専従、夜勤専従で働いている人が増えています。
ですので、看護師さんの転職は今後より有利に展開出来る環境が整いそうです。