■定年後に悠々自適に生活している人の特徴
看護師さんの中には若いうちから堅実な生活を送っている方が少なくありません。
ご存知のとおり病棟でも外来でも常勤での仕事は非常にハードですから、「50歳まで
常勤で働き続けるのは厳しいな...」と、多くの看護師さんが感じています。
こうした理由から、比較的若いうちからコツコツと預貯金される方が多いのです。
ですので、独身の女性でも30代前半でマンションを購入される方が結構います。
寮や社宅で生活されていた看護師さんなら無理なく実現できます。
このため「定年退職」した後に看護の仕事をしなくても、毎日悠々自適に生活されてる
方が少なくありません。こういったことは、看護師でなければ到底できません。
女性が一般の会社で正社員として働いた場合、中々このようにはいきません。
多くの方が継続して働き続けることになるわけですが、賃金に関する条件は定年前より
良くありませんので、不安と不満を抱えながら働き続けることになります。
しかし、看護師さんの場合は、仮に非常勤で働くにしても、それなりに高い収入を得る
ことができます。人によっては両親の介護と孫の世話を両方やっている方もいます。
これほどまでに定年後に充実した生活を送れるのも、現役時代に大変な思いをしながら、
毎日一生懸命働いた結果でもあるのですが、非常に恵まれているといえます。
■働き続けることのできる幸せ
逆に70歳を過ぎても現役バリバリで働いている看護師さんもいます。気力と体力さえ
あれば、いつまでも看護師として働き続けることができるのも大きな魅力です。
それだけ多くの「 医療機関 」では人材不足が深刻なわけですが、それ以上にベテラン
看護師さんの経験が求められているわけですから、他の仕事より働きがいがあります。
しかし、すべての人が悠々自適に生活出来るというわけではありません。
人によっては若いころ散財してしまう方もいます。全然貯金がない方も結構います。
そうした方でも看護師として培ったたキャリアを生かせば、問題なく定年退職後も生活
できます。常勤でなくても、非常勤看護師として働けば十分稼ぐことができます。
例えパート・アルバイトであっても、時給が1600円から2000円程度に設定され
ているので、一日4時間しか働かなかったとしても、それなりの額が稼げます。
シルバーのパート、アルバイトの時給は800円程度なので、倍以上稼げるわけです。
ですので、定年を迎えたからといって、完全に看護師を引退するのは勿体無いです。
心と体の健康のためにパートやアルバイトで働き続けることをオススメします。
■定年退職後の生き方について
1990年代前半までに定年退職された方は、預貯金に頼ることなく年金(公的年金+
企業年金+個人年金)だけで十分生活できるくらいのお金を支給されていました。
当時の企業年金と個人年金は大変素晴らしく、全部合わせる手取りで40万円以上支給
されるので、働かなくても預貯金を崩すこと無く十分生活できてしまうわけです。
しかし、すでに企業年金も個人年金も魅力あるものではありません。
老後の暮らしを真剣に考えないと大変な時代に入ってます。
実際に70歳くらいまでは、誰もが働く世の中になりつつあります。
しかし、正社員として定年退職する前と同じ条件で働ける人は殆どいません。
「嘱託」で定年退職した後も同じ会社で働ければ良い方です。大半の方は退職後にそれ
までと違う仕事でアルバイトしながら細々と生活している方が圧倒的に多いです。
しかし看護師さんは働こうと思えば、それまでの経験を生かして働くことができます。
また働き方が多様化しているので非常勤で働けば自分のペースで働けます。
しかも時給が高めに設定されているので、十分生活することができます。
ですので、定年退職したあとにもイキイキ生活されている方が多いんです。