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■一般の会社で40歳を過ぎて再就職は困難!


男女を問わず一般の会社で働く40代の方が再就職するのは本当に大変です。


欧米では、40代でもキャリアチェンジする人が珍しくありませんが、日本では、
よほど前職で高い「実績」がない限り、ほぼ不可能と考えた方がいいかもしれません。


ですので仮に転職するにしても、キャリアアップのための転職ではなく、会社が倒産、
もしくは倒産寸前、リストラなどを理由とした再就職が多いようです。


ですので、40代のサラリーマンの方の悩みは非常に深刻です。


長い人になると20年以上同じ会社で勤務していたわけですから、退職を決意すること
自体容易なことではありませんし、就職活動そのものが非常に大変です。


このため退職したことを後悔するケースも多いのが現状です。


独身の方は自分の生活だけ考えればいいですが、家族があって、しかも高校生や大学生
のお子さんがいる場合は、下手をすると身動きが取れなくなってしまいます。


失業保険を受給している間に就職が決まらなければ、アルバイトを掛け持ちしながら、
就職活動をすることとなり、それでも決まらないと契約社員で働くことになります。


そうなると、前職よりも収入が3割4割減となってしまいますので、正直特別な理由が
無いかぎり、30代後半に入っての転職をオススメすることはできません。







■看護師さんは40歳を過ぎて再就職できるの?


一方、看護師さんの場合は何より「臨床経験」が高く評価されますので、待遇面で特別
こだわらなければ「再就職」に対するハードルはそれほど高くありません。


しかし40代の看護師さんが再就職を決意する理由は深刻な場合が少なくありません。


40歳をすぎれば、慣れ親しんだ職場で定年まで働きたいと考えるのが普通です。


40代の看護師さんの中には中間管理職として働いているケースが多いです。


そうした場合、上と下に挟まれる恰好で大きな責任に苦しめられてしまいます。


また、40代に入ると誰でも体力的にもガクンと落ちる年代なので、「このまま看護師
として働き続けることができるのか?」真剣に悩んでしまうのです。


このため精神的に追い込まれてしまい、仕方なく退職することを選択します。


もちろん持病の治療や介護など家庭の事情によって退職する方も多いです。


仕事だけでなく家庭でも色々な問題を抱えてるため、心が休まる暇がありません。





■やむえず退職するケースが圧倒的に多い


40歳でさらにキャリアアップするために転職するといったケースは少なく、むしろ、
40歳を超えると家庭の都合や健康面など私的なことで退職するケースが多いです。


女性看護師の場合は旦那さんが栄転することとなり、退職されるケースも多いです。


いずれにしても仕事を理由に退職するのは30代前半くらいまでです。


40歳くらいになれば、皆さんそれなりのポジションについています。


それまでに何度も壁にぶつかり、仕事を「 辞める辞めない 」で悩み苦しみながらも、
自ら乗り越えてきてますので、余程のことがない限り自ら退職しようとは考えません。


40歳を過ぎてから自らの意思で転職する場合、大抵健康に問題があります。


肉体的にも精神的にもハードな病棟勤務を定年まで続けるのは正直大変です。


このため出来るだけ長く働けるようにと、自分の健康状態に合わせて、働きやすい職場
に転職しようと考えます。つまりそこまで過酷な状況に追い込まれていたわけです。






■40歳を過ぎた看護師が働きやすい職場とは?


では40代の看護師さんが再就職先する場合、どういった職場が良いのでしょうか?
常勤、非常勤を問わず激務をこなさなくても良い職場を中心に選ぶ傾向が強いです。


例えば常勤であっても「 夜勤 」や「 時間外勤務 」が少ない職場です。


大学病院や総合病院などの大型病院では難しいですが、求人数は少なくても個人が経営
するクリニックならぴったり条件にあてはまりますので、十分実現可能です。


また何らかの持病がある方の場合は身体にかかる負担が小さい仕事を探します。


デイサービスや老人ホームの介護施設は夜勤がないところが少なくありません。


しかし、看護の仕事だけでなく介護の仕事も行わなければならない職場が多いです。


このため慢性的な腰痛などで苦しんでいる方にはオススメできません。


その他にも企業や行政機関などの施設内にある「医務室」や「健康管理質」での仕事も
ありますので、特別不安に感じる必要は全くありません。