■面接でもコミュニケーション能力が問われる


看護師さんの仕事は医療の専門職でありながら、究極のサービス業でもあります。


患者さんと接するにあたって、しっかりコミュニケーションを取らなければ当然色々
な問題が生じるわけですから、面接の場でもコミュニケーション能力が問われます。


とはいっても専門のインストラクターのように振る舞う必要はありません。


取るべき行動はシンプルです。面接官から尋ねられた質問に対して、きちんと答える
だけです。そのさいに適切なスピードで、はっきり答えて下さい。


声の大きさに関してですが、面接官よりもほんの少しだけ大きな声になることを意識
してください。無理に大きな声をあげる必要はまったくありません。


よく面接関係の書籍には、「 大きな声で答える 」と書かれていますが、それよりも
分かりやすく答えることのほうが重要です。そのために応募書類が重要になります。





■しっかり応募書類を作成することで面接で勝利する


志望動機をしっかりまとめることによって、面接官があなたに対する質問をしやすく
するわけですが、これにより、面接官の質問をある程度コントロールできます。


やり方についてですが、非常にシンプルです。


志望動機の欄で結構なので、面接官が質問しやすいように看護観やこれまで経験して
きたことをまとめ、これらのことを求人先の病院で最大限貢献したいとします。


例えば「脳神経外科病棟」で働いていたと仮定します。


いかに過酷な状況で毎日真剣に患者さんと向き合ってきたかを説明し、そこで培った
スキルと知識を求人先の病院で最大限貢献したいとするわけです。


そうすると必然的にこれを確認するために集中的に質問されます。すでに自己分析が
しっかりされており、自分の考えが明確になっているため好感がもたれやすいです。


後はそれに対して答えるだけなので、無駄がないうえに双方にとってもやりやすさを
感じることでしょう。そうなれば「好印象」を与えるには十分です。





■最高の自分をアピールする方法とは?


皆さん一番苦労するのが自分をアピールすることです。


我々日本人の多くが自己アピールに苦労しています。


そうした中で我々日本人が一番心に響くのは他人の「苦労話」です。


みなさん心の底では「お涙頂戴」が大好きなんですよね。


もちろん露骨過ぎるのは嫌われますので、これまでの経験で一番大変だったこと、
そしてそれをどう乗り越えたのか、出来るだけシンプルにまとめて伝えましょう。


人間誰しも失敗を犯すわけですが、問題はそれをどう対処したかですよね。


逃げずに向き合ったからこそ今があるわけです。それを最大限にアピールしましょう。


また求人先の病院や施設についてもしっかりリサーチしてください。


面接官の質問に適切な答えで返すためにも、絶対に必要です。


悲しことに、求人先のホームページすら見ないで応募する方が少なくありません。


当然「こんなことも知らないで応募してきたの?」となります。


こうした点を含めて事前にしっかり準備しておけば、本番も大丈夫です!