■育児休暇は労働者の当然の権利
女性の看護師さんは、結婚・出産をきっかけに退職される方が少なくありません。
本来であれば育児休暇を取得して、できるだけ長く同じ職場で働き続けたほうが何かと
メリットが多いのですが、知ってか知らずか取得せずに退職されてしまいます。
育児休暇は、労働者にとって当然の権利です。育児・介護休業法で定められています。
育児・介護休業法は、労働者が育児や介護などを行いながら働けるように支援する目的
で制定されており、女性だけでなく男性の看護師さんも取得することができます。
■育児休暇は絶対にとりましょう!
都会では核家族化が進んでいるため、自分の他に子育てをする人が誰もいないケースが
非常に多く、多くの方が子育と仕事を両立させることに苦労されています。
両親がすぐそばに住んでいれば、子供の面倒をみてもらえますが、そうでないとすべて
を自分たちで行わなければならないので、慣れるまでは本当に大変なんです。
特に初めて出産された方の場合は、何かと育児に対して不安があるかと思います。
ですので、無理をせずに必要に応じて休暇願いを出して適度に休みましょう。
育児休暇は労働者の権利なのですが、人材不足で職場が忙しいため遠慮してしまい、
取得するのをためらう方が多いのですが、無理をして体を壊しては意味がありません。
子どものためにも無理をせず適度に休暇をとりましょう。
■こんな職場では仕事と家庭の両立は厳しい
職場に結婚されている方が極端に少ないと子育に対して理解度が低い場合があります。
できるだけ同じ職場で働き続けるためにも非常に重要なポイントです。
また転職やブランク明けの復職の場合も、この点が非常に重要になります。
また育児休暇後も子育ては続くわけですから、託児所のある医療機関に勤務することが
理想です。託児所があるところは、子育に対して理解が高い所が多いです。
子どもと一緒に通勤し、子供を預けてる間は安心して働くことができます。
上述した点を全く満たしていない職場は圧倒的に独身者が多いので、家庭と仕事の両立
を目指す看護師さんに対する理解が低いため、休みも取りにくく、働きにくいです。