■一度は他の仕事に就く人も多い?
ご存知の通り看護師さんの仕事は肉体的にも精神的にも非常にハードですよね。
また人間関係の問題も他の業種では考えられないくらい複雑です。
ですので一度も転職することなく看護師の仕事を辞める方も少なくありません。
しかし、中には再び看護の仕事に戻ってくるケースがあります。
大抵みなさん一度は他の職についています。仕事そのものは看護師の仕事より楽でも、
看護師の仕事に優る喜びや充実感はないと気づかれるようです。
こうした理由から実際に再就職されるケースは多いです。3年働けば一生ものの財産
を手にいれるようなものですから、これを放棄するのは本当に勿体無いです。
ですので、いかなる理由があっても完全に辞めてしまうことはオススメできません。
それよりも他の職場へ転職されたほうがいいです。
■なぜ自ら再就職することを放棄するのか?
とはいっても看護師の仕事しか知らないわけですから、今いる職場に不満があって、
看護師の仕事自体に興味が薄れている状態では他の仕事が良く見えてしまいますよね。
しかし、一度看護師の仕事を離れてしまうと再就職するのは大変なんです。
ブランクが長くても求人は沢山あるので再就職できます。
問題は自ら「無理だ」と、再就職すること自体あきらめてしまうのです。
こうした背景には復職することへの不安があります。人間は残念ながら良い方向に事が
進むことを期待しながら、悪いことばかり考えてしまいます。
すると自信がくなります。そして、さらに不安なことを考えてしまうのです。
ですので、潜在看護師さんの中には再就職したいと希望している方が非常に多いです。
みなさん、何らかしらのきっかけを求めています。
■きっかけがつかめれば再就職はうまくいく!
やはり何か特別な理由がないかぎり、再就職を強引に推し進めようとしないようです。
再就職するきっかけとなるのが、家庭における経済的な問題が生じたときです。
例えば、お子さんが高校や大学へと進学する過程で学費や塾などにかかる費用が家計を
圧迫するようになっため、看護師として再就職するケースが比較的多いです。
長い不況から日本経済の構造が大きく変わり、旦那さんの会社が100%安泰といった
保証がないので、少しでも家計を助けになればという思いから復職されるようです。
また、人によっては経済的には非常に恵まれた環境にありながら、ある日突然社会との
つながりを漠然と求め、看護の仕事に戻ってくるケースもあります。
事実「東日本大震災」のさいには沢山の方が復職されています。
そして、ボランティアとして沢山の人達が現地を訪れて被災者の看護にあたった事実は
いたるところで報じられ、国内だけでなく海外でも感動を呼びました。
こうした何らかしらきっかけがあって皆さん復職されています。
しかしこれだと精神的に大変なので、長期のブランクが生じないで済むように、パート
などで、非常勤として看護師の仕事を自分のペースで続けることをオススメします。